美容室を開業する際は、一階にこだわらず二階以上の空中階を利用してもかまいません。空中階には空中階ならではのメリットが存在します。
通りに面していないことから集客がむずかしいイメージがあるかもしれませんが、うまく宣伝すれば集客面も問題ありません。
今回は、二階以上の空中階での美容室開業について詳しくお伝えします。
まずは資料をご覧ください
目次
空中階に美容室を開業するメリットとデメリットとは?
はじめに、空中階に美容室を開業するメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット1. 安く借りられる
二階以上の空中階の大きなメリットは、賃料が安いことです。一般的にテナントの賃料が一階に比べて低めに設定されており、家賃を抑えられます。
同じエリアでありながら、場合によっては一階を借りるより3割前後も安いので、経費削減につながります。
メリット2. お客様のプライバシーを守れる
もうひとつのメリットは、店内の様子が外から見えないため、お客様のプライバシーを守れるという点です。
一階にある路面店では、よくも悪くも店の前を通る通行人から店内が見えてしまいます。お客様によっては施術中の様子が他人の目に触れるのを好まない人もいるため、一階の場合は見えにくいような配慮が必要です。
また、仮に空席があっても、空中階なら外から見えないぶん、「この店は流行っていないんだ」と思われることがありません。
デメリット. 美容室の外から雰囲気がわからず、入りにくい
空中階の美容室は、一見しただけでは中の雰囲気がわかりません。
中が見えないことは、前項のようにメリットにもなりえますが、デメリットに働いてしまうこともあります。建物の構造がわかりにくい・通路が暗いなど、お客様がなかなか店の入り口にたどり着けないと、マイナスのイメージを与えてしまう恐れもあります。
入り口にわかりやすい看板を置いたり、通路を明るくしたりするなどの工夫が必要です。
空中階のテナントを借りるときの注意点
メリット・デメリットとあわせて、空中階に美容室のテナントを借りるときの注意点・チェックポイントを押さえましょう。
わかりやすいところに看板が置けるかどうか
まず、道路から見える場所に看板を設置できるかどうかを確認しましょう。とくに二階以上の美容室では、看板の存在は必須。コストが気になる人もいるかもしれませんが、手軽に作れるものもあるので、必ず設置してください。
関連記事
美容室への導線を確認
建物の入り口から店までの導線もしっかりチェックしてください。入り口は、道路に面しているほうが入りやすいでしょう。
そのほか、直通の階段があるか、エレベーターの有無など、美容室にたどり着くための環境が整っているかどうかを確認します。また、建物内の雰囲気がよいかどうかも大切です。
同じビルにどのような店舗が入っているか
どんなテナントが入っているかを確認することも大事です。飲食店や金融会社など多様な客層が出入りする建物では、共用のエレベーターなどで自店のお客様が他店のお客様と一緒になった場合、居心地の悪さを感じてしまうこともあります。
お客様に対しては、店内だけでなく、入り口から出口まで気持ちよく過ごしていただけるような配慮が重要です。
空中階の美容室ならではの店舗作りをしよう
つづいて、二階以上の空中階の美容室における店舗作りのポイントを紹介します。
空中階の魅力を活かしたコンセプトを決めよう
ひとつは、空中階だからこそのコンセプトを設定し、わざわざ階段やエレベーターを使ってでも行きたくなるような店にすること。空中階の良さを引き出し、「周辺の店舗とは違う雰囲気を作るにはどうすればいいか」をしっかり考えてください。
自店が空中階にあることをメリットに換えてSNSなどでアピールし、見る人に興味を持ってもらいましょう。
居心地のよい空間を作ろう
空中階の店舗は人や車の通りが気になりづらいことから、落ち着いた雰囲気の店舗を作りやすいという利点があります。
お客様のなかには単なるヘアスタイルチェンジだけでなく、癒やしを求めて美容室を訪れる人もいます。そこで、シンプルな色合いやナチュラルなインテリアなどで居心地のよい空間を演出するとよいでしょう。
空中階の美容室はネットを活用して魅力をアピールしよう
ここからは、空中階の美容室でも役立つインターネットでの集客方法をお伝えします。
SNSを活用しよう
SNSを情報収集ツールとして使っているお客様は多いです。そのため、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSで情報を発信しましょう。内容は、美容室の雰囲気がわかる写真・動画やキャンペーン・イベント情報などがおすすめです。
SNSではハッシュタグを活用することでターゲット層にリーチしやすく、拡散される可能性もあります。より注目してもらうためには、こまめに発信していくことが重要です。
美容室のホームページを作ろう
美容室のホームページを見て情報を集める人も多いです。どんなお店かが気になっても、空中階にあっては通りがかりに見ることができないので、SNSと同様に美容室の中の様子の写真を載せましょう。
自店独自の魅力をアピールしたり、店までのアクセス方法を記載したりなど、内容を充実させることが重要です。
GoogleビジネスプロフィールでMEO対策
Googleが提供するGoogleビジネスプロフィールの情報を充実させ、MEO対策を行うのも有効です。
MEOとは、Googleマップで検索した際に上位表示されやすくする施策のこと。プロフィールを充実させ、検索した人に自店の情報やホームページの存在を知ってもらいましょう。
情報が少ないことによる離脱を防ぐため、所在地・業種・電話番号・店の特徴など、美容室の情報は細かく記載してください。
関連記事
LINE公式アカウントを活用してリピーターを獲得しよう
無料で導入できる「LINE公式アカウント」を作るのもおすすめです。LINEで自店の公式アカウントを友達登録してくれたお客様に、お知らせやキャンペーンなどの情報を届けられます。
リピーターの獲得に活用されていることが多いので、新規で来店されたお客様にはぜひ登録を依頼してみましょう。
ポータルサイト
同じ業種の店の情報がまとめられている、ポータルサイトの利用を検討するのもよいでしょう。美容系のポータルサイトに登録することで、美容サロンを探している方に自店の存在を知ってもらうことができます。
ただし競合も多いため、店の情報を充実させることはもちろん、SEOを行ったり口コミを増やしたりといった工夫が必要です。
予約システム「リザービア」でネット集客を強化しよう
前章のようなネット集客の方法もありますが、予約の受付や管理を自動化する「予約管理システム」を集客に活用することも可能です。
美容室・エステサロン・整体院など5,000店舗以上の導入実績を持つ「リザービア」には、集客に便利な機能がそろっています。もちろん空中階の美容室にも役立つので、以下で具体的な機能の例と活用方法を紹介します。
Googleビジネスプロフィールから予約を受付
次に、標準装備されている「Googleで予約」機能です。Googleビジネスプロフィールの店舗情報と予約ページを紐づけることができます。
GoogleやGoogleマップの検索結果から店舗情報を見てもらえ、予約ボタンからスムーズに予約画面に移行させられるため、新規顧客を集客しやすいことが特徴です。
関連ページ
LINE連携予約でもっと便利に
リザービアのオプション機能には、「LINE連携予約」という機能もあります。自店のLINE公式アカウントのトーク画面から予約ページに遷移させ、予約を受け付けることが可能です。
さらに、リマインドメッセージ・スタンプカード・LINE予約限定クーポンなどの機能も使えます。
関連ページ
まずは資料をご覧ください
空中階ならではの魅力を活かして美容室を作ろう
二階以上の美容室は、コストを抑えられる・お客様のプライバシーに配慮できる点がメリットです。ただし、外から見えにくいことは、メリットにもデメリットにもなりえます。今回の内容をもとに、空中階ならではの特徴を生かした美容室を作りましょう。
また、集客ではインターネットを上手に使いこなすことが重要です。ぜひSNSやGoogleと連携して予約を受け付けられる「リザービア」を活用し、多くのお客様を呼び込んでください。