お客様が美容室を利用する際のポイントのひとつに「心地よく過ごせるか」があります。そこで活用したいのが音楽。しかし美容室で流す音楽の音源は「何でもかまわない」というわけではありません。問題になるのは、音楽の「著作権」です。
今回の記事でBGMをかけるときの注意点をしっかり押さえながら、お客様に快適な時間を提供しましょう。
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目次
美容室で音楽を流すメリット・効果
多くの美容室では、店内で音楽を流しています。著作権の問題に触れる前に、美容室でBGMをかけると、どんなメリットや効果が得られるのかを押さえてみましょう。以下で3つの点を紹介します。
1. リラクゼーション効果
ひとつめは、リラクゼーション効果です。音楽には、人間の感情を動かす力があります。イメージチェンジや気分転換のために美容室を訪れているお客様に対し、店内で適した音楽をかけることで、お客様が快適に過ごせるような癒やしを提供できるでしょう。
2. 店のイメージ作り
ふたつめは、自店のイメージ作りです。流すBGMのジャンルによって、お客様にサロンのイメージを感じてもらい、定着させることができます。明るい・落ち着いている・ポップ・ナチュラルなど、店の雰囲気に合う音楽を選ぶことが重要です。
イメージ別のおすすめジャンルを後述するので、あわせてチェックしてみてください。
3. マスキング効果
みっつめは、マスキング効果です。マスキング効果とは、一定の周波数の音を発生させることにより同じ周波数の音が聞こえにくくなることを言います。美容室内で流れる音楽が、他の美容師やお客様の話し声、外からの生活音など、周りの雑音を消してくれます。
BGMによってお客様の耳に余計な音が入りにくくなるので、落ち着いて過ごしてもらえるでしょう。
美容室で音楽を流す際の最大の注意点は「著作権」！
美容室のBGMには前章のような効果がありますが、店のイメージに合う好きな音楽を何でも自由にかけていいかというと、そうではありません。冒頭で触れたように、著作権に十分気をつける必要があります。
ここからは、どんな音楽ならよいのか、NG例とOK例をチェックしましょう。
CDやYouTubeなどから流すのはNG
BGMを流すときの音源として、CDや動画配信サイトを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
しかし、自分で購入したCDや、YouTubeのような動画配信サイトの音楽を美容室で流すのは、営利目的とみなされるため著作権の侵害になります。また、個人が楽しむための音楽聞き放題サービスも、美容室のBGMとして利用するのはNGです。
店舗用BGMサービスや有線放送などはOK
著作権への対応を代わりに行ってくれるBGMサービスや有線放送を契約して、美容室のBGMに使用する方法は、許可されています。契約したサービスが提供する音楽なら、店内で自由に流してかまいません。
また、JASRAC（日本音楽著作権協会）と直接契約してから音楽を利用するのもOKです。いずれも有料サービスなので、予算を考慮しつつ利用しましょう。
違反するとどうなる？
上記では、美容室で音楽をかける際のNG例とOK例を解説しました。
著作権について知らず、利用NGの音楽を美容室で使ってしまった場合、一体どうなるのでしょうか。実は、個人では「10年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金」、法人では「3億円以下の罰金」が科される可能性があります。
「知らなかった」では済まされない大きなトラブルに発展する恐れがあるため、店内で音楽をかける際には適切な対応が必要です。
美容室のイメージ別おすすめ音楽ジャンル
美容室をどんなイメージにしたいかにより、適したBGMのジャンルが違います。イメージごとのおすすめジャンルを挙げるので、どんな音楽を流そうかと悩んでいる人は参考にしてみてください。
くつろぎ・ナチュラルテイストにはヒーリングミュージック
お客様にくつろいでほしいサロンや植物を置いているナチュラルな雰囲気のサロンには、波や風、せせらぎの音など、自然を感じさせる癒やし系音楽がおすすめです。疲れが落ち着き、リラックスできます。
また、穏やかなウクレレのメロディが心地よい、ハワイアンミュージックもよいでしょう。
若者向け・個性派にはエレクトリックミュージック
エレクトリックミュージックとは、シンセサイザーなどを使用したダンスミュージックのことです。若い人向けや個性的なイメージをつけたい美容室にぴったりで、軽快でアップテンポな音楽がハイな気分にさせてくれます。
大人向け・高級感・シックな演出にはクラシックやジャズ
ラグジュアリーな雰囲気のサロンには、壮大な世界観や格式高く落ち着いた印象を感じさせるクラシックや、メロディの変化が心地よいジャズのような音楽がおすすめです。シックで上質な環境を好むお客様に気に入っていただけるでしょう。
店の雰囲気やコンセプトに合致する音楽を
上記の内容はあくまでも例なので、自分の好きなようにジャンルを決めてもかまいません。
しかし、あまりにも店のコンセプトやイメージとかけ離れた音楽をかけていると、ミスマッチと感じられてしまいます。せっかく来店してくれたお客様に居心地の悪さを感じさせる恐れもあるため、客層も考えながら、自店に合った音楽を流しましょう。
店舗用BGMサービスにはどんなものがある？
ここでは、店舗で使えるBGMサービスの例を挙げます。利用時に役立ててください。
Simple BGM
Simple BGMは、スマートフォンやタブレットでアプリをダウンロードし、利用登録をすれば使えます。面倒な著作権関連の手続きは不要です。
フリーで活動するアーティストの楽曲を集めているので、利用料金が安い上に、料金の一部がアーティストに還元されるため、活動の支援にもなります。一定期間は無料で利用でき、その後も月額550円と、良心的な価格設定なのも魅力です。
モンスター・チャンネル
モンスター・チャンネルは、業種やジャンルなどの項目から楽曲をチョイスできるサービスです。季節やイベントに合わせた音楽もあり、その時期にぴったりのBGMを利用できます。
スマートフォン・タブレット・PCとさまざまな端末で使えて、14日間の無料トライアルもできるので、気になった人はぜひお試しください。
KooNe（クーネ）
KooNe（クーネ）では、山地や島など自然豊かな場所で録音された森林・海・川などの音源を提供しています。ピアノやギターなどの楽器が奏でるアンビエントな音色も楽しめます。心地よく、癒やしを感じられる周波数のサウンドが特徴です。
OTORAKU -音・楽-
OTORAKU -音・楽-は、USENが提供するサービスで、国内外の1,200万以上の楽曲を取り扱っているのが大きな特徴です。スマートフォンやタブレットから手軽に利用できます。
600以上のプレイリストがあり、選曲が随時アップデートされるため、リピーターのお客様も飽きずに楽しめるでしょう。
美容室の営業には予約システムも必須
お客様に来店予約をしてもらう際に、ネット予約ができると便利です。そこで、ネット予約の管理のためのシステムを導入しましょう。美容室におすすめのシステム「リザービア」について、下記で詳しく紹介します。
スマホ対応の予約台帳で確認もラク
予約がどの程度入っているのかを色分けによって一目で確認できる、リザービアの「予約台帳」機能。パソコンでもスマートフォンでも閲覧でき、サクッと把握しやすいことが特徴です。
電話や店頭での予約の際も、空き状況がすぐにわかるためスムーズに案内できます。
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指名予約に便利なスタッフ設定機能
複数のスタッフがいる場合、スタッフごとの予約ページを設けると、ページを移動する手間が少なくかんたんに指名予約を入れてもらえます。スタッフ別の売上を強化したい、各スタッフの得意ジャンルを伸ばしたい美容室には、この「スタッフ設定」機能がおすすめです。
スタッフによって対応できるメニューに違いがある場合でも、自店に適切な設定を行って活用してできます。
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専用予約アプリ「サロンカード」も活用しよう
リザービアの専用アプリ「サロンカード」を利用してもらうのもよいでしょう。予約に関するアクションを行えるほか、スタンプカード・口コミ投稿・友達紹介などの機能も備えています。
アプリ経由でメッセージやクーポンの送付もでき、リピーター育成に活用できる機能です。
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美容室の音楽は著作権に気をつけつつ店に合ったものを選ぼう
美容室の店内で流すBGMには、店のイメージ作りや癒やしの効果があるので、ぜひ利用したいものです。ただし、音楽の著作権には十分注意しなければなりません。
権利を侵害しないよう適切な方法で、自店にぴったりの音楽をかけ、お客様に気持ちよく過ごしてもらいましょう。
また、集客や予約管理に役立つ「リザービア」が気になった方は、まずは気軽に資料をご請求ください。上記で挙げた機能のほかにも、美容室の業務負担を軽減させ、効率的にサロン運営ができる機能を多数そろえています。
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