世の中のキャッシュレス化が進み、美容室でもキャッシュレス決済を導入している店が増加。自店にも導入しようか悩んでいる方もいるかもしれません。これからの時代、キャッシュレス決済は必須。とくに、PayPayはぜひ導入してほしいサービスです。
そこで、PayPayの概要や美容室に導入するメリット、導入の手順などを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 紙カルテを辞めたい
- 在庫管理を自動化したい
- レジ締めを楽にしたい
- リピート率を上げたい
目次
美容室におすすめのキャッシュレス決済!PayPayとは
美容室でお客様がお会計をするときに、「PayPay」が利用できると便利です。
PayPayとは、ヤフーとソフトバンクが共同で立ち上げた「PayPay株式会社」によって提供されているキャッシュレス決済サービス。スマートフォン1台でかんたんに支払いができる便利なアプリです。
大規模なキャッシュバックキャンペーンなどもしばしば開催されており、登録ユーザーはなんと5,700万人(2023年4月時点)といわれています。それだけニーズが多いことから、導入する店(加盟店)もどんどん増加中です。
美容室がPayPayを導入するサロン側のメリット
ここからは、美容室がPayPayを導入するときのサロン側にとってのメリットを見ていきましょう。
新規のお客様の獲得に繋げられる
前述したように、PayPayの利用者数は非常に多いです。そのため、利用できる店舗を探している人も多数おり、まだ自店に来たことがない見込み客に「PayPayが使えるなら行ってみようかな」と感じてもらいやすくなります。
さらに、「PayPayマイストア ライトプラン」に加入することで、独自のスタンプカードやクーポンを作ることができるので、よりお客様を獲得しやすくなるでしょう。
集客がしやすくなる
前項とも関連しますが、PayPayは集客の面で効果的です。
PayPayでは、アプリ上に店舗情報を掲載することができます。とくに、たびたび行われるキャンペーン期間中はPayPayを使いたいユーザーが増えるため、アプリに自店が表示されることによって集客しやすくなり、売上アップに繋げやすいでしょう。
サポート体制が充実している
PayPayは、サポートやセキュリティがしっかりしていることも魅力。加盟店は、24時間365日、専用ダイヤルから電話相談を受け付けてもらえます。困ったときにすぐに相談できるのは、非常に助かるでしょう。
さらに、不正利用を防止するためのセキュリティや、専任スタッフによる24時間の監視体制が整っています。
万が一加盟店に過失がなく補償が必要な事態が起きたときも、加盟店側の負担なくPayPayが請け負ってくれる制度もあるため、安全性や安心感が高く導入しやすいでしょう。
美容室がPayPayを導入するお客様側のメリット
では、美容室がPayPayを導入すると、お客様側にはどんなメリットがあるのでしょうか。
お得にサロンを利用できる
お客様は、PayPayのキャンペーンやクーポンを活用することにより、現金で決済するよりもお得にサービスを利用できます。また、キャンペーン期間以外でも、支払い金額などに応じて0.5~1.5%の還元があるためお得です。
支払いが楽になる
PayPayは、スマホでQRコードを読み込むだけ、もしくは自分のバーコードをサロン側に読み取ってもらうだけで決済ができるため、支払いがスムーズです。財布を開いて現金を取り出したり、お釣りを受け取ったりする手間が省け、スマートに会計を済ませられます。
美容室にPayPayを導入する方法にはニ種類ある
美容室にPayPayを導入する方法には、ふたつのパターンがあります。それぞれの特徴をチェックしましょう。
PayPayと直接契約する
ひとつは、直接契約する方法です。仲介を通さないため、決済手数料が割安になります。ただし、その他のキャッシュレス決済も利用したい場合は、それぞれ個別に契約する必要がある・入金サイクルがバラバラで管理が大変になるなどの点がデメリットといえるでしょう。
決済代行会社を利用する
もうひとつは、決済代行会社と契約する方法。PayPay以外のキャッシュレス決済もまとめて利用できるようになって便利です。入金も一括で行われるため、管理の手間が省けます。ただし、直接契約に比べて決済手数料は高めです。
美容室がPayPayを導入する流れ
つづいて、美容室がPayPayを直接契約で導入するときの流れを解説します。
1.契約に必要な書類を準備する
契約に必要な書類は、個人事業主の場合、本人確認書類・店舗の外観と内観の写真です。
本人確認書類は、運転免許証・在留カードおよび特別永住者証明書・個人番号カード(マイナンバーカード)・日本国パスポート・各種健康保険証のいずれか。パスポートや保険証の場合、発行から6カ月以内の公共料金の領収書など、住所確認書類も必要です。
法人の場合は、本人確認書類・法人番号・外観と内観の写真を用意しましょう。
2.仮登録を行って申し込み案内メールを受け取る
PayPayの申し込みフォームに必要な情報を入力して送信すると、折り返し申し込み案内メールが届きます。事前に「@paypay-corp.co.jp」からのメールを受け取れるようにしておきましょう。
なお、この段階では登録が終わっていません。次に進んでください。
3.審査に必要な情報を入力する
申し込み案内メールから申し込みフォームを開き、審査に必要な情報を入力して送信します。この際、1で準備した書類をアップロードしましょう。
4.審査が完了したらキットを使って設定を行う
審査が完了すると、利用開始に必要なキットが送られてきます。同梱のスタートガイドに従って初期設定を行いましょう。設定が終われば使えます。
PayPayの利用にかかる費用
PayPayではトライアルキャンペーンを行っており、初期費用無料で導入できます。
PayPayマイストア ライトプランを利用する場合、月額利用料は2カ月目まで無料、3カ月目以降は1,980円。決済手数料は、1回の決済につき決済額の1.60%です。
振込手数料は、通常の入金サイクル(月末締め最短翌日払い)では無料。都度払いや設定金額に達した場合の自動振込を利用すると、1回あたり0.38%の利用料と振込手数料がかかります。振込手数料は、PayPay銀行では20円、それ以外では200円です。
なお、初期費用や月額費用がかからない「PayPayマイストア 制限プラン」もあります。決済手数料はやや割高な1.98%で、入金サイクルや振込手数料はライトプランと同じです(※すべて税別)。ただし、PayPayのクーポンやスタンプカード機能は利用できません。
PayPayが利用できる決済代行サービス
ここからは、PayPayが利用できる決済代行サービスを紹介します。
1.stera pack
stera packは、SMBCが提供している決済代行サービス。PayPayやau Payなどのコード決済のほか、VISAや銀聯などのクレジットカード、楽天Edyやnanacoなどの電子マネーと、30種類以上の決済に対応しています。
お試しプランなら初期費用無料、かつ13カ月目までは固定費も無料(決済手数料3.24%)です。
なお、stera packと連携できるPOSシステム「A’staff Cloud Smart」なら、予約管理システム「リザービア」と併行して利用可能。予約・顧客・会計・売上をまとめて管理でき、業務の効率化に繋げられるでしょう。
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2.Airペイ
リクルートが提供する決済代行サービス「Airペイ」。PayPayはもちろんのこと、Apple Payやcoin+などstera packにはない決済にも対応しており、最大56種類もの決済手段を利用できます。
iPadやiPhoneの利用者なら0円で導入可能。契約後、専用カードリーダーと接続すればかんたんに使えます。Androidには対応していませんが、2023年5月現在、iPadを無償貸与してもらえるキャンペーンを開催中です。
3.スマレジ・PAYGATE
スマレジ・PAYGATEは、POSシステム「スマレジ」と連携できる決済サービスです。対応サービスはPayPayを含めstera packとほぼ同じで、主要なブランドを網羅しています。
タッチパネルで入力する・カードを差し込む・カードやスマホをかざす・カメラでコードを読み取る・レシートを印刷するという機能を1台の端末に集約。初期費用0円のほか、キャンペーンにより端末代30,800円も無料(2023年5月現在)で、大変お得に導入できます。
- 紙カルテを辞めたい
- 在庫管理を自動化したい
- レジ締めを楽にしたい
- リピート率を上げたい
美容室にもPayPayを導入してお客様にアピールしよう
PayPayは、利用者が非常に多く集客にも便利な決済方法であることがわかりました。サポート体制やセキュリティもしっかりしているので、はじめての方でも安心です。お客様にとっても利便性が高い上、お得に利用できます。
直接契約する場合の導入方法や、PayPayを使える決済代行サービスも紹介しました。ぜひ美容室にもPayPayを導入して、お客様にアピールしていきましょう。
あわせて、美容室の予約管理には「リザービア」の導入もおすすめです。業務の効率化にも集客にも便利な機能が多数そろっています。