美容室・ヘアサロンでは、髪を切ったり整えたりカラーリングをしたりなどの施術において、多種多様な道具を使用します。しかし、これから美容業界で働こうという人は、どんな道具を揃えればいいか理解できていないかもしれません。
そこで、今回は美容室で主に必要とされる道具を紹介します。まずは基本の道具を揃えましょう。さらに、美容室経営において重要な予約管理をスムーズにおこなえる、便利なシステムも提案します。ぜひ最後までご覧ください。
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- インスタグラムで集客したい方
- DMでのやりとりが面倒と感じている方
- 予約はリザービアで一元管理
目次
美容室・ヘアサロンで必要な道具の種類
では早速、美容室・ヘアサロンで使用される道具にはどんなものがあるか、種類や特徴とともに紹介していきます。
シザー(ハサミ)
ハサミは美容師に欠かせない重要な道具。いくつかの種類があるので、以下で解説します。
ベーシック
ベーシックは、もっともスタンダードな形状のハサミ。両側に刃がついているまっすぐなタイプです。
長さはいろいろあり、細かいカットには短いもの、刈り上げるときには長いものといったように使い分けられます。違う長さで複数本のベーシックを持っている美容師が多いですが、初心者であれば、まずは基本の6~7インチを持っておくとよいでしょう。
アール
アールは、刃が曲線状(アール状)になっているハサミ。髪の滑りがよく、繊細な仕上がりになるのが特徴です。細かいカットに使用したり、髪を乾かしたあとのドライカット用として使ったりします。
スライド
スライドは、見た目はベーシックに似ていますが、刃が片側にのみついているハサミです。滑らせるようなカットができ、刃が髪からどれくらい滑るかを示す「スライド率」によってカットできる髪のボリュームが変わります。
スライド率が高いと、切れる髪のボリュームが減るため微調整がしやすく、スライド率が低いと、多く切れるためふわっと仕上げられるのです。
セニング
セニングは、「すきバサミ」とも呼ばれる、刃の片側がクシ状になったものです。長さを変えずにボリュームを調整したいときに役立ちます。カット率(すくことができる割合)20~30%のものがよく使用されます。
ダッカール
ダッカールは、一時的に髪をまとめて留めるときに使う、ヘアクリップの一種です。髪を切るときやカラーリングの際に、上部に留めたりブロック分けしたりするのに使われます。一般的なヘアクリップと比べて、跡がつきにくいのが特徴です。
ブラシ
ブローやヘアセットに使うブラシにも、いろいろな種類があるので紹介しましょう。
ロールブラシ
ロールブラシは、360度に歯(毛)がついているブラシです。使い方次第で、髪の毛にボリュームを出したり、逆にまっすぐ伸ばして落ち着けたりすることができます。ドライヤーで髪を乾かす際に使われることが多いです。
クッションブラシ
クッションブラシとは、ブラシの台座(歯の根元の部分)がやわらかく、中央が盛り上がっているものです。猪や豚などの毛を使ったものもあり、油分によってキューティクルが整えられるという効果が期待できます。
目が粗く、毛量の多い髪や長い髪をとかしやすいことと、頭皮へのダメージを抑えられることが特徴です。
デンマンブラシ
デンマンブラシは、目が細かいブラシです。ストレートにブローしたり、ボリュームアップさせたりするのに役立ちます。目が細かい分、髪の毛が絡んだり摩擦が起きたりしやすいため、特にダメージを受けやすい濡れ髪への使用は避けましょう。
スケルトンブラシ
スケルトンブラシは、すき間が多く目が粗いため、ざっくりとかすときに便利です。デンマンブラシとは反対に、濡れた髪や絡まりやすい髪もとかしやすいという特徴があります。毛量が多い髪にもおすすめです。
ハケ(カラー用ブラシ)
ハケは、カラーリングをするときに使用するブラシです。根元を塗りやすいリタッチ用、真ん中~毛先までが塗りやすいカラーブラシ、染め分けができるバレイヤージュなどの種類があります。状況に応じて使い分けましょう。
コーム(クシ)
クシは、ピンのような細い形の歯が直線状になったものです。髪をとかす・分ける・整える・逆毛を立てるなどいろいろな使い方ができます。下記で3つの種類を紹介しましょう。
テールコーム
テールコームは、クシの部分の下に細長い柄があり、しっぽのように見えることから「テール(しっぽ)コーム」という名が充てられました。柄を使って髪のパート分けができます。
また、パーマをする際、ロッドに髪を巻くときに、髪を取り出したり入れ込んだりするのにも使用されます。
テーツコーム(カットコーム)
テーツコームはカットコームとも呼ばれ、主にカットの際に使用されるコームです。柄はなく、目の細かい部分と目の粗い部分に分かれていて使い分けができます。歯の密度や長さ、大きさはコームによって異なるため、持ちやすく使いやすいタイプを選んでみましょう。
ジャンボコーム
ジャンボコームは、名前の通り大型のコームです。カラーリング剤を伸ばすときやウィービング(髪を間引きしながらすくって染める技法)の際のほか、シャンプー・トリートメント時などにも使われることがあります。
シザーケース
シザーケースは、施術中に身につけておける道具入れのケースです。ハサミだけでなくコーム・ダッカールなど他の道具も入れることができ、腰に巻くベルトタイプと、肩から掛けるショルダータイプがあります。本革製、もしくは合皮製のものがよく使われています。
美容室道具の値段はどれくらい?費用相場をチェック
美容室ではたくさんの道具が必要であることがわかりました。では、各道具の値段はいくらくらいなのでしょうか。目安を示します。
- シザー:約30,000~100,000円
- ダッカール:約1,000~2,000円
- ブラシ:約2,000~3,000円
- コーム:数百円~1,000円
- シザーケース:約3,000~30,000円
それぞれの道具の価格は、ブランドや素材などによってピンからキリまでさまざまです。記載の金額を超える場合もあるので、予算を考慮して買い揃えましょう。
美容室道具を買える通販サイトを紹介
美容室の道具を買うときにどこで買えばいいかわからないという人のために、美容師御用達のサイトを取り上げます。購入時の参考にしてみてください。
REVO+
REVO+は、70,000人もの美容師に選ばれている通販サイトです。道具だけでなく、スタイリング剤やヘアカラー、シャンプー・トリートメントなどの消耗品も数多く取り扱っています。
10,000円以上の購入で送料や手数料が無料になり、売れ筋商品や新商品もピックアップされているので、気になるものはまとめて一緒に買うのもおすすめです。16時までの注文なら当日発送してもらえます。
飛燕シザー
飛燕シザーは、シザーに力を入れた通販サイトです。高級ながらも切れ味や使いやすさなどにこだわったシザーや、左利き用・複数本セットなどさまざまな商品が展開されています。価格帯も幅広いので、予算に応じて選ぶことが可能です。
また、有料オプションで名入れのサービスがあるため、自分用にはもちろん、新しくお店をオープンする人などへのプレゼントにしても喜ばれるでしょう。なお、シザーケース・コーム・ブラシなど、シザー以外の道具も販売されています。
道具とあわせて導入したい!美容室予約管理システム「リザービア」
美容室では、道具を揃えるのはもちろんですが、顧客の予約を管理したり、データを記録・保存したりするには、オンラインで電子管理するのが便利です。業務の効率化ができるうえ、手動に比べてミスも少なくデータ更新の手間もかかりません。
そこで、ここからは美容サロンに特化した予約システム「リザービア」について紹介します。
美容系サロンに特化!4,500店以上の導入実績
リザービアは美容室やエステなどのサロンに特化したシステムなので、数多くのサロンに支持され、導入されています。
美容室の煩雑な予約管理をスムーズにする、便利な機能を多数搭載。メニュー・スタッフ・オプション・クーポンなど細かい設定ができ、24時間無休でインターネットのさまざまなサイトから予約受付が可能です。
使い方などのフォローや導入店のみが参加できるセミナーの開催など、サポート体制も充実しています。
外部サイト・アプリなどとの連携予約が可能
リザービアは、Google・LINE・Instagramなど、外部のサービスと連携して予約管理ができます。連携すれば外部から予約が入った際もすぐにシステムに反映されるため、手動では起こりえる書き漏らしや重複のようなミスもありません。
顧客が普段から利用しているアプリなどで予約できれば、新しくダウンロードや会員登録をする手間が省けるため、利用してもらいやすいです。
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必要な道具とシステムを整えて効率的な美容室運営を
今回は、美容室で使用する主な道具を紹介しました。たくさんの道具が必要なため、値段相場や購入先も参考にしながら、予算と照らし合わせて必要なものを揃えてください。
また、顧客の予約を効率化させたいなら、リザービアの導入も検討してみてはいかがでしょうか。紹介したもののほかにも多くの便利な機能が備わっており、導入店からは喜びの声をたくさんいただいています。