美容室ではシャンプーサービスを提供していることが一般的です。シャンプーには専用の台が必要ですが、どんなシャンプー台を使おうかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。シャンプー台にはいろいろなタイプがあるので、自店に合ったものを選ぶことが大切です。
そこで、シャンプー台の種類と種類ごとの特徴を知り、選び方のポイントを押さえましょう。これから購入する美容室のお役に立てられれば幸いです。
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目次
美容室のシャンプー台はどんなものを選べばよい?
美容室で使うシャンプー台を選ぶときに迷う人もいるかもしれません。そこで、まず、美容室のシャンプー台の種類と、それぞれのメリットやデメリットを解説します。
サイドシャンプー
サイドシャンプー台とは、リクライニングシートにもたれるお客様のサイドに立ってシャンプーをする形式の台です。下記でメリットとデメリットを見てみましょう。
メリット
サイドシャンプー台は壁際に蛇口がついているため、水圧が強めであることがメリットです。髪についた汚れや薬剤も短い時間でスッキリ落とすことができます。洗い残しが起こりにくく、回転率も上がりやすいでしょう。
デメリット
サイドシャンプー台のデメリットは、横からかがんでシャンプーをするため、施術者の腰に負担がかかりやすい点です。どれくらい腰に負担がかかるかは、シャンプーボールの高さにもよります。
また、施術者とお客様の顔同士が近づきやすくなる傾向があり、圧迫感を感じられてしまう恐れも。そのため、フェイスガーゼをかけるなどの配慮が必要です。
バックシャンプー
バックシャンプー台とは、美容室で多く採用されている種類で、施術者がお客様の頭の上側に立ってシャンプーを行う形式の台です。比較的メリットも多いので、下記でチェックしましょう。
メリット
バックシャンプー台のメリットは、サイドシャンプー台に比べて施術者の腰への負担が少ないこと。座ったままでシャンプーできるタイプもあります。
また、シャンプー中、サイドシャンプーのようにお客様を抱え込むような体勢にならないため、威圧感も少なめです。
トリートメントケアやヘッドスパを行っているサロンにもおすすめの種類といえます。
デメリット
バックシャンプー台は、水圧が弱めで、薬剤がうまく落とし切れない・すすぎ残しが発生する可能性があることに注意が必要です。
また、首の下側に手が届きにくく、洗いにくいという難点も。力も入りにくく、しっかりシャンプーしてほしいお客様には物足りなさを与えてしまう可能性があります。
フルフラットシャンプー
フルフラットシャンプー台とは、リクライニングシートが床と水平に真横に倒れるタイプです。完全に横たわれるので、お客様もリラックスしてシャンプーを受けることができます。メリットやデメリットも押さえましょう。
メリット
フルフラットシャンプー台の大きなメリットは、お客様が楽な姿勢でシャンプーに臨める点。体への負担が少なく、シャンプーの時間を快適に過ごしてもらえます。
デメリット
フルフラットシャンプー台のデメリットとしては、シートをフラットにするための設計になっているため、価格が高めという点が挙げられるでしょう。
また、バックシャンプー台でフルフラットタイプのものは、水圧が低く、汚れを落としづらいという面があります。カラーやパーマをする機会が多い美容室には、あまり向いていないかもしれません。
美容室のシャンプー台を選ぶときのポイント
美容室で使用するシャンプー台にはいくつかの種類があることがわかりました。では、自店で使うシャンプー台を決める際には、一体どんな点に注目すればいいのでしょうか。
まず、店舗のコンセプトや提供するサービスに合わせて選ぶことがポイントです。
カラーやパーマなどが多く、しっかり念入りに洗いたい場合はサイドシャンプー、お客様や美容師の負担が少ないものを選ぶならバックシャンプー、スパなどのリラクゼーションメニューがメインならフルフラットシャンプー、といったように、美容室ごとに適したシャンプー台は異なります。
また、店の内装や雰囲気と調和しているか、サイズや配置が目立ちすぎていないかなどもチェックしてみてください。
シャンプー台の設置費用はどれくらい?
つづいて、シャンプー台の設置費用について解説します。設置費用として含まれるのは、シャンプー台自体の価格・配管工事・シャンプー台の取り付け・付属品の設置などです。そこで、費用の内訳の目安を下記の表にまとめました。
上記の内容を合計すると、40~150万円前後かかります。設置台数や設置を依頼する業者によっても異なりますが、目安として頭に入れておいてください。
シャンプー台を設置する流れ
ここからは、美容室にシャンプー台を設置する流れを紹介します。
工事の打ち合わせをする
まず、いくつかの業者に見積もりをしてもらい、比較するところから始めます。相見積もりを取ることによって、各業者で実際にかかる費用がわかるので、比べながら検討しましょう。
なお、どの業者を選ぶかという点だけでなく、シャンプー台の種類によっても価格が変わることを頭に入れておいてください。
業者が決まったら、工事の打ち合わせを行い、シャンプー台取り付け工事の日にちを決めます。
配管工事をする
シャンプー台は、給湯・給水・ガス・排水などが使えなければならないので、設置の前に配管工事をします。場合によっては、床上げをして配管を隠すことも必要です。
本体や付属品を取り付ける
配管工事が終わったら、いよいよシャンプー台を設置してもらいます。
また、シャンプー台を使いやすくするために、シャワーホースなどの付属品を付けたいと考える人もいるかもしれません。付属品を取り付ける場合は、前述したように別料金がかかることが一般的です。
シャンプー台のメーカーや販売店の場合は、購入から本体・付属品の設置までをセットにして安くしてくれることもあるので、ぜひ前もって相談してみましょう。
美容室におすすめのシャンプー台
最後に、美容室におすすめのシャンプー台を3つ紹介します。自店でどれを使えばいいのか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
RUBINO|ビューティガレージ
ビューティガレージは、美容業界に新しい価値を与えて変革させることを目指す企業です。シャンプー台に限らず、施術台・施術に使用する道具やコスメ・タオルなど、自社製品から他社製品まで幅広い商品を取り扱っています。
RUBINOは累計18,000台も売り上げているシャンプー台で、BASIC・レッグレスト連動・DELUXE-R・シャンプーチェアの4タイプがあります。バックシャンプーはもちろん、「シャンプーチェア」タイプなら、サイドシャンプーにも対応できます。
フットペダルの操作により、最大でフルフラットまで倒すことが可能。ラグジュアリーな質感も人気の一台です。
引用元
企業理念 | 株式会社ビューティガレージ
ビューティガレージ
RUBINO | ビューティガレージ
YUME|タカラベルモント
タカラベルモントは創業100年を超える老舗企業。サロンで使用する製品の販売だけでなく、サロンのデザインや経営などを総合的にサポートするための活動を行っています。
YUMEはフルフラットタイプのシャンプー台。本体価格は高めですが、お客様が名前のとおり「夢心地」なシャンプータイムを過ごせるように、設計に工夫を凝らしているのが特徴です。
さらに、初高が480mmと低めで、高齢者や小柄なお客様でも乗り降りしやすいでしょう。施術者も座ったままシャンプーすることができ、負担が少ないです。
引用元
About Us 私たちについて | タカラベルモント
YUME | タカラベルモント
LUCIA|大廣製作所
大廣製作所は、サロンにもお客様にも満足してもらえるような商品開発に取り組んでいるメーカーです。理美容業界における時代の変化をいち早くキャッチしながら、サロンには利益を、お客様には美しさを提供することを目指しています。
LUCIAはバックシャンプー台で、チェアとシャンプーボウルの間の間隔が380mmあり、施術者が間に入ってシャンプーの前や後にお客様に頭のもみほぐしなどを行うことが可能。チェアを倒すとフルフラットになるので、お客様も楽な体勢でシャンプーを受けられます。
カラーバリエーションがあり、店内の雰囲気に合わせて選べるのもポイントです。
引用元
企業理念 | 株式会社大廣製作所
SS570 | 株式会社大廣製作所
SS570 LUCIA | 株式会社大廣製作所
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美容室のコンセプトに合わせたシャンプー台を選ぼう
美容室で使うシャンプー台には種類があり、店のコンセプトや提供するメニューなどに合わせて決めることが大切です。設置の費用や流れに加え、おすすめの商品も解説したので、シャンプー台を導入する際に役立ててください。
自店にぴったりのシャンプー台を選び、お客様にシャンプーの時間を快適に過ごしてもらいましょう。
また、美容室開業にあたって不明点や心配事がある方は、こちらの記事もご覧ください。