DM(ダイレクトメール)は手紙やメールなどでお店の新メニューやサービスの案内、お得なクーポンなどを配信する集客方法のひとつです。
ですが、
「DMを送っても反応がいまいち…」
「ハガキや手紙、Eメール、SNS…どれを使えばいいの?」
「そもそもDM自体がよくわからない」
そんなエステサロンのオーナーさんも少なくありません。 そこで、DMのメリット・デメリットや集客アップのための活用方法を紹介いたします。
DM作成のポイントとおすすめの例文も紹介しますので、効率的なDM送付のコツをマスターして、集客とリピーター獲得の参考にお役立てください。
まずは資料をご覧ください
目次
エステサロン・美容サロンがDM(ダイレクトメール)を利用するメリットとは?
DM(ダイレクトメール)は、個人宛に手紙やメールなどで直接送る案内のことです。 エステサロンでのDMは、ハガキなどの紙媒体での送付や、電子メール、LINEなど様々な方法でDMの目的に応じて使い分けて行います。
エステサロンやネイルサロンなどの美容サロンがDMを送るメリットについて、解説していきます。うまく活用して、特定の顧客だけに直接アプローチしていきましょう。
1. しばらく来店のないお客様の来店をうながせる
DMはチラシや広告と違い、一度来店されたお客さまに向けて送るものという特性があります。内容をターゲットに絞りやすく休眠客の掘り起こしにもってこいの手段です。
DMを送ることで再来を促し、リピーター獲得につなげることができます。新規や既存客だけでなく、離脱してしまった過去会員など、顧客リストをしっかりと管理しておくことが重要です。
2. 開封率が高く情報が届きやすい
DMは開封率が高く反応がいいのもメリットの一つです。
たとえば、メールマーケティングラボの調査結果によると、電子メールでDMを送付した場合には「美容・健康」の業種では開封率が18%、そのうちURLのクリック率が2%というデータが発表されています。
つまり、1000人に配信した場合約180人が開封したということです。
一般的に折り込みチラシやポスティングの反応率は0.3〜0.7%程度とされていますから、1000枚配布しても反応があるのはたったの3〜7人です。
「一度利用したお店からのDMは受け取り率が高い」という調査結果もあり、やみくもに宣伝するより、一度でも来店されたお客さまに向けて直接メッセージを送るのが効果的といえます。
3. ターゲットを絞り込みやすい|キャンペーン告知
新メニューやサービスを直接届けることができ、集客につながりやすいこともDM送付のメリットの一つです。
ターゲットが明確なので、訴求するメッセージをターゲットに合わせたものにすることができます。 また、キャンペーンの告知もターゲットを絞り込んで行うことができるため、より高い確率で効果をあげられます。
サロンにおけるキャンペーンの重要性やアイデアなどは、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
4. 効果検証がしやすい|持参で割引など
DMをきっかけに来店したお客様を把握しやすく、DM送付にどれくらいの効果があったのかを計測できるメリットもあります。ハガキ持参の方限定で割引をしたり、店舗販売のヘアケア商品とハガキを引き換えるなどの手法を使います。
DMがどの年齢層に一番反応がよかったかをデータ化し、より精度の高いアピールへつなげることができます。
お客様によい印象を与えるには? DM活用のコツを紹介
DM送付にはお店の売り上げアップにつなげられる多くのメリットがあることがわかりました。ここからはDMの効果をより高める活用のコツを紹介していきます。 お客様にサロンの想いが伝わるようなDMを作成していきましょう。
送るタイミングを考えよう|誕生日など特別なイベントの前
せっかくDMを送るのですから、お客さまに届きやすいここぞというタイミングを押さえることが大切です。
誕生日のお客さまにだけ特別なサービスを添えてDMを送ることで、お店を思い出してもらい、来店のきっかけをつかむことができます。
送る方法は何がいい?|ハガキ・メール
DMの方法はいくつかの種類があります。
ハガキ
郵送でハガキを送るDMです。コストはかかりますが、顧客の手元に、比較的長く置いてもらえます。
手にとってもらった時点で、インパクトのあるデザインで視覚的にアプローチすることが可能です。初回来店から1週間後のサンキューDM、年賀状、新メニューの案内など幅広く活用できます。郵送代がかかるので、しっかりターゲットを絞って送付しましょう。
手紙(封書)
ハガキよりもより多くの情報を届けることができます。ハガキと違って開封しないまま捨てられてしまうこともありますが、化粧品のサンプルや、エステの優待券などを同梱できます。見込み客を選定し、お誕生日DM、母の日DMなどイベントで活用するといいでしょう。
メール
Eメールを使ったDMの送信です。予約画面のURLや、お得なクーポン取得用のURLを盛り込むことができるので、アプローチしたい情報に誘導することができます。 また、1通あたりのコストが低く、顧客からの反応が早いのも特徴です。
LINEなどアプリのDM機能
LINE公式アカウントを使ったLINEのメッセージやアプリのDMは、現在かなり人気の高いDMです。
アプリをダウンロードしているユーザーやLINEでサロンのアカウントを友だち登録している顧客へ一斉にDMを配信することができます。 LINEは日常的に使っている人が多いので、開封率は60%以上 、URLのクリック率は25%以上 と高い数値が魅力です。
ハガキや手紙はコストがかかりますが、その分直接手にとってもらい印象に残りやすいメリットがあります。メールやアプリのDM機能はコストがほとんどかからないのがメリットです。
エステ・美容サロンに特化した管理システムのリザービアなら、既存客にクーポン付きのDMを送付する機能で、積極的にアピールできます。
印象に残るデザインを考えよう
毎日何かしら届くDMのなかで、お客様の目にとまり印象に残るDMがあることがベストです。そのためにはデザインをしっかりと描く必要があります。
思わず見てしまう、SNSにあげたくなる、そんなデザインのDMを作ることができれば、さらに拡散されて見込み客を増やすことにつながります。
目的に合った特典・クーポン内容を考えよう
あなただけの特別感を演出すると効果的です。チラシや雑誌の宣伝とは違い、個人宛に直接送付するのがDMです。いかに「あなただけ」という特別感を演出できるかがカギとなります。
誕生日のDMであれば、お客様のカルテや施術中の会話などから、その方の悩みに寄り添った文言を入れたり、悩みに合わせたサービスの提案をすることで、よりお店への信頼を得ることができます。 ターゲットを選定してぜひやってみてください。
また、個別に用意することができない場合や、メールやSNSなどで一斉配信する場合には、別の方法で特別感を演出しましょう。
「まだ試していない人限定特典」
「3ヶ月以上来店していない人限定クーポン」
「今月がお誕生日の人限定特典」
こうした枠を絞った限定的な特典は、ここに当てはまった人にとっては「あ、対象に自分も含まれている!」といった特別な気持ちになれます。 ターゲットを絞ってしっかりと特別感を演出しましょう。
お客様に送るDMを作成するときに気をつけたいポイント
DMはお客様にお送りするものですから、お客様を不快にさせるようなものを作成してはいけません。DMを作成する際に気をつけたいポイントを見ていきましょう。
1.テンプレートを利用する場合でも手書きで一言添える
大まかな文言はテンプレートで必要な情報を伝えるとして、そのお客様のためだけのひとことを手書きで添えるのがおすすめです。
印刷されたテンプレートの文章だけでは感謝の気持ちは伝わりにくいですが、手書きのメッセージがあれば親しみと温かみをプラスすることができます。
2.お客様の名前を入れる
一番効果的な方法は、ハガキや手紙のDMの中にお客様の名前を何度も入れる方法です。みんなに送っているDMという印象から、「私に向けて送られてきた」と感じさせることができます。
個別に用意する手間と郵送代はかかりますが、こうした心のこもったDMは大変喜ばれます。
3.来店時のエピソードに触れる
手書きでコメントを添えて、来店時の話題に触れるのも非常に有効です。来店された時にしたアドバイスなどから「その後いかがでしょうか?」といった言葉や、お客様との会話の内容について触れることも効果的です。
より親しみを感じさせ、信頼感が増すことでお店に来るきっかけへとつながります。
4.お客様にとって有益になる情報を記載する
来店を促進するメッセージだけだとただの営業だと思われてしまい、実際に来店してもらえる確率が下がってしまうことが考えられます。
なぜ来店してもらいたいのか、たとえば、キャンペーンやセールのようなお得な情報や、新メニューの紹介など、お客様にとって有益になる情報も記載しましょう。
5.丁寧に作成する
お客様にお送りするものですので、丁寧に作成する必要があります。文章の言葉遣いはもちろん、文字も丁寧に書きましょう。
いくらきれいな字でも、走り書きのように見えてしまったら、お客様が不快に思ってしまう可能性があります。
6.わかりやすく端的な文章を心がける
お客様にとって有益であっても、あれこれと情報を詰め込んで長文になってしまうと、最後まで目を通してもらえなくなる可能性が高くなってしまいます。伝えたいことを絞り、できるだけ短く端的にまとめましょう。
お客様へのDMの例文を紹介!
DMを作成するポイントについておわかりいただけたところで、DMの例文を見ていきましょう。
1. 誕生日のお祝いDM
〇〇様、お誕生日おめでとうございます! 今月お誕生日の〇〇様に、ささやかながらプレゼントをご用意いたしております。 お誕生月のご来店で、通常価格の20%offとさせていただきます。 この機会に是非ご利用くださいませ。
〇〇様、お誕生日おめでとうございます。(エステサロン名)の(担当名)です。今月は〇〇様のお誕生月ということで、ご来店で通常価格の20%off、さらにささやかながらプレゼントをご用意しております。この機会に是非ご利用くださいませ。
2.初めて来店したお客様へのお礼DM
〇〇様、先日は数々のサロンの中から当サロンにご来店いただきましてありがとうございました。当サロンのサービスやメニュー、接客にはご満足いただけましたでしょうか?✕週間後に再度ご来店いただきますと、お肌の改善がよりいっそう実感いただけるかと思います。またのご来店を、是非お待ちしております。
〇〇様、先日は当サロンにご来店いただきまして誠にありがとうございました。当サロンのサービスはいかがでしたでしょうか?ご質問やご不明な点などございましたらいつでも、ご相談ください。またのご来店を是非お待ちしております。
3.定期的に来店するお客様へのお礼DM
〇〇様、いつも当サロンをご利用いただきまして誠にありがとうございます。日頃のご愛顧を感謝し、◯◯様にお得なキャンペーンのご案内させていただきます。◯月◯日から✕月✕日までの期間、通常メニューのご利用が10%オフになります。何度ご利用いただいても割引が適用される大変お得なキャンペーンとなっておりますので、ご来店いただけますと幸いです。
〇〇様、先日はご来店いただきましてありがとうございました。いつものメニューに加えてオプションをご利用されましたが、その後いかがでしたでしょうか?◯◯様のお悩みが改善されましたら幸いです。今後もご要望に合わせてメニューを提案させていただきますので、是非またご来店ください。
4.しばらく来店のないお客様へのDM
◯〇様、寒くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか? ネイルやお肌の悩みなどがありましたら、お気軽にご来店ください! 乾燥の気になる季節、超保湿スペシャルコースをご用意してお待ちしております。
◯◯様、気温差が激しい毎日ですがお元気にお過ごしでしょうか?この時期はお肌が乾燥しやすいため、季節に合わせたスペシャルメニューをご用意しております。◯カ月ご利用のなかったお客様へ向け、お得な割引キャンペーンも行っております。是非一度お試しください。
DMを活用するなら予約システムの導入がおすすめ!
DMはお客様との信頼関係の構築や、来店促進などさまざまな効果が期待できるツールです。しかし、顧客数が多いサロンだと、DMの作成・送信が意外と負担になってしまうもの。
そこでおすすめしたいのが、予約システム「リザービア」の導入です。リザービアは予約管理だけでなく、メッセージの自動配信機能も搭載されています。
来店後のお礼や一定期間後のフォローメッセージ、来店促進メッセージなど、施術日から最大60日後まで、配信数の制限なく配信可能です。
利用メニューや担当スタッフごとに配信対象を絞ることもできるため、用途にあわせてお使いいただけます。
まずは資料をご覧ください
お客様に喜ばれるDMを作成して来店につなげよう
DMのメリットや来店につながる作成ポイント、コツについて解説しましたが、大切なのはお客様への想いです。
心のこもったDMを作成し、いろいろなDMを組み合わせて効果的にサロンのコアなファンを獲得してくださいね。
リザービアではDM送信機能だけでなく、SNSやGoogleと連携できる機能も備えています。また、集客に関するさまざまなアドバイスも行っております。まずは無料の資料請求をしてみてください。