カットモデルをみつけるモデルハントは、サロンでも大切なお仕事のひとつです。しかし、なかなかうまくいかず、時間がかかって悩んでいる美容師も多いといわれています。モデルハントの声かけを成功に導くには、声かけのコツや見極めが必要です。
ここでは、成功率をアップさせるためにおさえておきたいポイントと、予約システムのリザービアが集客に有利な理由をご紹介します。
- サロンのリピート率を増やしたい
- クーポンサイトを脱却したい
- LINEでの予約管理が大変
- 予約はリザービアで一元管理
目次
カットモデルとは?|目的ごとに種類がわかれる
美容室のカットモデルにはいくつかの目的があり、大きく3種類に分類されます。最適なカットモデルを見つけるためには、いくつかポイントをおさえておくとよいでしょう。まずは、カットモデルの種類と適した人の特徴について解説していきます。
カットモデル
カットモデルとは、技術的に未熟なアシスタントレベルの美容師がカットの練習をするためのモデルを指します。カットモデルがヘアスタイルを選ぶのではなく、基本的に美容師が練習したいヘアスタイルの練習台になってもらうことが多いです。
カットモデルと呼ばれていますが、基本的にシャンプーとカットもおこない、美容室によってはご希望に合わせてほかの施術も格安で対応することもあります。
カットモデルのターゲットはこんな人
練習台となってもらうには、次のような条件に当てはまることが目安です。
- 練習したいヘアスタイルにできる長さ
- 5cmくらいカットできる
- 練習したいヘアスタイルにすることを承諾してくれる
練習内容によっては、カットモデルの髪質も重要なポイントです。カットモデルを探す際は、不審者に思われてしまうこともあるので、のんびりと歩いていて急いでない人や話を聞いてくれそうな人を選んで声をかけると失敗しづらいでしょう。
カラーモデル
高い技術力を習得するために、カラーリングの練習台となってもらうのがカラーモデルです。カラーリングはお客様の希望に合った染料を選ぶだけでなく、髪質やその日の天気に合わせて染料を調合したり、放置時間を調節したりする必要があるので、高い技術力が求められます。
カラーモデルのターゲットはこんな人
カラーリングはカットと違い、すべての人がしているとは限りません。以下のような条件に当てはまる人がよいでしょう。
- カラーリングをしている人で黒以外の髪色
- 根元がプリン状態の人
- 髪の毛が長すぎない
練習はサロンの営業時間外におこなうことが多いため、髪の毛が長すぎる人や染めづらい黒染めをしている人は要注意です。
サロンモデル
サロンモデルは単なる練習台ではなく、美容室の宣伝を目的としたモデルです。施術後に写真を撮影し、美容室のホームページやSNSに掲載することで集客アップを目指します。
カットモデルとカラーモデルには練習台になってもらったお礼として、料金を安くしたり、無料にしたりするだけですが、サロンモデルの場合は2,000~5,000円の謝礼金を支払うのが一般的です。
サロンモデルのターゲットはこんな人
サロンモデルは、写真映えする容姿と顔立ちであるイケメンや美人であることはもちろんのこと、美容室がターゲットにしている年代や職業に合致しているかも重要です。
サロンモデルは美容室のイメージや業績を左右するので、サロンモデルを探す前に選ぶ際の外せないポイントを明確にして、より慎重に選ぶことを意識しましょう。
声かけを成功に導くコツとは?|声かけのときの心がけ3つ
モデルを探すモデルハントは美容師にとっては仕事の一部でもあるため、美容室が多いエリアでは声をかける人が多く失敗する確率も高いです。
いきなり声をかけると不審者と思われて無視されるケースもありますから、ここでは警戒心を和らげてもらうために心がけたいコツをご紹介します。
1. 清潔感
ほとんどの人は、第一印象で相手を判断します。美容室は身なりを整える場所ですし、汚れた服装の人に髪の毛を触られたいと思う人はいないので、清潔感がなによりも重要です。
アシスタント時代は施術の練習で服が汚れてしまうことも多いので、モデルハントに出かける際は面倒くさがらず、白のシャツなど清潔感のある服装に着替えてから出かけましょう。
2. 笑顔
急に声をかけられれば、誰でも警戒してしまいます。ましてや怖い顔や不機嫌な顔をしていると、避けたくなるでしょう。初対面の人に対しても親しみを感じてもらうために、笑顔で声をかけることも忘れてはなりません。
不自然な表情はかえって怪しませますから、自然な笑顔とハキハキとした態度で声をかけてみてください。
3. ていねいな言葉遣い
初対面の人に親しみを持ってもらうことは大切ですが、馴れ馴れしい態度や上から目線の話し方は敬遠されます。第一印象が悪いと、カットモデルに興味があっても、関わりたくないと断られてしまう可能性が高いです。
モデルハントでは、いきなりのタメ口は避け、ていねいな言葉遣いで相手に敬意を表す話し方を心がける必要があります。
声かけをするときにおさえておきたいポイント3つ
モデルハントを成功させるか失敗に終わるかは、興味のある人をその気にできるかにかかっています。声をかけて足を止めてくれることは、少なからずカットモデルに興味があるということです。
ここでは、カットモデルを承諾してもらえる絶好のチャンスを逃さないためにおさえておきたいポイントを3つご紹介します。
1. 要件を的確に伝える
カットモデルで安く施術を受けられることはよく知られているので、カットモデルに興味がある人は多いです。時間があればゆっくり話を聞いてみたいけど、用事や約束があって急いでいる人もいるので、要件を的確に伝えることが重要となります。
自分は美容師でカットモデルを探していることを伝え、探しているカットモデルの種類、カットモデルの料金や謝礼などを、数秒~数十秒を目安に、できるだけわかりやすく簡潔に伝えるとよいでしょう。
2. 名刺やショップカードでしっかり自己紹介
カットモデルになることでトラブルに巻き込まれるケースもあるため、カットモデルに興味があっても半信半疑の人も少なくありません。興味があることがわかったら、詐欺やキャッチセールスではなく自分が信頼できる美容師であることをわかってもらうためのアクションに移ります。
有名な美容室ならいいですが、知名度が低い美容室だと怪しまれてしまうので、口で説明するだけでなく、名刺やショップカードを渡してから自己紹介をすると信頼が得やすいです。
3. 相手の状況や気持ちを汲み取る
カットモデルを引き受けられない理由は、カットモデルをやりたくないだけではありません。たとえば、「カットをしたばかり」「カラーリングはしたいけど髪の毛が傷んでいるのでしばらく我慢している」「今は話を聞いている時間がない」などがあります。
美容室によってはノルマがあるため、強引に誘う人もいますが、相手の状況や気持ちを考えずに無理強いすると嫌がられるでしょう。曖昧な返事をされた場合は焦らずに、後日時間のあるときに連絡してもらうとよいです。
なかには、カットモデルになることに不安を感じている人もいるので、相手の悩みを聞き出し、その気になってもらうことも必要となります。
カットモデルなどをやりたい人と美容師のマッチングサイトを利用するのも手
新型コロナウイルス感染症の拡大により、知らない人との接触を極力避けている人が多いです。直接声をかけることに引け目を感じる人は、カットモデルをやりたい人と美容師のマッチングサイトを利用する方法もあります。
マッチングサイトを活用すれば、お昼休みや移動時間などの合間にモデルハントが可能です。カットモデルになりたい人とコンタクトをとるので、効率よく見つけられるのがメリットでしょう。
リザービアの予約システムが集客に有利な理由|サロン運営の発展を手助けする
モデルハントを含めた営業時間外の業務の率化を図るなら、予約システムの導入を検討するのもよいでしょう。
リザービアの予約システムは美容室に特化しており、サロン運営の発展の手助けとなるだけでなく、カットモデルのマッチングサイトとも連携できるのでおすすめです。ここでは、なぜリザービアの予約システムが集客に有利なのか、その理由をくわしくご紹介します。
Google検索・Googleマップと予約連携
リザービアの予約システムを導入すれば、Googleから予約機能を連携することが可能です。連携することで、Google検索やGoogleマップの検索結果にオンライン予約のボダンが表示され、利用者は検索結果からすぐに予約ができるようになります。
クーポンサイトを利用している場合は検索結果がクーポンサイトの下になり、クーポンサイトからほかの美容室に流れてしまうことが多いです。しかし、リザービアの予約システムなら訪問者の取りこぼしを防げます。
利用ユーザーの多いLINEと連携で集客率アップ
LINEには「LINEアプリ」と「LINE公式アカウント」の2種類があり、「LINE公式アカウント」は企業や店舗が利用するもので、友だちに美容室の最新情報を送信したり1対1のチャットができたりするのが特徴です。
リザービアの予約システムを「LINE公式アカウント」とも連携することで、LINE公式アカウントの登録へ誘導したり、チャットで顧客との関係を築いたりすることも可能になります。顧客から予約が入ればプッシュ通知があり、さらにリマンダー通知やキャンセル通知を設定できます。
LINEは利用ユーザーが多いので、LINEと連携すれば集客率のアップにも効果が期待できるでしょう。
美容室と相性のいいInstagramとも連携
集客率をアップするためにはSNSの活用が有効ですが、SNSは複数あるので業種や目的に合わせた使い分けが重要です。Instagramは画像や動画を使って視覚に訴えることを得意としているので、最新のカットやスタイリングの情報を配信する美容室との相性がよいといえます。
Instagramは口コミ情報を掲載できるので、新規顧客開拓にも役立つでしょう。もちろん、Instagramからも予約をスムーズにおこなえるほか、スタッフページやスタッフURLを設定することも可能です。
予約の一括管理でダブルブッキング防止
予約数を増やすためには、複数の予約サイトを活用している美容室は多いですが、予約を管理できずにダブルブッキングをして顧客に迷惑をかけてしまうケースもあります。その事実が口コミで広まると美容室の評判も落としかねないので、注意が必要です。
リザービアの予約システムにある追加オプションのBMS機能を活用すれば、複数のクーポンサイトの予約を一括管理できるので、ダブルブッキングが発生する心配もありません。シフトも自動的に更新されるので、スタッフの負担と人件費を軽減します。
クーポンやポイント、顧客管理もお任せ
クーポンとポイントカードは、新規顧客開拓や来店促進などの効果が期待できますが、ターゲットや目的に合わせた使い分けが求められます。
リザービアの予約システムでは、「WEBページのみへの表示」「アプリのみに表示」「非表示(シークレット)クーポンの発行」の選択ができるので、新規顧客と既存顧客への使い分けがかんたん。クーポンとポイントカードもアプリに集約して一元管理ができ、次のような設定も可能です。
- 値引きしたあとの金額
- 引換制限回数
- 予約ができる日時
- クーポンの人数制限
- シーズンクーポン
- 対応メニュー
- 無料掲載のGoogleマップで集客
- 近隣店舗より目立つ予約ボタン表示
- リザービアご契約者様なら無料で利用可能
- 予約はリザービアで一元管理
ポイントをおさえてカットモデル探しの声かけを成功させよう!
美容室のなかにはモデルハントをノルマにしていて、モデルハントが負担になり、本来の業務や勉強に集中できない美容師も少なくありません。モデルハントの成功率を上げるには、清潔な服装でていねいな対応で、的確に要件を伝えるなど、コツをおさえておこなうことが重要です。
それでもうまくいかない方は、マッチングサイトやシステムの導入を検討してみましょう。予約システムのリザービアはカットモデルのマッチングサイトと連携できるだけでなく、業務を簡略化、集客、リピーター獲得などに有利な機能が充実しているので、ぜひお試しください。