ヘアサロン・美容室で自店のホームページを作りたい、もしくは作るべきかどうか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ホームページにはさまざまな役割や目的があるため、作ることをおすすめします。
そこで、ホームページが果たす役割を解説したのち、ホームページに盛り込むべきコンテンツ内容や制作時に意識したいポイントをお伝えします。ぜひ自店のホームページを作るときに役立ててみてください。
目次
ヘアサロンのホームページの目的・役割
ヘアサロン・美容室では、何のためにホームページを作るのでしょうか。まずはホームページの目的や役割をきちんと理解してから作成することが大切です。そこで、4つの点に分けてホームページの目的・役割を紹介します。
1.どんなお店なのかというイメージを知ってもらう
1つめは、お店の雰囲気を伝える目的です。自分に合うヘアサロンを探している顧客に自店のイメージを理解してもらうことは、サロン選びのときの重要な要素になります。
ホームページという「自由に表現できる場所」を最大限に活用し、自店のオリジナリティや強みを存分に伝えて、お店の雰囲気をつかんでもらいましょう。
2.お店のブランディング
2つめは、自店のブランディングをする目的です。ホームページでコンセプトを明確に打ち出し、お店の強みや顧客に与えることができるメリットなどを伝えることにより、顧客にとっての自店の価値を高めます。
3.顧客を獲得する
3つめは、顧客を囲い込む目的です。ホームページを訪れた見込み客や既存顧客に自店の魅力を知ってもらい、共感を得たり安心感・信頼感を感じてもらったりすることにより、初来店・リピートにつなげましょう。
4.キャンペーンや最新情報を伝える
4つめは、キャンペーンの開催や新しいメニューの登場などの情報を告知する目的です。
SNSや美容室ポータルサイト（検索サイト）に掲載するのもよいですが、他の投稿や他店の情報に埋もれてしまってリーチできない可能性があります。そのため、ホームページにもわかりやすく載せて、見てくれた相手にしっかりアプローチしましょう。
ヘアサロンのホームページに載せるべき内容とは
ヘアサロンのホームページの役割がわかったところで、次に、ホームページにはどんな情報を載せればいいのか、必須のコンテンツをお伝えしていきます。
店舗名・所在地
まず、店舗の名前や場所は欠かせません。特に、横文字のおしゃれな店名や難読漢字などの場合は、読み方もきちんと書いておきましょう。
店舗の所在地も、顧客が来店時に迷わないように番地まで正確に記載することが大事です。最寄り駅からのアクセス方法や、近くにある目印になる建物などを書いておくと親切です。
営業時間・店休日
顧客が予約を入れるときに困らないよう、営業時間や休業日もわかりやすく載せましょう。曜日によって営業時間が異なる場合は、曜日ごとに記載します。定休日だけでなく、臨時休業がある場合もわかりやすいように表示しておきましょう。
また、飛び込みや当日予約が可能かどうかも記載しておくと、たまたま予定が空いた顧客がホームページを見た際に役立ちます。
電話番号
店舗の電話番号も掲載しましょう。電話での予約を受け付けず、ネット予約をメインにする場合でも、顧客が予約時間に遅れそう・道に迷ったなどの理由で急な連絡をしたいときに電話番号が必要になることもあります。
ひとりで営業しているヘアサロンなどでは、施術中は電話応対ができないこともありますが、その旨を併記したうえで番号を記載しておくと安心です。
メニュー・料金表
メニューや料金も明記します。特にはじめて利用するヘアサロンの場合、顧客は料金がどのくらいかかるのかわからないと不安に感じてしまいます。
カット・パーマ・カラーなどを単体でする場合と、セットにすることによりお得になる場合は、どちらもわかりやすく掲載することが大切です。単品の価格を書いておくことで、セットにしたときのお得感も伝わりやすくなります。
なお、料金は税込み価格で表記しましょう。
お店のコンセプト
自店のコンセプトも明示しましょう。美容室は日本国内に25万軒以上あるといわれています。顧客を獲得するには他店との差別化が重要なため、自店のこだわりや大切にしていることなどを理解してもらうことが大切です。
美容室のポータルサイトなどに登録しているサロンも、自店のホームページでは内容をより詳しく充実させ、他店にはない魅力を積極的にアピールしましょう。
お店の写真
文字情報ばかりでは、見るほうも飽きたり面倒に感じたりしてしまいます。視覚的にわかりやすい情報として、お店の外観や店内の写真を載せることも重要です。
顧客は掲載された写真から、入りやすそうか、好みの雰囲気か、おしゃれであるかなどを判断します。利用するかどうかを決めるポイントのひとつにもなるので、こだわった写真を使いましょう。
スタイリングの写真
「スタイルギャラリー」とも呼ばれるスタイリング写真は、ヘアサロンにとって「商品画像」であり、どんなヘアスタイルができるのかというイメージを伝えるために重要です。
美容師のセンスや技術が問われる部分でもあるため、プロのカメラマンに撮影してもらうなどして、さまざまなアングルから撮った多彩なスタイリング写真を掲載しましょう。
また、髪型には流行があるため、何年も前のものをそのままにしておくのではなく、常に最新のスタイルを見てもらえるようこまめに更新することも大切です。
スタッフ・スタイリスト紹介
サロンに所属しているメンバーを紹介するページも作りましょう。顧客の好感度を得たり、安心感を持ってもらったりするために重要です。スタッフの名前・経歴・得意なスタイリングなどの簡単な紹介文と、可能であれば写真も載せます。
Web予約フォーム
昨今では、オンラインで美容室の予約を受け付けるのが主流です。せっかくホームページを作るのであれば、Web予約をするためのページも用意しましょう。
インターネット予約のメリットは、店舗の営業時間や定休日を気にせず予約を入れられる点。美容室ポータルサイトや予約管理システムを利用しているヘアサロンは、連携するとさらに便利です。
ヘアサロンのホームページ作成のポイント
前章で見てきたように、ヘアサロン・美容室のホームページには、たくさんの情報を掲載することが重要です。では、最後に、ヘアサロンのホームページを作るときのコツや考慮したい点をチェックしてみましょう。
1.目的をもとにターゲット（ペルソナ）を設定する
美容室のホームページには、自店のことを知ってもらう・顧客を獲得することなどの目的があることを冒頭で伝えました。そこで、自店ではどの目的を重視するのかを考慮しつつ、「ペルソナ」と呼ばれる、自店のターゲットになる架空の人物像を設定します。
性別・年代・仕事・ライフスタイル・髪に関する悩みなどを細かく絞り込むことで、ペルソナの心に響かせるためにどうすればいいのかがおのずと見えてきて、ホームページに反映させることができるのです。
2.お店の世界観をわかりやすく統一する
ホームページ内では、イメージを均一化させましょう。このとき、1で決めたペルソナや、自店のコンセプトに沿った雰囲気を出すことが重要です。
ホームページにお店の写真も掲載するので、内装はこだわりに合ったインテリアや小物などで統一し、世界観を壊さないため、イメージの異なるアイテムなどは使わないようにしましょう。
3.SNSと連携させる
ヘアサロンの集客において、SNSは欠かせない存在です。ホームページをInstagramなどのSNSと連携させて活用しましょう。美容業界ではトレンドが重要なため、双方で最新情報を常に更新しておくことも大切です。
また、美容室ポータルサイトに登録している場合は、ポータルサイトとも連携させましょう。
4.アクセス情報をわかりやすくする
ホームページに所在地を載せることについては前述しましたが、単なる文字情報では、土地勘のない人やはじめて来店する人に伝わりにくいこともあります。
そこで、GoogleMapなどの地図を埋め込み、お店までの経路がわかりやすいよう案内情報を載せましょう。特に、最寄り駅から遠い場所や迷いやすい場所にあるお店の場合は注意が必要です。車で来店する人のために、駐車場を案内することもお忘れなく。
5.スマートフォン対応にする
インターネットを利用する人のほとんどがスマートフォン経由であるという調査結果もあり、顧客の多くはホームページをスマートフォンから閲覧します。そのため、スマホ対応にすることは必須です。
スマホ対応になっていないホームページは文字が小さくて見づらいので、ターゲットがせっかくページを開いてもすぐに離脱されてしまい、顧客を損失する可能性があります。
充実したヘアサロンホームページで顧客を惹きつけよう
ヘアサロンのホームページには、自店の情報を知ってもらって顧客を獲得することはもちろん、顧客にとって有益な情報を告知するという役割もあります。載せるべき項目や作成時のポイントも紹介したので、自店の魅力をしっかり伝えて顧客にアピールしましょう。
なお、煩雑な予約管理にお困りなら、美容系サロンの予約を便利に管理できる「リザービア」の導入も検討してみてはいかがでしょうか。ホームページとの連携もでき、汎用性の高い使い方が可能です。
