本屋さんや雑貨屋さんなどで、POP(ポップ)が置かれているのを目にすることもあるでしょう。そんなPOPですが、エステサロンでもうまく活用することで、お客様の購買意欲を高め、売り上げアップに繋げられます。
今回はエステサロンで活用するPOPについて、メリットから書き方、実例までくわしくご紹介しますので、エステサロンで使うPOPづくりの参考にしてくださいね。
- サロンのリピート率を増やしたい
- クーポンサイトを脱却したい
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目次
エステサロンのPOPとは
そもそもPOPとは、お店に置く広告のことです。お店のなかでお客様の目につく場所にPOPを貼っておくことで、サロンの商品やサービスなどの情報をお客様に伝えられます。
たとえば、エステサロンではサロンで使用する商品の販売や施術サービスなどの案内にPOPが使われるのが一般的です。
これらの情報を記載したPOPをお客様が目につきやすい場所に貼ることで、売上アップに繋がる可能性があります。
エステサロンでPOPを作るメリット
エステサロンでPOPを作る一番のメリットは、お客様にサロンで取り扱う商品・サービスのことを認知してもらえることです。POPはお客様が目につく場所に置くため、スタッフが直接説明をしなくとも、お客様に情報を伝えられます。
結果として、POPで伝えた情報が施術のリピートやオプションの追加などを検討してもらえる判断材料となるため、売上アップにも繋がるということです。
エステサロンでPOPを活用する目的
エステサロンでは、どのような目的を持ってPOPを活用していけばよいのでしょうか。ここでは、エステサロンでPOPを活用する目的をご紹介します。
商品の案内
エステサロンでは、エステの施術のほかに化粧品やコスメを販売しているところも多いです。そこで、販売している商品の案内にPOPを活用するのがおすすめ。化粧品やコスメなどの商品は施術中や施術後にスタッフから口頭でおすすめすることも可能ですが、言葉で伝えることがむずかしい場合もあるでしょう。
しかし、受付などにPOPを掲載しておくことで、スタッフが毎回説明しなくてもお客様に商品の存在を知ってもらえると同時に興味を持ってもらえる可能性があります。
施術メニューの案内
施術メニューの案内にも、POPの活用が有効です。エステサロンでは、新メニューやオプションを定期的に追加していくこともあるでしょう。
その際に、受付やお手洗いなどのお客様の目につく場所におすすめしたい案内POPを掲載しておくことで、お客様に新メニューやオプションを認知してもらえます。
サロンのHP、SNS、メルマガなどの案内
POPは使い方次第では、エステサロンのHPやSNS、メルマガなどの案内に活用することも可能です。たとえば、POPにHPを見たり、SNSやメルマガをフォローしたりすると割引サービスなどを受けられるなどのメリットがあることを記載するとよいでしょう。
そうすることで、お客様がHPを見に行ったり、SNS、メルマガのフォローをしてくれたりすることがあります。
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エステサロンでPOPを作成する際に書くべき内容
エステサロンでPOPを作成する際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。ここでは、POPを作成する際に書くべき内容を確認しておきましょう。
基本情報を簡潔に記載
まずは、必要最低限の基本情報である「商品名」「特徴的な成分」「数字」などは、忘れずに記載しましょう。これらの基本情報を書く際に注意すべきことは、簡潔に記載することです。POPに書かれている内容があまりにも長すぎると、お客様の印象に残らなくなってしまいます。
POPには、必要最低限の情報を長すぎず簡潔にまとめるということを意識しましょう。また、特徴的な数字を記載するとインパクトがあります。そのため、文字だけでなく数字も活用してみるのがおすすめです。
商品の値段も忘れずに
商品名とともに、商品の値段を忘れずに書くことも重要です。商品のポイントだけを記載して、商品の値段がわからないと、お客様の購買意欲はなかなか上がりません。しっかりと商品の値段も書いておくことで、お客さまにとってわかりやすいPOPとなります。
また、商品がキャンペーン中である場合には、通常価格とキャンペーン価格を記載しておくことで、「今商品を買った方がよい」と印象づけられるでしょう。
キャンペーン名・キャンペーンの期間
現在進行しているキャンペーン、これからスタートさせるキャンペーンがある場合には、キャンペーン名・キャンペーン期間を記載しましょう。キャンペーンで今の時期がお得であると印象づけることで、お客様の購買意欲向上が期待できます。
また、季節のイベントや季節的なお悩みに合わせたキャンペーンなどを打ち出すことができれば、より自然にお客様にお得感を伝えられるでしょう。
売上アップに繋がるPOPの書き方
実はPOPには、お客様が購買意欲を持ちやすいものとそうではないものがあります。せっかくPOPを作っても、売り上げに繋がらないと意味がありませんよね。
そこで、ここでは売上UPに繋がるPOPの書き方についてくわしくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
一目でどんな商品かわかる
POP作成でとくに大事なのは、一目でどんな商品かわかるように書くことです。人間は第一印象で判断します。
そのため、一目でPOPの内容がなにを示しているかわからないと、その後の興味を抱きにくいです。反対に一度興味を持つと、内容をしっかりと確認することが多いといわれています。
そこで、POPに書く情報量はできるだけ少なくし、シンプルな内容でパッと見てどのような商品なのかわかるように工夫しましょう。そうすることで、お客様が自然にPOPに注目し、効率的に商品に興味を持ってもらえるはずです。
文字の大小にこだわる
POPに書く文字の大きさにも、変化を持たせてみることが大切です。POP内で文字の大きさがすべて同じであると、どの情報が重要な情報なのかがわかりにくくなってしまいます。
そこで、POP内の重要な情報の大きさやフォントを変え、重要な情報に自然に目が行くように工夫してみましょう。文字の大きさなどを少し工夫するだけでも、お客様に見てもらえるPOPに変えられます。
必要に応じてイラストや写真を
POPを書く際には、できるだけイラストや写真を使用するのもよいでしょう。商品の内容や効能をPOPに記載していても、文字だけではなかなかイメージすることがむずかしいものです。
そこで、商品のパッケージや効能(ツヤツヤ、すべすべなど)のイラストをPOPに使用するだけで、お客様は商品を使用したときのイメージまで思い浮かべられる可能性があります。
お客様がPOPから商品を使用したあとのよい変化を思い浮かべることができれば、お客様の購買意欲はかなり高まっている状況でしょう。
手書きや使ったときの感想などで親近感を演出
POPを作成する際には、手書きで書いたり、商品を使用した際の感想を盛り込んだりすることも有効です。POPは堅い印象よりも、柔らかく親近感を持てるものにするのがおすすめ。
パソコンでの作成は技術が必要であり、無機質な出来上がりになりがちです。もしも、手書きのイラストやデザインが得意なスタッフがいるのであれば、書いてもらうのもよいでしょう。
むずかしければ、パソコンで作成したPOPに手書きでワンポイントを加えてみるのもおすすめです。お客様に少しでも親近感を持ってもらえるように工夫してみましょう。
カラーも使って目の引くデザインに
POPにカラーを活用することも、非常に有効な手段のひとつです。カラーを使って色味を出すことで、より目の引くデザインに仕上げられます。
しかし、ここで注意が必要なのが、POPにカラーを使いすぎるとなにが重要かわからなくなってしまうことです。POPに使うカラーは、できるだけ3色以内に抑えましょう。本当に伝えたい内容やキャッチコピーにカラーを使用するのがおすすめです。
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エステサロンのPOP実例
ここまで、POPのメリットや書き方をご紹介してきました。しかし、実際にPOPを見てみないとなかなか作成のイメージが湧きにくいという人もいるかもしれません。
そこで、ここからは実際にエステサロンで使用されているPOPの実例をご紹介します。それぞれのデザインのポイントなども解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
イラストやフォントの工夫でわかりやすいデザイン
実例リンク:https://www.pinterest.jp/pin/786652259897103879/
こちらのPOPはイラストやフォントが工夫されており、親近感を感じられるデザインが特徴です。情報も簡潔にまとめられているため、思わず手に取ってみたくなるようなデザインとなっています。
一方で、商品名や値段、効能など伝えなければいけないことは目で見てしっかりと伝えられているようです。また、吹き出しなども非常にうまく活用されています。
商品名や成分がわかりやすいPOP
実例リンク:https://www.pinterest.jp/pin/10414642874714752/?mt=login
こちらのPOPは商品名や成分がわかりやすく記載されており、どのような用途で使用するのかも一目でわかるように工夫されています。
とくに工夫されている部分としては、成分の文字は大きくし、カラーは3色をうまく活用している点でしょう。下地を黒くすることで、少ないカラーで目を引くデザインにまとめています。
季節のイベントとリンクさせ購買意欲アップ
実例リンク:https://www.pinterest.jp/pin/409686897346585405/?mt=login
こちらはクリスマスまでの期間限定という時間制限を設けることで、クリスマスまでに買いたいという購買意欲を掻き立てるPOPです。イラストで効能が一目でわかり、吹き出しの使用で現状の悩みにしっかりと訴求できています。
期間限定のキャンペーンを活用しつつ、お客様の悩みに焦点を当てることでお客様が共感しやすいデザインとなっているのが特徴です。
POP作成に役立つフリー素材サイト
エステサロンでPOPを作成するときに必要となるのが、イラストや写真などの素材です。しかし、エステの通常業務で忙しいなかでスタッフ自身がイラストを書いたり、写真を撮ったりするのもむずかしいこともあるでしょう。そこで活用してもらいたいのが、フリー素材サイトです。
ここでは、エステサロンのPOPを作るときに役に立つおすすめのフリー素材サイトをいくつかご紹介します。
O-DAN
O-DANは海外のフリー素材サイトで、SNS映えもバッチリなオシャレな写真が勢ぞろいしています。海外サイトですが、日本語での検索も可能なので安心して使用することが可能です。
ただし、「エステ」というワードでの検索ではヒットしないこともあるので、このワードでよい素材が見つからないときは、「美容」や「スパ」などの類似キーワードでも検索してみてください。
Pixabay
Pixabayは、海外のおしゃれな写真が多数掲載されているのが特徴のフリー素材サイトです。写真以外にもイラストや動画のフリー素材もあり、高画質な写真がダウンロードできます。
こちらも海外の素材サイトですが、日本語検索にも対応しているので、ぜひ一度チェックしてみるとよいでしょう。
写真AC
日本の素材サイトである写真ACはアカウントの登録が必要ですが、無料で登録することも可能です。写真も高画質で、日本人モデルの写真が多く揃っているので、日本のエステサロンでも比較的使用しやすいでしょう。
また、エステ系の写真も豊富に取り揃えられています。ただし、無料会員の場合は一日のダウンロード数に制限があるため、注意が必要です。
エステサロンの売り上げアップや集客に関する相談ならリザービア
エステサロンの売り上げや集客をアップさせるのに、POPを活用することはとても大事なことです。しかし、POP作成以外にも集客についての知識を身につけたいのであれば、美容系サロンに特化したサービスを展開しているリザービアにご相談ください。
リザービアでは、予約管理をおこなえる機能はもちろんのこと、LINEやインスタグラムを活用した連携予約などのサービスを展開しています。まずは、お気軽にお問い合わせください。
POPを活用して売り上げアップや集客に繋げよう
エステサロンで取り扱う商品やサービスを紹介する目を引くPOPを作成することで、お客様の興味・関心を引き、購買意欲を掻き立てさせることが可能です。また、お店のなかの適切な場所にPOPを配置することで、エステサロンの売上をアップさせられる可能性があります。
とはいえ、POPはただ作成すればいいというものではなく、書き方やデザインに注意して作成することが大切です。今回ご紹介したポイントや実例を参考に、エステサロンで目を引く素敵なPOPを作成し、売上げUPや集客に繋げてみてはいかがでしょうか。