アイリストが面貸しを利用する5つのメリットとは?料金相場も解説

アイリストが面貸しを利用する5つのメリットとは?料金相場も解説
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フリーランスのアイリストとして独立を検討しているならば、面貸しを利用して働く方法について知っておくと良いでしょう。低コストで営業できたり自分のペースで働けたりと、フリーランスにとって面貸しを利用するメリットは豊富です。

この記事では面貸しの仕組みや料金体系、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。フリーランスとしての一歩目を踏み出す上で、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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面貸しとはサロンの余ったスペースをフリーランスへと貸し出すこと

面貸しとはサロンの余ったスペースをフリーランスへと貸し出すこと

面貸しとは、サロンのオーナーが未使用のスペースを、フリーランスのアイリストに貸し出すサービスです。サロンのオーナーとフリーランスは雇用関係にはなく、独立した契約関係で成り立っています。

類似したサービスの「シェアサロン」もまた、サロンをフリーランスに貸し出す点で同様です。しかし、シェアサロンがサロン全体をフリーランスに貸し出すのに対し、面貸しの場合は、サロンの一部をスペースとして貸し出す点で若干定義が異なります。

面貸しにより、サロンオーナーは余剰スペースを効率的に活用でき、アイリストは自分のペースで働ける環境を得られ、双方にメリットが生じます。

なお、面貸しではなくシェアサロンについて詳しく知りたい場合には、以下の記事をあわせてご覧ください。

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面貸しの料金体系・相場

面貸しの料金体系・相場

フリーランスはオーナーへ料金を支払って面貸しを利用します。料金の決め方はサロンによって異なり、主な料金体系には以下の3種類があります。

  • 歩合貸し
  • 時間貸し
  • 月額買取

ここでは、それぞれの料金体系についての仕組みや相場を解説します。

歩合貸しの相場

歩合貸しは、売上に応じて一定の割合(歩合還元率)をサロンオーナーに支払う料金体系です。この仕組みでは、アイリストは売上の一部をオーナーに支払い、残りを報酬として受け取れます。

歩合還元率の相場は40〜60%程度であるものの、自前の材料や道具を持ち込むことで70%以上になる場合もあり、サロンによって様々です。

たとえば歩合還元率が60%、売上が5,000円の場合は以下のようになります。

5,000円(売上) × 60%(歩合還元率)= 3,000円(アイリストの報酬)

この場合、アイリストの報酬は3,000円で、オーナーには2,000円を支払うことになります。一方、歩合還元率が40%、売上が5,000円の場合は以下の通りです。

5,000円(売上) × 40%(歩合還元率)= 2,000円(アイリストの報酬)

この場合、アイリストが受け取れるのは2,000円です。客単価が5,000円の条件で50名の施術を行うと売上は25万円でも、歩合還元率60%の場合は報酬15万円、40%の場合は報酬10万円と差が出ます。なるべく歩合還元率の高いサロンを選ぶことが稼ぎやすさにつながるでしょう。

歩合貸しのメリットは、売上がゼロの場合には料金が発生しない点にあります。固定客が少なく、収入が安定しない段階でも、利用しやすい仕組みです。

一方、売上が増えるほど支払う額も大きくなるため、集客が安定しているフリーランスは、後述する「時間貸し」や「月額買取」のサロンも視野に入れるとよいでしょう。

時間貸しの相場

時間貸しは、使った時間に応じて料金を支払うシステムで、1時間単位や1日単位で面貸しスペースを利用できます。料金の相場は1時間あたり1,500円〜3,000円、1日単位で5,000円〜10,000円程度です。

お客様の来店時間に合わせてピンポイントでスペースを借りれば、不要なコストを抑えられます。固定客が少なく、売上が安定していないアイリストにとって、無駄な出費を減らせる点がメリットです。

ただし他のアイリストによって、すでにスペースが押さえられていることもあり、必ずしも希望の時間に利用できない場合があります。早めに予約を入れたり、時間貸しで利用できるスペースを複数見つけたりしておくことで、安定的に営業できるでしょう。

月額買取の相場

月額買取は、家賃と同じように、1ヶ月単位でスペースを借りる方法です。相場は月5〜10万円程度で、売上や利用時間に関係なく固定費が発生します。

月単位で契約するため、利用時間や他のアイリストの予約状況を気にせず、安定した環境で施術できる点がメリットです。

ただし売上が安定しないうちは固定費の負担が大きく、採算が合わなくなるリスクがあります。一方で顧客基盤があり、毎月安定した売上を見込めるアイリストならば、自分専用のスペースを確保し、長期的な施術計画を立てながら、効率的に働けます。

面貸しを利用してアイリストとして働く5つのメリット

面貸しを利用してアイリストとして働く5つのメリット

面貸しを利用してアイリストとして働くメリットを5種類紹介します。

1.働いた分だけ収入を得られる

面貸しを利用してフリーランスとして働く場合、働いた分だけ収入を増やせるのが魅力です。

サロンに雇用されている場合は固定給制が一般的で、お客様を多く担当しても収入が大きく増えにくい傾向にあります。一方、フリーランスのアイリストとして働く場合、売上の増加に応じて収入も増える仕組みです。

日々の頑張りが収入の増加に直結する点は、フリーランスとして働く大きなメリットといえます。

2.働き方を自分で決められる

フリーランスのアイリストとして面貸しを利用すると、働く時間や休みを自由に決められます。

特に時間貸しや歩合貸しといった柔軟な料金体系のサロンを選べば、働くペースに合わせて費用を調整でき、自由度の高い働き方が可能です。たとえば稼ぎたい時期は休みを減らして働き、家族の予定がある期間は、休みを自分の希望通りに入れられます。

このように、ライフスタイルに合わせてスケジュールを自分で管理できる点が大きな魅力です。

ただし月額買取のサロンを選ぶ場合は固定費がかかるため、収支を考慮しながら事前に稼働計画を立てる必要があります。時間貸しや歩合貸しと比べると、やや柔軟に働きづらくなるかもしれません。

3.リスクを抑えて独立できる

サロンの開業には少なくとも300万円の資金が必要で、場合によっては金融機関からの融資を受けなければなりません。しかし、融資を受けたもののサロンの運営がうまくいかず、早期に閉店してしまうと、借金が残されるリスクが伴います。

一方、面貸しならば、必要な料金を支払うだけでスペースを借りられるため、初期投資を大幅に抑えられます。借金のリスクを背負う必要もありません。安全な方法で独立したいと考える場合には、面貸しを選んで働く選択がおすすめです。

4.施術の道具を自前で用意しなくてもよい場合がある

アイリストが使用する道具は多岐にわたり、スペースを借りるたびに持ち込むと手間や負担が大きくなります。しかし、面貸しサロンの中には施術に必要な道具を提供してくれるところもあり、負担を軽減できます。

これらのサロンでは、施術ベッドや照明などの備品類に加え、人工まつげやツイザーなどの消耗品も使用でき、フリーランスのアイリストにとって利便性が高いのがメリットです。

一方で、道具を使用するかどうかで歩合還元率が異なるプランを設けているサロンもあります。

たとえばサロンのものを使えば50%でも、自分の道具を使えば歩合還元率が80%といったケースです。報酬に差が出るため、条件しだいでは道具を借りるか自分で持ち込むか、慎重な判断を求められる場合もあるでしょう。

5.経営スキルを磨ける

フリーランスとして面貸しを利用する場合、経理や確定申告など、施術以外の業務も自分で行う必要があります。施術のみに専念しづらい環境ともいえますが、経営スキルを磨ける点は大きな魅力です。

たとえば売上を効率的に伸ばす方法を考えたり、面貸し料金や材料費、税金を考慮して収支を管理したりするなかで、事業全体を把握する力が身につきます。もし将来、自分のサロンを開く目標があるならば、面貸しして働く経験は大いに役立つでしょう。

面貸しを利用してアイリストとして働く2つのデメリット

面貸しを利用してアイリストとして働く2つのデメリット

次に面貸しを利用してアイリストとして働くデメリットを2種類紹介します。

1.収入が安定しづらい

フリーランスのアイリストは、働いた分だけ収入を得られる一方で、お客様が途切れると収入が減少するリスクがあります。

固定給制のサロン勤務とは異なり、安定した収入を得るには、自ら努力して顧客の基盤を築くことが重要です。これまでの人脈を活用するのみならず、SNSやクーポンサイトなどを活用して認知度を高める工夫が求められます。

収入を安定させるためのポイントは、リピート顧客を増やすことです。一度来店していただいたお客様をリピーターにしていくためには、施術のクオリティを高めるため、技術を学び続けねばなりません。

その上で接客やサービスの細部にまで気を配ったり、公式LINEを運用してお客様との関係を維持するよう努力したりする必要もあります。

フリーランスのアイリストとして独立を計画する上で、収入が安定しづらい点は押さえておくべきデメリットです。

2.施術以外に行うべき業務が増える

フリーランスのアイリストとして面貸しを利用する場合、施術以外の業務もすべて自分でこなさなければなりません。経理や予約管理、道具や材料の仕入れ、準備や後片付けなどを他者と分担できないため、負担が大きくなります。

また、フリーランスが集客のために活用するSNSや公式LINEの運用にも時間を取られることがあり、業務量がさらに増えてしまう要因になっています。

このため綿密な計画を持って行動しなければ、施術時間を十分に確保できなくなるケースも少なくありません。こうした状況を踏まえ、フリーランスとして面貸しを利用する場合は、徹底したスケジュール管理が求められます。

面貸しを利用して働くのに向いている人3選

面貸しを利用して働くのに向いている人3選

面貸しを利用して働くのに向いている人の特徴を3種類紹介します。

1.安定より収入を増やすことに魅力を感じる人

面貸しを利用したフリーランスの働き方は、収入に上限がなく、努力次第で稼げる働き方を求める人に向いています。売上が増えれば、そのまま収入につながるためです。サロンに雇用されている場合、収入の上限は決まっています。

ただし面貸しを利用して働く場合は雇用される場合と異なり、雇用保険や通勤手当などの福利厚生はありません。さらに給与の最低補償はないため、お客様が来なければ収入がゼロになる可能性もあります。

安定を手放しても高い収入を目指して挑戦したいと考えられる人には、面貸しを利用してフリーランスとして活動することが向いています。

2.都市部で働ける人

面貸しスペースは、東京や大阪などの都市部を中心に提供されるのが一般的な傾向です。一方、地方では、面貸しスペースの選択肢が少なく、そもそも利用できないこともあります。

そのため、すでに都市部に住んでいる人や、今後地方から移住する予定のある人でないと、面貸しの利用が難しい場合があるでしょう。

3.サロンの開業を視野に入れている人

面貸しは、将来的にサロン開業を目指す人に適した働き方です。サロンを開業するには高額な費用がかかるため、大きなリスクを伴うことも。その点、面貸しを利用してフリーランスとして働くことで、リスクを抑えつつ、将来の開業に役立つ経験を積めます。

たとえば売上を安定させるために試行錯誤したり、コスト管理に意識を向けたりすることで、事業運営の感覚が自然と養われるのです。

アイリストとして技術を磨きながらも、経営者の視点を持つ習慣が身につくため、面貸しは開業を目的にしている人にとってのはじめのステップとして最適です。

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面貸しを利用してリスクなくフリーランスのアイリストとして働いてみよう

面貸しを利用してリスクなくフリーランスのアイリストとして働いてみよう

面貸しは、サロンの余ったスペースを借りて働けるサービスです。初期費用がかからないためリスクを抑えつつ独立でき、今後サロン開業を視野に入れている人にとって良い経験ができます。

フリーランスとして働く魅力は、働いた分が収入にダイレクトに反映されたり、自由に働き方を決められたりする点です。一方で、収入が安定しなかったり、福利厚生がなかったり留意すべき点もあります。

この記事を参考に、面貸しでフリーランスとして働くメリットとデメリットを考慮しつつ、アイリストとして今後のキャリアを考えてみましょう。

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