個人事業主や小規模店舗のオーナーにとって、毎月の請求書作成は頭の痛い作業の一つ。「時間をかけずに、ミスなく、スマートに請求書を発行したい…」そんな悩みを解決してくれるのが「請求書アプリ」です。
この記事では、数ある請求書アプリの中から、本当におすすめできる5つのアプリを厳選して徹底比較。あなたのビジネスに最適な一つを見つけるお手伝いをします。
さらに、請求業務の効率化から一歩進んで、事業全体の生産性を最大化する秘訣までを具体的なステップで解説します。
目次
まずは基本から!請求書アプリでできること・導入するメリット
手書きやExcelでの請求書作成は、時間がかかる上にミスも起こりがちです。一方で、請求書アプリを導入すれば、スマートフォンやタブレットで、いつでもどこでも簡単・正確に請求書を作成・発行できます。
テンプレートを使えば数分できれいな請求書が完成し、メールですぐに送付可能。郵送の手間やコストも削減できます。
さらに、入金状況もアプリで一目でわかるため、管理が格段に楽になります。空いた時間を有効活用し、サロンオーナーが本来の業務に集中するための心強い味方です。
請求書作成・発行の手間を劇的に削減
請求書アプリの最大の魅力は、作成・発行の手間を大幅に削減できる点です。デザインされたテンプレートに沿って取引先や金額を入力するだけで、フォーマットの整った請求書がすぐに完成します。
一度入力した情報は保存されるため、次回からは選択するだけでOK。計算ミスや入力漏れの心配もありません。
作成した請求書はPDFで出力し、そのままメールで送付できます。郵送代行サービスを備えたアプリなら、印刷から投函までの作業も不要です。スマホさえあれば、お客様の施術後や移動中など、場所を選ばずに請求書業務を完結できます。
送付・入金管理のステータスを可視化
請求書を発行した後の送付確認や入金管理は意外と面倒な作業です。請求書アプリなら、「送付済み」「入金済み」といったステータスが自動で管理され、一目で状況を把握できます。
これにより、送付漏れや二重請求といったミスを防げます。
支払い期日が迫ると通知してくれる機能のある請求書アプリもあり、お客様への確認や催促もスムーズに行えるため、キャッシュフローの管理がしやすくなります。
おすすめ請求書アプリ5選を徹底比較
ここでは、サロン業務に適したおすすめの請求書アプリを5つご紹介します。それぞれの特徴を比較し、ご自身の店舗に合ったアプリを見つけてみてください。
スマホ操作がメインの方におすすめの請求書アプリ
パソコンをあまり使わず、普段の業務はスマートフォンやタブレットで完結させているオーナー様向けに、スマホでの操作性に優れたアプリを3つご紹介します。
freee請求書

出所:freee請求書公式Webサイト
会計ソフトで有名なfreeeが提供する、直感的な操作が魅力の請求書アプリです。インボイス制度にも対応済み。
「freee会計」と連携すれば、請求書作成から会計処理までが自動化され、経理業務全体が大幅に効率化されます。既にfreeeシリーズを導入している場合や、業務ツールを同じシリーズで統一したい場合には特におすすめです。
引用元
freee請求書
ジムー

出所:ジムー公式Webサイト
請求書から領収書まで、多様なビジネス書類をスマホ一つで作成できるアプリです。メール送付はもちろん、郵送代行やFAX送信サービスも利用可能。
お客様の要望に柔軟に対応できます。無料で始められるプランもあり、手軽に導入できるのが嬉しいポイントです。
引用元
ジムー
Estilynx

出所:Estilynx公式Webサイト
スマホやタブレットでの利用に特化して開発されたアプリです。260種類以上の豊富なテンプレートが特長で、自店のイメージに合ったデザイン性の高い請求書を作成できます。
オフラインでも作業できるため、通信環境を気にせず業務を進めたい方におすすめです。
引用元
Estilynx
無料で始められるおすすめ請求書アプリ
「まずは費用をかけずに試してみたい」という方向けに、無料プランが充実しているサービスを2つご紹介します。
Misoca

出所:Misoca公式Webサイト
会計ソフト「弥生会計」で知られる弥生が提供するサービスです。Web版とスマホアプリ版があり、シーンに応じて使い分けられます。
無料プランでは毎月10通まで請求書を作成可能。将来的に事業が拡大すれば、弥生シリーズと連携できる有料プランへスムーズに移行できます。
引用元
Misoca(ミソカ)
Square請求書

出所:Square請求書公式Webサイト
決済サービスで有名なSquareが提供しており、同社のアカウントがあれば追加料金なしで利用できます。
作成した請求書にオンライン決済用のリンクを付けられるのが最大の特徴。お客様はメールからすぐに支払いができ、未回収リスクの軽減に繋がります。
引用元
Square 請求書
失敗しない!請求書アプリの選び方3つのポイント
今回紹介したアプリの他にも、さまざまな請求書アプリが存在します。そのため、いざ導入を決める段階で、どのアプリを選べばいいのか混乱してしまうこともあるでしょう。
そこで、数ある請求書アプリの中から最適なものを選ぶための3つのポイントを解説します。
1.自社の規模と業務フローに合っているか
重要なのは、自店の事業規模や業務の流れに合っているかです。発行枚数が少なければ無料プランで十分ですし、スタッフが多いなら権限設定機能などが必要になります。
多機能でも使わなければ意味がありません。自店の「今」と「これから」に合った、過不足のない機能を持つアプリを選びましょう。
2.セキュリティ対策は万全か
請求書は個人情報や取引金額を含む重要な書類です。情報漏洩は店の信用問題に直結します。通信の暗号化や二段階認証、プライバシーマークの取得状況など、提供元がどのようなセキュリティ対策を講じているかを必ず確認し、信頼できるサービスを選びましょう。
3.他のツールとの連携は可能か
請求書アプリを単体で使うだけでなく、会計ソフトや予約システムと連携させることで、業務効率はさらに向上します。
請求書データが会計ソフトに自動で反映されたり、予約情報から請求書が作成されたりと、転記の手間が省けます。「データ連携」はアプリ選びの重要なキーワードです。
請求書業務の効率化だけでは不十分?その先にある「落とし穴」
請求書業務が効率化されても、予約管理や顧客管理が別のツールで行われていると、情報の二重入力が発生し、作業の非効率性が残ってしまいます。
例えば、顧客が来店するたびに異なるシステムに情報を入力したり、予約内容と請求内容をそれぞれ照合したりする手間が生じます。
さらに、予約履歴や施術内容などの重要な顧客データが複数のツールに分散していると、顧客一人ひとりのニーズを正確に把握することが困難になります。
そのせいでお客様に合わせたきめ細やかなサービス提供や、リピートを促すための効果的なアプローチが難しくなり、貴重なビジネス機会を逃す可能性が高まります。
単に請求書発行の効率化といった「点」の改善に留まらず、予約から顧客管理、請求まで、一連の業務全体を「線」として捉え、統合的な視点から効率化を図ることが、事業の成長には不可欠です。
請求から事業全体へ!一元管理で実現する「本当の業務効率化」
事業の生産性最大化には、予約、顧客、決済など、これまで散在しがちだった情報の効率的な一元管理が不可欠です。この中核を担うのが、多機能な予約システムです。
予約システムを導入することで、お客様の予約から来店、支払い、さらには再来店に至るまでの一連の情報が自動的に蓄積され、統合されます。
これにより、手作業による情報の二重入力といった無駄が解消され、時間と労力の節約につながります。さらに、統合されたデータは顧客の行動パターンを詳細に把握することを可能にし、個々の顧客に最適化された的確なアプローチを実現します。
結果として、業務フローの抜本的な効率化が図られ、真の意味での生産性向上に貢献します。予約システムは単なるツールではなく、事業成長のための戦略的な基盤となるのです。
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また、顧客情報の一元管理で的確なアプローチができます。来店履歴や施術内容など、あらゆる顧客情報を一元管理して、データに基づいたメッセージ配信でリピート率向上に貢献します。
さらに豊富な集客機能で新規顧客を獲得。LINEやGoogleからの直接予約に対応しており、予約の取りこぼしを防いで売上アップを支援します。
目の前の課題解決から、事業を成長させるDXへ
請求書作成の自動化は、事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の第一歩です。しかし、大切なのはその「点の効率化」で満足しないこと。予約管理から集客まで、業務プロセス全体を最適化することで、事業は次のステージへと成長できます。
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