美容室やサロン経営では、メニュー表の内容や見せ方によってお客様に与える影響は変わってきます。
どれだけ技術が高いスタッフが担当していても、魅力的なメニュー表となっていなければ来店してもらえない可能性も。しかし、押さえておくべきポイントを意識することで、メニュー表のクオリティは大幅に上げられるでしょう。
メニュー表の作り方がよくわからないという人に向けて、作成のコツや記載すべき内容を紹介します。
またメニュー表を自作したい、あるいは簡単に印刷できるサイトを知りたいという方に向けておすすめのアプリやサイト、作成のポイントも紹介しますので、参考にしてください。
まずは資料をご覧ください
目次
サロン・美容室メニュー表を作成するならアプリがおすすめ!使用のメリットは?
美容室やサロンのメニュー表を作るなら、スマートフォンやタブレットで作成できるアプリを使うのがおすすめです。どんなところがよいのか、メリットを解説しましょう。なお、メリットはアプリを選ぶときのポイントにもなります。
1. 使い方がかんたん
アプリは初心者でもかんたんに使えるものが多いです。文字の入力やクリックという手元の操作だけで、手軽にメニュー表を作成することができます。
2. オシャレなデザインのテンプレートが豊富
特別なデザインの知識・技術がなくても、アプリにはオシャレなテンプレートが多数備わっています。気に入ったテンプレートを利用することによって、すてきなデザインのメニュー表を作ることが可能です。パソコンでダウンロードして使えるものもあります。
手軽に使えるのに本格的なメニュー表が完成するため、アプリはとても便利です。
3. 無料で使えるものも多い
プロのデザイナーなどに頼んでメニュー表を作ってもらう場合、クオリティが高い反面高額になりがちです。メニュー表作成アプリなら無料で使えるものもたくさんあり、あまり費用をかけたくないサロンも利用しやすいといえます。
4. 自分で印刷できる
メニュー表データが完成したら、PDFなどでダウンロードして自分たちで必要なぶんだけ印刷できます。印刷用紙のサイズ指定ができるとさらに便利で、掲示する場所ごとにサイズを変えることも可能です。
サロン向けメニュー表テンプレートも! 無料で使えるアプリ・サービス11選
メニュー表をイチから作成するのは時間がかかりますが、テンプレートを利用することでオシャレなメニュー表を短時間で作成することが可能です。
そこで、まるでプロのようなオシャレなデザインのテンプレートを取りそろえているサイトを紹介します。多機能なものとシンプルなものをそれぞれ紹介しますので、機能の充実を重視するか、シンプルにテンプレート機能を使いたいかで選びましょう。無料でも利用できますが、有料プランでさらに柔軟に使えるものもあります。
なお、費用は但し書きがある場合を除いてすべて税込み表記です。
テンプレート以外にも! 多機能アプリ・サービス7選
メニュー表以外にもショップカードや名刺など、いろいろなものを作りたいという方もいるでしょう。ここではメニュー表以外にもいろいろなものを作れる多機能なアプリを紹介します。
Canva
デザインやパソコンの専門知識が不要でシンプルな操作で扱えるため、パソコンの操作に慣れていない人でも簡単に利用できるサイトです。導入についてもWebブラウザ上で動作するため、パソコンに専用ソフトをインストールするといった手間もありません。
テンプレートはベースとして利用できるので、そこから自分好みにカスタマイズすることも可能です。とはいえ、プロのデザイナーが作成したテンプレートのため、そのまま利用してもクオリティの高いメニュー表を作成できるでしょう。
引用元
canva
PIXTA
写真素材が豊富に用意されているpixtaはテンプレートの利用に会員登録が必要なものの、無料で利用できるサイトです。
テンプレートは「パワーポイント」ファイル形式で提供されるため、ダウンロード後はテンプレート上の文字や画像を編集するだけでメニュー表が制作できます。
また、チラシテンプレートも用意されているため、メニュー表の制作以外の用途でも利用できるでしょう。
有料プランは3・10・20・50・100・350・750の画像枚数ごとに用意されています。年間プラン以外に月々更新、1点購入も可能ですが、年間プランより割高です。
引用元
PIXTA
クイックデザイン(キングプリンターズ)
オシャレなデザインテンプレートが無料で利用できるサイトです。多数のカラーバリエーションも選択可能なので、色合いにもこだわれるでしょう。
シンプル、スタイリッシュ、エレガントといったテーマごとのテンプレートが見られるので、お店の雰囲気に合ったテンプレートを素早く見つけられます。
また、メニュー表だけでなく、チラシやショップカード用のテンプレートも用意されているため、さまざまな用途で利用することが可能です。
デザインの作成は無料ですが、印刷を頼む際に料金が発生する仕組みです。価格は枚数やサイズ、刷色・用紙・加工の有無などによっても変わります。
Adobe Express
Adobeが提供するAdobe Expressでは10万以上ものテンプレートが用意されており、検索しやすいように何十種類ものカテゴリに分けられています。デザインの専門知識がなくても、オシャレなテンプレートを選択してかんたんにメニュ-表を作ることが可能です。
スタッフ間でデータを共有・編集することができるので、共同作業もラクラク。有料プランもありますが、無料で利用できる範囲が広く、お金をかけなくても十分クオリティの高いメニュー表が完成します。
引用元
Adobe Express
stencil
500万点を超えるロイヤリティフリーの高クオリティな画像や310万個以上のアイコン、1,350以上のテンプレートが使えるグラフィックデザインツールです。簡単な操作でシンプルな使い心地なので、デザイン作成に慣れていない方にも使いやすいでしょう。
無料で使う場合、利用できる画像やアイコンが限定されます。海外のサイトなので、Googleの自動翻訳機能などを使う必要がありますが、Googleの拡張機能を使うことで日本語フォントにも対応可能。用意されている画像やアイコンも海外独特のユニークなものが多く、オリジナリティの高いメニュー表を作りたい方におすすめです。
vistacreate
デザイナーが厳選した、トレンディなテンプレートが無料で利用できるサイトです。
画像に対して豊富な編集機能が提供されているのが特徴で、画像を反転させたり、写真に吹き出しを追加したりといった編集が行えます。フリー素材も充実しているため、ほかのお店とは違うメニュー表を制作することも可能です。
また、チュートリアルが動画で用意されているため、使い方がわからない人でも動画を見ながら使い方を学べます。
引用元
VistaCreate
Visme
133カ国に2,730万人以上ものユーザーがいるVisme。シンプルなものから遊び心あるものまでテンプレートが豊富で、メニュー表のほか、チラシや名刺などもデザインできます。有料会員しか使えないテンプレートもあるので、状況に応じて有料で利用してもよいでしょう。
さらに、ロイヤルティフリーの写真やアイコン素材も用意されています。作成したメニュー表のデータは、画像やPDF形式でダウンロードすることが可能です。
引用元
Visme
テンプレートメインでシンプルなアプリ・サービス4選
次にテンプレートメインで作成できる、シンプルな機能のアプリやサービスを紹介します。
POPKIT
スマートフォンアプリやパソコンのブラウザ版で利用できる
。デザイン用のさまざまな素材が用意されており、アプリで作成したデータをパソコンで編集するなどの使い方もできます。
無料で利用できる素材もありますが、有料のエンジョイプランに登録すると、5万点もの素材が使えて便利。エンジョイプランは通常月額550円ですが、アプリなら登録から1カ月間、ブラウザ版(POPKIT for WEB)なら登録した月の末日まで、無料でお試しできます。
引用元
POPKIT
ASOBOAD(アソボアド)
ベーシックなデザインで、幅広く利用できる無料テンプレートサイトです。ダウンロードしたデザインテンプレートを、パワーポイントで加工・編集できます。デザインテンプレートを活用した場合にASOBOADのサイト上で紹介してくれるため、お店の宣伝にも期待できるでしょう。
また、メニュー表はもちろん、パンフレット・ポスター・DMなどの各種印刷物にも対応しており、デザイン制作にかかわる部分の相談も可能です。
メニュー表デザインの価格が明記されていないため応相談となりますが、ここではチラシデザインの価格目安を紹介しています。
引用元
ASOBOAD
butterfly
可愛いチラシテンプレートが数多く提供されているサイトです。キャッチコピー文例集が用意されており、記載の内容に悩んだ場合に利用できます。ネイルサロン・エステ・美容室といったお店ごとにキャッチコピー文例集が掲載されているため、お店に合った記載内容を見つけやすいのが特徴です。
また、メール・LINEでのお問い合わせが可能になっており、サポートの体制が整っているため、安心して利用できるでしょう。
引用元
Butterfly
パワポン
名前からお察しの方もいるかもしれませんが、パワーポイントでデザインを作成できるサイトです。1,590点ものテンプレートをすべて無料で利用できます。テンプレートをダウンロードし、パワーポイントで編集したのち、PDFに変換することで自宅のプリンターで印刷可能。
有料プランはなく、利用するにはネット印刷サービスの「パプリ」に会員登録するだけです。パプリは、オフィス向けの事務用品を販売するアスクル(ASKUL)が手掛けるサイトで、名刺やチラシ、ノベルティの名入れなどをネットで簡単に注文できます。
パワポンのテンプレートの推奨環境はPowerPoint2010で、Microsoft PowerPoint以外での利用は推奨されていません。
引用元
パワポン
メニュー表には何を書けばいい?
美容室やサロンでは、メニュー表が欠かせません。なぜかというと、ほかにどんなメニューがあるか、料金はいくらかなどを知りたいお客様もいるためです。
作成するだけでなく、目につきやすいところに掲示する・パンフレットを設置するなど、お客様が確認しやすいようにすることも大切です。
メニュー表にはどんな内容を記載すべきなのかを見ていきましょう。
必須項目
メニュー表の必須項目として、メニューの名称・内容・料金は最低限入れるべきです。メニューの数が多いサロンの場合、ジャンル分けするなどして探しやすくすることも大事です。
また、お客様が見やすく間違うことのないように、字体や文字のサイズなどにも気を配りましょう。
料金は税抜か税込か
施術料金の表記については、安く見せるために税抜価格のみ書きたくなるかもしれません。しかし、税込表示が義務化されたので、税込金額のみ、もしくは税抜と税込両方の金額を入れるようにしましょう。
顧客がパッと見て支払うべき総額を理解できるように、明確かつわかりやすく記載することが重要です。
あると親切な項目
メニュー表では上記のような必須項目のほかに、スペースに余裕があれば入れておきたい内容もあります。
どんな項目かというと、キャッチコピー(セールスポイント)・施術やメニューに関する注意事項・ホームページやSNSのアカウント情報(QRコード・URL・アカウント名)などです。
施術を受けるときの注意事項は、お客様とのトラブルを避けるためにも有効です。施術に使用する美容機器の注意点や肌トラブル・もみ返し時の対応など、サロンに合った内容を記載しておくと、サロン側もお客様側も安心できるでしょう。
美容室・サロンのメニュー表を作るためのポイント
メニュー表の仕上がり具合は、美容室・サロンの売上を左右する可能性もあるため重要です。そこで、メニュー表を作成するときに意識したいことや、作成時のポイントを解説します。
お店の雰囲気に合ったデザインにする
まず、メニュー表のデザインは、サロンのコンセプトやイメージに合わせることが大切です。
カジュアル・ナチュラル・かわいい・高級感など、イメージにはさまざまなパターンがありますが、お店の雰囲気にそぐわないメニュー表では違和感が出て、お客様への不信感にもつながりかねません。
また、文字の配置やスペースなど、レイアウトも考慮に入れてデザインを作りましょう。
オリジナル性も意識
自店ならではのオリジナリティも必要です。テンプレートを使用して作る場合も、自店での実際の施術写真やサロンのロゴマークなどを加えることにより、他店にはない唯一無二のメニュー表ができあがります。
売り出したいもの・おすすめを強調する
売り出したいメニューは目立つように表示しましょう。おすすめが多すぎてもお客様が選ぶときに面倒になるので、1~3個に絞ることが大切です。
初めて来店した人に満足してもらいやすいメニューをおすすめとして載せると、リピートや満足度UPにつなげやすくなります。
施術内容をわかりやすくする
メニュー名だけでお客様にある程度施術内容が伝わるのがベストですが、名称によってはわかりにくいこともあります。どんな内容の施術なのか・どんな悩みに効果的なメニューなのかがわかるように、説明を付け加えましょう。
顧客の悩みに配慮
お客様がどんな悩みを抱えているかを考え、どのメニューを利用することで解決に近づけられるのかを明示すると親切です。悩み別におすすめしたいメニューを提示する方法もあります。
料金を明確に表示する
施術にかかる費用の表示にも、十分な注意を払わなければなりません。前述したような税表示のほかに、同じメニュー内で髪の長さや施術時間などによって価格の違いが出る場合など、後々のトラブルを避ける意味でもわかりやすく記載することが大事です。
たとえば、美容室では髪が長いとロング料金が追加でかかる場合や、リラクゼーションサロンでは施術時間を30分や45分など選べて、長いほど料金が上がるパターンなどがあります。
また、オプションを付けられる場合は、各オプションの値段もわかりやすく表記しましょう。
セット・コースメニューを目立たせる
単品メニューよりもセットメニューのほうが客単価を上げられます。そのため、セットにするとお得になるということもわかりやすくして、お客様の目に留まりやすくしましょう。期間限定などのコースメニューを設けるのもおすすめです。
見やすさを重視する
メニュー表のデザイン性も大事ですが、派手さ・華やかさを追求するあまり内容が見づらくなると、お客様からちゃんと読んでもらえないという懸念があります。色を使いすぎず、文字のサイズや文字色などのバランスにも気を配りましょう。
手書きの場合は文字の読みやすさも重要
手書きでメニュー表を作成する方法もありますが、クセのある字は読みづらいと感じられることもあるため注意しましょう。どの年代でも読みやすいような字で、ていねいに書くことが大切です。
美容室やサロンの予約システムの導入もおすすめ
せっかくメニュー表を作成しても、まずはお客様に来店していただかないと、見てもらうことができません。お客様にサロンに来てもらうためには、集客を行うことや予約機能を充実させることが大切です。
そこで、おすすめしたいのが「リザービア」の予約システム。美容系サロンに特化したシステムで、スタンプカードやクーポンの配信などの機能も搭載されているため、さまざまな用途で利用できます。
なお、予約システム導入のメリットに関しては、下記のページにくわしい情報が記載されているので確認してみてください。
予約管理システム導入はなぜオススメ? メリットや注意点・比較ポイントを解説!
では、以下でリザービアのおすすめ機能を確認しましょう。
メニューの登録数は無限大
リザービアでは、システムに登録できるメニューの数に制限がないため、好きなだけ登録できます。店内に掲示するメニュー表とあわせて活用し、お客様が魅力的に感じるようなメニューを提示しましょう。
予約アプリ「サロンカード」
専用の予約アプリ「サロンカード」は、お客様にダウンロードしていただくことで予約の利便性を高め、顧客の囲い込みをしやすくします。
「サロンカード」は365日24時間の予約受付はもちろんのこと、メッセージの配信やキャンペーンの告知などをダイレクトに顧客に届けることが可能です。使いやすく見やすい設計で、直感的に操作でき、スタンプカードやクーポンの発行もできます。
リピータ―だけの限定クーポンは、再来店の促進に役立てられるでしょう。またアプリ内の口コミ機能は、アプリ内で公開されるため他のお客様にお店の魅力を伝えやすく、ホームページなどへの流用で、新規集客にも便利です。
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予約アプリ「サロンカード」
LINE連携予約
今や国内でインフラの一種といえるほど私たちの生活に浸透しているLINE。LINE公式アカウントを運用している美容室やサロンも多いでしょう。LINEから予約を受付ける場合、予約台帳に手動で転記する手間が発生しますが、リザービアはこれを自動で受付可能です。
予約の自動受付ができれば、いちいち手動で予約確定の連絡やリマインダー通知を送る手間を省き、予約の転記ミスも防げます。LINEを通じてキャンセルや予約変更もスムーズに行えるため、ユーザビリティもアップ。予約率を高めるのに役立つでしょう。
限定クーポンの送信やスタンプカード、口コミなど「サロンカード」と同じような機能を使えるため、新たにアプリをダウンロードするのに抵抗があるというお客様にも利用していただきやすいのもメリットです。
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システムの導入でネックとなるのが、使い方がわからずに機能を使いこなせないという点でしょう。リザービアはそういった悩みに加えて、ITやパソコンが苦手という方にもおすすめできるシステムです。
導入後にも手厚いフォローがあるため、利用しながら使い方を学べます。さらに集客のセミナーも開催しているので、使い方や集客に悩んでいるなら利用してみるとよいでしょう。
予約管理&集客に役立つリザービアがおすすめ
美容室・サロンでは、どんなメニューがあるか・料金や内容はどのようなものかを知りたいお客様のために、メニュー表を用意することが大切です。作るときのポイントも押さえて、オリジナル性のあるメニュー表を作成しましょう。
自分のお店に特化したオシャレなメニュー表を制作したい場合には、テンプレートサイトやアプリを利用するのがおすすめです。
オシャレなメニュー表を作成して、お客様に興味を持ってもらえるような美容室・サロンを目指しましょう。
予約システム「リザービア」は、LINEやGoogle、ポータルサイトなどと連携でき、集客に有利な機能を備えています。集客のチャンスを増やしたい、業務を効率化したいという方はぜひリザービアの導入もご検討ください。