この記事でわかること
- 月別ピークは12月 (指数108)・底は1月 (指数90)で年間約20%の振れ幅 (12ヶ月平均を100とした指数)
- 曜日別は土曜 (指数143)が最大・月曜 (指数66)が最少で2.16倍の差 (7曜日平均を100とした指数)
- 年間最需要日は12月20日 / 12月27日 (年末)、最低需要日は元日 (415件)で通常日の約3%
調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査主体 | リザービア(自社データ) |
| 対象期間 | 2025年7月1日〜2026年6月30日(365日) |
| 対象 | 現行システムを利用する全国のサロンの予約 (12ヶ月分) |
| 集計方法 | 予約開始日別に日次予約数を集計し、月別平均・曜日別平均・年間TOP15/BOTTOM15日を算出 |
| 指標定義 | 1日あたり平均予約数 = 対象期間の合計予約件数 / 対象日数。曜日別は2026年上半期 (26週間) のみで算出 |
全業種・全店舗の合算値。業種別・店舗別の内訳は他レポートを参照。deleted=有効な予約のみを対象とし、キャンセルは含む。
月別 需要変動と季節性の全体像

月別の予約量を12ヶ月平均=100とした指数で見ると、12月が指数108で年間ピークとなり、年末駆け込み需要が最も強い。次いで5月104、3月104と、季節の変わり目や大型連休前に指数が高まる傾向がある。
底は1月の指数90で、元日〜三が日の需要激減が月間平均を大きく引き下げている。ピーク月と底月の差は約20ポイントで、店舗運営における年間の資金繰り計画に大きく影響する規模の振れ幅。
曜日別 需要変動と繁閑パターン

曜日別の予約量を7曜日平均=100とした指数で見ると、土曜が指数143で突出しており、次いで日曜120・金曜105が続く。週末3日で全予約の約半分が集中する構造。
底は月曜の指数66で、土曜との比は2.16倍。火曜も指数72と低水準で、週の前半は稼働率が構造的に低い。この曜日差は年間を通じて安定しており、単なる季節要因ではない。
年間ピーク日・ボトム日の特定
年間TOP5 需要日
- 2025-12-27: 26,395件
- 2025-12-20: 25,382件
- 2026-06-20: 24,405件
- 2026-02-28: 24,296件
- 2026-06-13: 23,980件
年間最高需要日は12月末 (12/20・12/27) に集中。年末年始休業に向けた駆け込み予約と、忘年会・成人式前後の需要が重なる。次いで2月末・6月中旬の月末平日にピークが立つのは、月末給与日・週末前予約の合流と読める。
年間BOTTOM5 需要日
- 2026-01-01: 415件
- 2026-01-02: 983件
- 2025-12-31: 4,616件
- 2026-01-03: 5,468件
- 2026-02-02: 8,883件
元日の415件は通常日 (約15,000件/日) の約3%まで需要が沈む。三が日全体で通常需要の10〜35%に留まる。この期間の店舗稼働はほぼ休業状態と見て人員計画を組む必要がある。
サロン経営への示唆
1. 12月ピーク・1月ボトムを前提にした人員・在庫計画
年間20%の月次振れ幅は、パート人員のシフト計画・消耗品在庫の月次発注量に直接影響する。12月は指数108・1月は指数90を目安に発注/シフト計画を組むと、余剰在庫と欠品の両方を減らせる。
2. 平日 (月・火) の稼働率対策が売上の目安の数字を大きく動かす
月曜・火曜は土曜の半分以下の需要水準。この2日を「休業日」にするか「販促強化日」にするかの選択で、店舗の年間売上は5〜10%動く。定期メンテナンス顧客の平日誘導・平日限定割引・法人向け受注などの打ち手を平日に集中させる運用が実効的。
3. 年末年始の予約枠設計は「12月末集中→元日休業→1月4日再開」を前提に
12月20日〜30日は通常の1.5倍の需要が来ると想定した予約枠拡張、元日〜3日は最小人員での運用、4日以降に段階的に通常運用へ戻す3段構成が、需要ピークの取り逃しと元旦の無駄稼働を両方防ぐ。
まとめ
サロン予約は月別の予約量指数で12月にピーク (指数108) を打ち、1月に底 (指数90) を打つ年間約20%の振れ幅を持つ。曜日別は土曜が月曜の2.16倍と週末に集中する構造で、この2つの需要変動を前提にした人員・在庫・予約枠設計が、店舗の年間稼働率と利益率を大きく左右する。
本調査データの利用について
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- 出典名: リザービア調べ
- 引用例URL:
https://rsvia.co.jp/report/salon_holiday_season_swing_2026/
