エステサロンや飲食店などを経営している方の中には、EPARKの利用を検討している方も多いでしょう。
しかし、「本当に集客できるのかな?」「どれくらいの費用がかかるんだろう?」など、契約前に把握しておきたいことがあるのではないでしょうか。
今回は、EPARKの概要と使用における注意点を紹介します。大手クーポンサイトのホットペッパービューティーとの違いにも触れているので、契約の際は参考にしてください。
目次
EPARKとは
EPARKとは、東京都港区にある株式会社EPARKが運営する、お店等の順番待ち受付やネット予約が行えるシステムのことです。Web上はもちろん、スマートフォンやタブレットなどで予約状況を確認できる特徴から、約10万以上の施設で使用されていると言われています。
EPARKの公式サイトによると、無添くら寿司をはじめ、ごはん処大戸屋、餃子の王将など、大手有名チェーン店での導入実績があります。
引用元
企業情報|会社案内|株式会社EPARK(イーパーク)
株式会社EPARK(イーパーク)
【公式】順番待ちシステム【EPARK】法人様用サイト
導入によって期待できる効果
EPARKは順番待ち・予約受付サービスです。ユーザーが順番待ち予約受付を行った場合、空席にお客様を案内できるので、お店の回転率を高め、機会損失を防ぐといった効果に期待できます。
例えば個人でエステサロンを経営していた場合、お客様のドタキャンによって本来は施術するはずだった時間が空き時間となり、売上に影響を与えていたことも。
EPARKを利用すると、万が一ドタキャンが発生しても、空いた時間に利用可能なお客様を案内することができるので、機会損失や売上低下を予防しながら営業できます。
EPARKを利用するお客様には、順番が近づいたタイミングでメールが届く仕組みなので、お店側から連絡をする必要がなく、お客様をお迎えする準備ができるのも特徴のひとつです。
引用元
【EPARK】順番待ちシステム&予約受付システム | 株式会社EPG
対応職種
EPARKの対応職種は以下の通りです。
- 飲食店
- 美容院
- 歯医者
- 薬局
- クリニック・病院
- リラクゼーション施設・エステサロン
- 接骨・鍼灸院
ほかにも、携帯ショップ、動物病院、自治体など、さまざまな場所で利用されています。
EPARKの注意点10選
契約料がかからず、基本的には無料で利用できるEPARKですが、使用に際してはいくつか注意すべき項目があります。
ここではEPARKにおける注意点を10種紹介します。なお、あくまでも注意点のため、ご自身にとってメリットとなるかデメリットとなるかを確認してみてください。
1.利用料の確認が必要
EPARKは飲食店や病院、リラクゼーションサロンなど、多くの施設で利用できる予約システム。
多業種に適した料金をそれぞれに導入していることから、EPARK公式サイトには具体的な利用料の記載がありません。
その理由について、EPARK公式ホームページには以下のような記載があります。
業種毎に必要な機能や用途も違うことから、業種特化で特別な仕様設計が施されております。同様に業種毎に個別の販売会社が導入後の保守サポートをそれぞれの業種、業態にカスタマイズしたお見積りをさせて頂いております。
このような理由から、利用に際してはEPARK公式ホームページより利用料の問い合わせをする必要がある点に注意が必要です。
引用元
導入費用や掲載料金、お見積りについて|【公式】EPARK(イーパーク)
2.多すぎる掲載数
世界10万施設以上が広告を掲載するEPARK。そのため掲載数が多く、自店の広告が埋もれてしまい、お客様に見つかりにくいといった注意点もあります。
どれだけ自分のお店が魅力的でも、多くのお客様に広告を目にしてもらうためには、競合との差別化を意識した広告にするなど、いくつかの工夫が不可欠です。
会員数が多く集客につなげやすいメリットがある一方、自店をどのように売り出すかが重要になるのは、利用における注意点と言えます。
3.キャンセルが発生しても成果報酬が発生する
EPARKは成果報酬制を導入しています。仕組みとしては、EPARKに掲載した広告から集客があった場合、いくらかのマージンが発生してEPARKにその分を支払うイメージです。
ただし、お客様都合によるキャンセルでも、EPARKを介した場合は成果とみなされるため、料金が発生する点には注意が必要です。
4.必ずしも集客できるわけではない
契約をしたからといって、必ずしも集客につながるとは限りません。
またEPARK公式サイトには明記されていませんが、ネット上には予約システム等の利用には最低契約年数があるという口コミも見られます。
EPARKに限った話ではありませんが、利用料がかかる場合は、集客につながる可能性は増えても必ず集客できるとは限らないことを理解した上で契約しましょう。
5.成果が上がるにつれて料金も上がる
EPARKは成果報酬制のため、集客につながるごとに料金が発生します。
そのため、EPARKによって多くのお客様が訪れればその分だけ、利用料が高くなることは念頭に置く必要があります。
6.中途解約だと違約金が発生する
EPARKが提供する「ピークマネージャー」という管理システムを契約後、中途解約を申し出た場合、違約金が発生します。
例えば3月31日が契約満了日であるものの1月15日に解約を申し出た場合、3月31日までの費用が発生します。
違約金については、予約管理システム「ピークマネージャー」内のサービス利用規約に記載されているので、利用の際は必ず目を通しておきましょう。
引用元
ピークマネージャー サービス利用規約|予約管理システム「ピークマネージャー」
7.ドタキャン・無断キャンセルが多い
ドタキャン・無断キャンセルが多いといった口コミも多いです。
なにかしら理由があってのドタキャンであればやむを得ませんが、無断キャンセルが発生すると、サロンにとっては空き時間になり、売上損失を招いてしまいます。
EPARKを経由した集客は、ドタキャンや無断キャンセルに至ったとしても成果とみなされ報酬が発生するので、サロンにとっては売上がマイナスになる可能性が潜んでいる点にも注意が必要です。
8.クーポン・キャッシュバック目的の人が多い
クーポンやキャッシュバック目的のユーザーが多く、リピートにつながるお客様が増えにくいようです。
EPARKでは、提供するサービスを利用してもらうため、高額なクーポンやキャッシュバックを頻繁に行っています。
そのため、EPARKユーザーの中には、サロンやお店を探す人がいる一方で、クーポン利用やキャッシュバック目当てで利用するユーザーが一定数いることも念頭に置く必要があるでしょう。
9.使いにくい
EPARKが提供する「ピークマネージャー」と呼ばれる管理システムに対して、「使いにくい」といった口コミがみられることもあります。
また、お客様から寄せられた口コミに返信する際も、文章によっては細かな修正が求められるなど、いくつかのシーンで使いにくさを感じる人もいるようです。
10.営業がしつこい
EPARKの営業担当から、オプション追加を打診する営業連絡が多いといった注意点もあります。
EPARK公式サイトには明記されていませんが、営業連絡では上位プランのオプション追加や、予約システムとGoogleMyBusinessとの連携オプションの打診などが多いようです。
EPARKのメリット
EPARKには注意点がある一方で、メリットも多いのが特徴です。例えば、順番待ち予約受付システムという特徴からお店の回転率を高められるほか、お客様のドタキャンが発生しても別のお客様を迎えられるといった点はEPARKの最大のメリットです。
さらに以下のようなメリットもあります。
- パソコンが苦手な人でも操作しやすい
- クーポン発行により集客効果に期待が持てる
- 会員数が多く幅広いユーザーにアプローチできる
- 自店の上位表示が狙える
- サロン情報を細かく伝えられるなど
EPARKはスマートフォンやタブレットなどからも利用できるため、パソコン操作が苦手な人でも操作しやすいといったメリットがあります。
在籍する社員の年齢層が幅広くても、スマートフォンという使いなじみのある機器で操作できるので、使い方を説明するための研修も不要です。
こちらの記事でメリットについて解説しているので、興味のある方は併せてチェックしてください。
EPARKとホットペッパービューティーの違い
EPARKと類似したサービスの一つとしてホットペッパービューティーがありますが、それぞれ以下のような違いがあります。
特徴をはじめ、それぞれ掲載料金や掲載数が大きく異なります。どちらを選べば良いか迷うときは、自店の職種とどれくらいの集客を希望するかを明確にすると決めやすいでしょう。
集客したいなら予約システム「リザービア」がおすすめ!
自店をより多くの人へアプローチし、集客したいのであれば、予約システム「リザービア」がおすすめです。リザービアは予約システムなので、24時間365日、お店が不定休でもお客様のタイミングでいつでも予約を受けることができます。
さらに、お客様がいつでも気軽に予約できるようさまざまな機能を導入しているので、予約システムを使いながら集客効果を高めることができます。ここでは特におすすめの機能を3つ紹介します。
4ステップの予約方法、だから高い予約完了率を実現
リザービアはたった4ステップで予約可能。お客様はメニュー・スタッフ・日時選択をしたあと、お客様の個人情報を入力・送信するのみで予約できます。
例えば不定休のサロンの場合、営業時間内での予約が不可欠。電話予約がメインのお店だと、接客中は手が離せないという理由から、機会損失を招くことも少なくありません。
リザービアを導入すれば、いつでもどんなときでも予約が受けられるうえ、お客様は好きなタイミングで予約可能。どちらにとってもメリットしかありません。
外部機能連携が充実、だから集客効果が見込める
リザービアはさまざまな外部ツールと連携可能です。例えばリラク・エステサロンなら利用するお店も多いホットペッパービューティーや、2024年3月末時点のアクティブユーザー数が9,700万人を超えるLINEなどです。
LINEを使用する場合、自店の公式アカウントの作成によってさまざまなユーザーとコミュニケーションを取りながら来店のアプローチが行えます。
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クーポンだって発行可能、だからリピートにつながる
EPARKに限らず、クーポン目的のお客様は一定数います。しかし初回利用がクーポン目的だったとしても、サービスがお客様の理想にマッチしていればリピートにつなげられる可能性があります。
クーポン目的だったお客様を次は常連客として迎えるためには、リピーター様限定のクーポンを発行するなどの方法が有効です。
リザービアではターゲットユーザーに合わせたクーポンが発行できるので、2回目のお客様限定、あるいはお得に利用したいお客様など、クーポン内容を限定して発行できます。
クーポン目的のお客様をリピートへとつなげられる機能が利用できるのも、リザービアならではの魅力の一つです。
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ポータルサイトの利用は目的を明確にしてから決めよう
ポータルサイトの利用にあたっては、目的を明確にすることが大切です。もし集客したいという目的であれば、ポータルサイト以外にもさまざまな方法があります。
また、媒体・ツールによって利用料も大きく異なるのも注意が必要です。「コストを抑えて集客したい」「もっと多くのお客様にご来店いただきたい」という方は、固定費制のポータルサイトや予約システムがおすすめです。
集客につながる外部機能が豊富なツールを使いたい方は、予約システムのリザービアがおすすめです。どれだけ多くのお客様が来店しても、固定費制なので、安心して使うことができます。集客につなげたい方は、この機会にリザービアもぜひチェックしてください。