LINEは個人コミュニケーションだけではなく、美容室や飲食店などの店舗以外にも、企業やブランドなど、さまざまなビジネスにおいてお客様との接点として活用されています。
しかし具体的な活用方法や機能についてはよくわからない、という人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、美容室がLINEを効果的に活用する方法について詳しく解説します。
まずは資料をご覧ください
目次
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、コミュニケーションアプリ「LINE」の、ビジネス用のアカウントのことです。企業や店舗がアカウントを作り、ユーザーへ直接情報を送信することができます。
個人で使用しているLINEアカウントと「友だち」になることで、新商品やイベントの情報以外にも、クーポンなどのサービスや特典を送信できます。
また、トークでスタンプを送信したりアンケート機能を利用したりと、LINEに備わっている機能を個人アカウントと同じような感覚で利用できます。
美容室がLINE公式アカウントを使うメリット
美容室がLINE公式アカウントで集客することで、どのようなメリットを得ることができるのでしょうか。ここでは、LINE公式アカウントを活用して集客するメリットを3つ紹介します。
美容室がLINE公式アカウントを利用するメリットについては、下記の記事でも解説しています。
予約が手軽にできる
電話予約が苦手なお客様や、営業時間外でないと電話ができないお客様も、LINEならチャット感覚で希望日時を伝えられます。
また、普段から多くの人が利用しているLINEで予約を受け付けることで、お客様の予約に対する心理的ハードルが下がることも期待できるでしょう。
さらに、サロンが営業時間外でもメッセージを受け取れるため、24時間体制で予約の申込みを受け付けやすくなります。予約システムと連動させれば管理も効率化できます。
メッセージ開封率が高い
LINEヤフー社の公表によると、メッセージ配信の平均開封率は55%だそうです。一方メルマガの場合は、業種や調査方法などで変わるものの、一般的な開封率は20%前後といわれています。
このように、メールマガジンと比較して、LINE公式アカウントのメッセージは開封率が非常に高い傾向にあります。そのため、お客様にメッセージを確認してもらえるチャンスも増えることが期待できるでしょう。
引用元
LINEヤフーマーケティングキャンパス|メッセージ配信
お客様情報が蓄積できる
友だち登録や予約を通じて、お客様のデータが蓄積されます。
来店履歴や施術の好みなどを分析することで、配信内容やクーポン設定を個別に最適化しやすくなり、経営改善にも活用できます。その際、友だち登録してるお客様ごとに、メモやタグ付け機能を活用して、情報を記録することもできます。
お客様一人ひとりから、全体の来店傾向まで、お客様のさまざまなニーズを可視化できる点が魅力です。
LINE公式アカウントの主な機能
LINE公式アカウントにはメッセージ配信や1:1チャット、リッチメニューなど豊富な機能があります。
お客様にとってメリットを感じやすいクーポンやショップカードなどの要素を取り入れれば、来店モチベーションを高めながらお客様とのつながりを継続できます。
美容室の経営に効果的な5つの機能を見ていきましょう。
1.メッセージ配信
メールよりも高い開封率が期待できるため、キャンペーンや施術メニューの告知にうってつけです。
受け取った人がすぐに確認してくれる可能性が高く、販促効果を高めやすい点が魅力です。
2.1:1チャット
個別の問い合わせに対応したり、要望を細かくヒアリングしたりできます。
電話のようにタイミングを合わせる必要がないため、お客様とのやり取りがスムーズになり、来店前後のケアもしやすくなります。
3.リッチメニュー
トーク画面の下部にボタン状のメニューを配置できる機能です。
予約ページやメニュー一覧、アクセス方法などをアイコンでまとめられるため、必要な情報に迷わずアクセスしてもらえます。
4.クーポン
期間限定や来店回数に応じた特典など、柔軟に設定することで新規客の獲得やリピーターの定着を促せます。
紙のクーポンより管理が簡単で、利用状況もデータとして残せるため分析にも役立ちます。
5.ショップカード
ポイントカードをデジタル化できる機能です。
紙のカードを忘れたり紛失したりする心配がなく、リピートを重ねるほど特典を受け取りやすくなります。来店ごとにポイントを貯めてもらう施策として効果的です。
LINEで美容室の予約を受け付ける方法
LINE公式アカウントを使って美容室の予約を受け付ける方法は、主に3つあります。
ここでは、それぞれの方法の特徴を順番に紹介します。
LINEで美容室の予約を受け付ける方法については、下記の記事も参考にしてください。
個別チャットを活用
ひとつめは、LINEの個別のチャット機能を利用して予約を受け付ける方法。
お客様との直接やり取りが可能で、細かな要望も聞くことも可能です。
ただし、基本的には営業時間中のみの対応となる上、個別の対応に手間がかかり、予約情報を予約台帳などに記載する作業なども発生します。
さらに、やり取り中に別の予約が入り、枠が埋まってしまう可能性もあります。
外部システムとの連携
ふたつめは、外部システムと連携する方法です。
LINEと外部の予約管理システムを連携させることで、個別対応の手間を省き、24時間いつでも予約を受け付けることが可能になります。お客様は空いている日時を自分で確認して予約できるようになるため、美容室側・お客様側双方の利便性向上につながるでしょう。
連携可能なシステムはさまざまですが、美容室への導入なら、美容サロン向け予約管理システム「リザービア」がおすすめです。リザービアは単なる予約管理だけではなく、美容室の運営に役立つ機能を多数搭載しており、店舗の業務効率化に役立つでしょう。
LINEと連携できる予約管理システムの選び方については、下記の記事も参考にしてください。
LINEミニアプリ
みっつめの方法は、LINEミニアプリの導入です。
LINE公式アカウントの機能ではありませんが、LINE公式アカウントと併用することで、より細やかなサービス提供が可能になります。専用システム開発のコストを抑えながら、店舗専用のアプリをお客様に提供できるようになるでしょう。
ただし、導入のためにはアプリの開発が必要なり、個人ではなかなか難しいため、開発サービスを提供している予約システムなどと一緒に申し込むことをおすすめします。
LINE公式アカウントの友だちを増やす方法
LINEを利用した集客を強化するには、まず友だちを増やすことが重要です。ここでは、友だちを増やすための具体的な方法を3つ紹介します。
友だち追加特典を用意する
友だち登録をしてもらうには、お客様にとってのメリットを明確に示すことが重要です。
割引クーポンや限定情報の配信など、登録することで得られる具体的な価値を分かりやすく伝えましょう。
公式アカウントの存在を知らせる
店頭や店内に公式アカウントのQRコードを記載したポスターやPOPを設置したり、SNSやウェブサイトに掲載したりして、積極的に存在をアピールしましょう。
お会計の際に、スタッフから直接声かけをするのも効果的です。
認証済みアカウントになる
認証済みアカウントとは、LINE株式会社による審査を受けた公式アカウントのことです。
認証済みアカウントになることで、LINEアプリ内の検索結果に表示されるようになり、友だち追加されやすくなるなどのメリットがあります。
さらに、「友だち追加広告」という広告出稿による友だち獲得方法も利用できるようになります。
認証済みアカウントになるためには、審査を受ける必要があります。アカウント作成時または管理画面から申請できるので、申請を検討してみてください。
まずは資料をご覧ください
LINEの活用方法を理解して美容室の集客に役立てよう
LINEを美容室の集客手段として導入することで、メッセージ配信・クーポン・ショップカードなど、さまざまな機能を活用してお客様とコミュニケーションを取れるでしょう。
さらに、より効率的にLINEを活用するためには、予約管理システムとの連携がおすすめです。これにより、予約管理業務を効率化できるだけでなく、お客様側の利便性向上も期待できます。
LINE公式アカウントの機能を存分に活用し、美容室の集客・運営に役立てましょう。