店舗の予約受付において、ネットを経由した自動受付を導入するとお客様の利便性が向上します。それだけでなく、予約受付・管理業務において効率化も期待できるため、予約システムの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし予約システムの種類は多く、どれを選べばよいのか悩んでしまうこともあるかもしれません。
今回は、数ある予約システムのなかから「RESERVA(レゼルバ)」を紹介します。RESERVA(レゼルバ)の特徴や機能、注意点などを解説しますので、予約システム選びにお悩みの方は参考にしてみてください。
目次
RESERVA(レゼルバ)とは?
まず、RESERVA(レゼルバ)の概要について見ていきましょう。
RESERVA(レゼルバ)はシンプルな操作性の予約システムで、登録事業者数が260,000社を突破したという実績があります。個人・事業主や小規模企業から、大企業・官公庁までを対象としており、幅広い業務で活用できる汎用性の高さが特徴です。
予約受付・管理だけでなく、顧客管理や決済など、店舗の運営に関するさまざまな業務をシステム上で行うことができるため、運営業務の効率化が図れるでしょう。
RESERVA(レゼルバ)で使える機能
RESERVA(レゼルバ)には予約受付・管理以外にもさまざまな機能が搭載されていると前述しましたが、どんなことができるのでしょうか?RESERVA(レゼルバ)で使える機能について、詳しく見ていきましょう。
1.自動メール・メルマガ配信
お客様宛にリマインドメールやメルマガ、お礼メールなどのメッセージを、自動で配信する機能です。あらかじめテンプレートを作成しておけば、テンプレートから引用するだけで送信用のメッセージを作成することもできます。
送信メッセージを1通ずつ作成し送信することと比較すると、大きな業務効率化になると言えるでしょう。
2.顧客情報管理
お客様の氏名や住所といった、顧客情報の登録と管理機能も搭載されています。予約フォームの定型項目以外に、管理者側が自由に質問を作成した新規項目も登録が可能です。
たとえば、店舗を知ったきっかけ(チラシ・ポスター・ホームページを見たなど)の項目を登録しておくことで、回答からどんな集客方法が有効であるかなど来店の傾向を知ることができるので、メニューや広告宣伝の改善にも役立つでしょう。
また、来店頻度や利用金額などによって店舗独自の会員制度を採用している場合、顧客管理画面から会員設定もできます。顧客の来店状況や会員ランクなどに応じて、表示する顧客情報の絞りこみも可能です。
3.マルチデバイスに対応
予約システムと聞くと、パソコンが必須なのではと考える人もいるかもしれません。しかし、RESERVA(レゼルバ)はマルチデバイスに対応しています。
パソコンだけでなく、iPhoneやAndroidのスマホ・タブレットからでも利用できるため、現在店舗でパソコンを利用していないという方も、新しく購入しなくてもスマホから利用することが可能です。
4.オンラインの事前決済
RESERVA(レゼルバ)には、決済機能も搭載されています。クレジットカード決済に対応しており、予約時の事前決済も可能です。
また、予約時にクレジットカードで事前決済を行った際には、割引を適用するなどの設定をすることもできます。
来店後の会計業務を効率化するだけでなく、事前決済をすることによって無断キャンセルの防止効果にも期待できるでしょう。
5.グローバル対応
海外からの観光客が増えるにつれ、店舗を利用するお客様にも外国客の割合が高くなってきた、という店舗もあるでしょう。RESERVA(レゼルバ)はグローバル対応のシステムのため、インバウンドにも安心です。
世界標準時間による世界各地域のタイムゾーン設定や外国通貨、日本語を含む6カ国語の多言語など、必要に応じて使い分けてください。
6.Zoom連携
RESERVA(レゼルバ)はZoomと連携することも可能のため、特にZoomを利用したウェビナー(Web上で行うセミナー)や講演などを行うスクールにおすすめです。
連携をすることで、オンラインメニューの作成と予約リンク作成、オンライン決済までをシステム上で完結することができます。オンラインミーティングに参加するためのURLやパスワードは、RESERVA(レゼルバ)から予約者へメールで自動送信されます。
RESERVA(レゼルバ)の料金プラン
RESERVA(レゼルバ)は、6つの料金プランが用意されています。そのうち個人事業主や小規模店舗向けのプランは4つで、大企業・官公庁向けのプランが2つです。
RESERVA(レゼルバ)の料金プランは、以下の通りです。
個人・事業主向け
法人・官公庁向け
プランによって、月間予約件数や登録顧客件数、利用できる機能が異なります。店舗の規模や利用したい機能と、コストのバランスを考慮してプランを選ぶことが可能です。
RESERVA(レゼルバ)を導入するメリットは?
RESERVA(レゼルバ)を導入することによって、どんなメリットが得られるのでしょうか?いくつかの例を見ていきましょう。
1.コストを抑えて運用できる
RESERVA(レゼルバ)は初期導入費用がかからないことに加え無料プランが用意されているため、コストを掛けずに予約システムの導入をすることが可能です。そのため、「予約システムを実際に使って確かめてみたい」「新たにシステムを導入したいが予算を取れない」といった店舗でも安心して利用することができるでしょう。
2.予約サイトを簡単に作成できる
パソコンやプログラムの深い知識が必要なく、誰でも簡単に利用できるのもメリットです。
新規登録して必要事項を入力していくだけで、わずか数分で予約サイトを作成することができるため、難しそうで導入をためらっているという人にもおすすめ。すでに自社サイトを運営している場合は、作成した予約サイトへのリンクを挿入することで、予約窓口への誘導も可能です。
3.業務が効率化される
前述で紹介したように、予約受付・管理だけでなく、顧客管理や自動メッセージ配信、多店舗管理、決済などの機能が搭載されています。そのため、予約業務だけでなく、店舗運営のさまざまな業務を効率化することができるでしょう。
4.対応業種が幅広い
RESERVA(レゼルバ)の対応業種は350種以上と謳っており、どんな業種の店舗でも利用できる、汎用性の高い予約システムです。個人事業主から大企業まで、業種だけでなくあらゆる規模にも応じた使い方ができます。
RESERVA(レゼルバ)を利用する注意点
さまざまなメリットのあるRESERVA(レゼルバ)ですが、気をつけなければならないポイントもあります。ここからは、RESERVA(レゼルバ)を利用する際の注意点を見ていきましょう。
1.デザインの選択肢が少なめ
RESERVA(レゼルバ)は誰でも簡単に予約ページが作成できるよう、あらかじめデザインが用意されています。そのなかから選んで設定していくため、オリジナリティのあるページの作成は難しいです。
2.メールの配信数によってはコストがかかる
無料プランでも利用できるRESERVA(レゼルバ)ですが、プランによって受け付けられる予約の数が違ったり、使える機能に制限があったりします。
プランによって異なる点のひとつにメルマガ配信の無料枠数があり、その上限数を超えるメール数を配信するには、1通あたり1ポイント=1.1円(税込)が必要です。
「無料だから」という理由だけでプランを選んでしまうと、配信数によってはかえって高い利用料が必要になってしまう可能性がありますので、注意しましょう。
3.電話でのサポートが受けられない
使い方がわからなかったり、不具合やトラブルがあったりした場合、運営者からのサポートが受けられます。しかし、RESERVA(レゼルバ)のサポートはメールが基本で、電話でのサポートはエンタープライズプランとスイートプランでしか受けられません。
美容室やエステサロンにはリザービアがおすすめ
RESERVA(レゼルバ)は多様な業種に対応した、汎用性の高い予約システムです。その分、業界特有の要望や悩みには対応できない可能性もあります。
美容室やエステサロンなど、美容業種にはリザービアがおすすめです。リザービアは美容業界に特化した予約システムで、全国で5,000店以上の導入実績を持っています。
予約管理や顧客管理機能はもちろんのこと、スタッフとメニューを紐づけて指名予約ができたり、設備や機器を利用するメニューの予約数に制限を設定したりと、美容サロンの運営をサポートする機能が揃っています。
RESERVA(レゼルバ)は業種や規模を問わずに利用できる予約システム
RESERVA(レゼルバ)は予約受付・管理をはじめ、顧客管理やオンライン決済、Zoomとの連携など、さまざまな機能が搭載された予約システムです。対応業種は350を超えるとも言われる汎用性の高いシステムで、無料プランもあるため、小規模店舗や初めて予約システムを導入する店舗でも気軽に試しやすいでしょう。
一方で、特定の業界に特化したシステムではないので、不便さを感じてしまうこともあるかもしれません。美容業種であれば、美容業界に特化した予約システム「リザービア」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。