ホットペッパービューティーに自分の店舗を掲載していて、プランを変更して集客力を向上させていくべきなのか、悩んでいる事業者の方も多いでしょう。
本記事では、ホットペッパービューティーの利用料金やプランごとの特徴、変更方法や集客を改善する方法、集客におすすめの予約システムについて解説します。
ホットペッパービューティーでお得に契約できるプランはどれなのか、どのプランなら集客力をアップするのにぴったりなプランなのか知りたい方は、参考にしてみてください。
目次
ホットペッパービューティーの利用料金はどれくらい?
ホットペッパービューティーのプランの利用料金は、店舗のあるエリアや業種によって変わります。また、契約するプランによって利用料金が大きく変わる点も特徴です。
この章では、ホットペッパービューティーの利用料金についてみていきましょう。
利用料金は掲載プランによって違う
ホットペッパービューティーの利用料金は、店舗の業種がキレイ系(ネイルやエステ、リラクなど)か美容系(美容室)か、また本誌エリアか沿線エリアかによって変わります。
本誌エリアとは、フリーペーパーの流通があるエリアで、沿線エリアとは、フリーペーパーの流通がないエリアのことをさします。
この業種とエリアが基本となって、掲載プランを選んだ際の詳しい料金が決まるのです。プランによって利用料金が大きく変わるので、自分の店舗が必要とする機能性や集客力を満たすような、費用効果の高いプランを選ぶことが大切です。
公開されている料金表には注意しよう
ホットペッパービューティーの掲載料金は、運営元、代理店などから公開されている詳細情報はありません。
もしも他のWebサイトや雑誌などに掲載料金が掲載されていたとしても、信頼できる情報とは言えませんので注意してください。
お得な割引料金もある
ホットペッパービューティーの掲載費用は原則として月額ですが、お得な回数券割引料金も利用できます。
回数券割引料金は「半年パック」と「年間パック」の2つがあり、それぞれ長期の継続契約を前提とすることで、通常の月額料金よりも一月あたりの料金が割安に利用することができます。
半年パックよりも年間パックの方が割引率は高くなりますので、年単位で掲載する予定がある場合は年間パックの利用を検討した方がよいでしょう。
どんな掲載プランがあるの?種類と特徴
ホットペッパービューティーは、下記のような5つのプランカテゴリがあります。
(※キレイ系のプラン表)
プラチナプラン・バリュープランのカテゴリが最も多くのワードで特集され、ネイルカタログへの掲載にも対応可能です。また、サロンショップへの写真の掲載もできます。
それに次いで、シンプルプランやライト・ライトSプラン、最も安いプランであるEPRPプランなどのプランがあり、料金体系が大きく異なる点がポイントです。
この章では、プランごとの特徴について深堀りして見ていきましょう。
プラチナ・バリュープラン|利用できる機能が多い
ホットペッパービューティーの掲載プランのうち、最もサービスが充実した上位プランです。参画特集の検索ワード数はプラン中で最多の10個となっており、さらにネイルメニューのあるサロンの場合、ネイルカタログにも無料で4回参画することができます。
プラチナプランは本誌掲載のサイズおよびネット版表示順位に応じて、さらにプラチナLL、プラチナL、プラチナの3プランに分かれていて、最上位のプラチナLLの場合、本誌掲載は1/2サイズ、ネット版表示順位1位という充実のサービスで店舗の情報を掲載できます。
ネット版表示順位とは、顧客がサロンを検索した際に表示される順番のことで、上位になるほど表示される優先順位が上がります。ちなみに、プラチナLの場合、本誌掲載は1/4サイズでネット版表示順位は2位。無印の場合、本誌掲載はなしで、ネット版表示順位は3位となっています。
参画特集の検索ワードやネイルカタログの特集参画数はLL~無印で差はないので、本誌掲載の有無やサイズ、ネット版表示順位を基準にプランを選ぶのがポイントです。
プラチナプランに次ぐ上位プランに、バリュープランがあります。参画特集の検索ワードは8、ネイルカタログ特集参画数は3と、プラチナプランよりやや少なめに設定されていますが、ネイルカタログへの無料掲載サービスがついているのはバリュープランまでなので、6つあるプランの中でもサービスはかなり充実しているといえます。
バリュープランも、バリューLと無印の2種類に分かれており、バリューLは本誌掲載1/4サイズ、ネット版表示順位4位。無印は本誌掲載なし、ネット版表示順位5位となっています。
ホットペッパービューティーのカタログにも掲載されるほか、ネット版でも表示順位1~5位に表示されるようになり、今まで来店したことのない見込み客の目に止まりやすくなるため、「新規顧客を獲得したい」という店舗はプラチナプランかバリュープランがおすすめです。
また、ネイルカタログへの掲載も無料で行えますので、ネイルメニューやサービスを提供している場合はプラチナ・バリュープランが適しているでしょう。
シンプルプラン|スタンダードなプラン
名前の通り、ごく標準的かつシンプルなサービス・機能を備えたスタンダードなプランです。上位プランとの違いはネイルカタログの特集参画がないことで、検索ワードは6個となっています。
シンプルプランは、本誌掲載1/4サイズ、ネット版表示順位6位の「シンプルL」と、本誌掲載なし、ネット版表示順位7位の「無印」の2パターンから選択できます。
プラチナプランとバリュープランの次に表示されるため、比較的お客様の注目を集めやすく、コストと機能のバランスが取れているため中規模のサロンからの人気が高いです。
お客さんの回転率を高めて大きく集客したい!という場合や、ワンオーナーサロンで高単価の集客を狙いたい!というサロンにおすすめです。
ライト・ライトSプラン|低コストで使いやすい
ライトプランは、必要最小限の機能・サービスを備えたリーズナブルなプランです。検索ワードは4個とバリュープランの半分に留まるため、あまり多くの集客は期待できませんが、オーナーひとりで運営していて、たくさん予約が来ても対応できない…という店舗にはちょうどよいプランです。
ライトも「ライトL」と「無印」の2種類がラインナップされており、前者は本誌掲載1/8サイズ、ネット版表示順位8位。後者は本誌掲載なしで、ネット版表示順位は9位となります。
ライトプランよりさらに検索ワード枠の少ない、ライトSプランというプランもあります。検索ワード枠は3、ネット版表示順位は10位となっており、本誌への掲載はありません。
上位表示や活発なアピールは難しいですが、そのぶん月額料金は安く設定されているので、月々のコスト負担は少なくて済みます。
上位プランと比べると価格がリーズナブルなため、「新規オープンしたばかりで、広告宣伝費用をあまりかけられない」「ホットペッパービューティーをお試しで利用してみたい」というサロンは、こちらのライト・ライトSプランから始めてみるのはいかがでしょうか。
EPRPプラン
EPRPカテゴリのプランは、全掲載プランの中で最安値のプランです。集客力はあまり高くなく、掲載ページのヘッダーやデザインの変更はできませんが、最安値の料金でホットペッパービューティーの「サロンボード」機能を利用できます。
まずはお試しでホットペッパービューティーを利用してみたいという方や、すでに集客力があって、集客にこだわる必要がない店舗などに導入するのがおすすめのプランです。
EPRPは最安値の料金体系とされていますが、詳しい料金体系は業種やエリアによって大きく変わります。まずはホットペッパービューティーの公式サイトから、掲載プランについて相談して、見積もり金額を出してもらいましょう。
ホットペッパービューティーのプラン変更方法は?
実際にプランを契約して運用してみたのはいいものの、思うような集客効果が得られず、ほかのプランに変更したいと思うケースもあるでしょう。この章では、ホットペッパービューティーのプランは変更できるのかどうか解説します。
契約は最低でも半年以上で変更は難しい
ホットペッパービューティーのプランは、一度契約してしまうと、半年間から1年間はプラン変更できません。契約更新のタイミングとなれば、上位プランへのアップグレードは簡単ですが、下位プランへのダウングレードは難しいという意見が見受けられます。
また、途中解約ともなると、違約金を支払う必要があり、想定外のコストがかかってしまうリスクも考えられるでしょう。
一度プランを契約したら、「ダウングレードや途中解約は難しい」ということをおさえて、まずは利用しやすい費用感のプランからはじめてみるのが得策です。
そうすれば、金銭的な負担が少なくなるので、ダウングレードや解約が難しいとなってもあとで問題にはなりにくいでしょう。
ホットペッパービューティーのプランを解約する3つのデメリット
ホットペッパービューティーのプランを解約するとなると、集客力が減ってしまう点や集客の業務にリソースを割かなければならない点、新たに予約システムを導入しなければならない点などがデメリットとして考えられます。
この章では、これらのデメリットについて見ていきましょう。
1.自分自身で集客を行う必要がある
ホットペッパービューティーでの掲載を辞めてしまうということは、新たに自分で集客について考えないといけないことを意味します。
ホットペッパービューティーは、国内最大級の美容ポータルです。2021年9月時点で、ヘアサロンが49,000件以上、エステサロンが62,000件以上、会員登録者数は3,500万人以上となっており、集客ツールとして大きな役割を果たしています。
ホットペッパービューティーを辞めた場合、SNSや自社のWebサイト、チラシ・広告などを活用して、自分で集客戦略について再検討しなければいけない点がデメリットです。
2.業務量の増加が見込まれる
ホットペッパービューティーには、サロンボードという予約・顧客管理を一元化して管理できる機能がありますが、掲載を辞めてしまうとその機能が使えなくなります。
業務効率化システムを使えなくなった結果、店舗の予約受付・管理業務や顧客管理を自動化できなくなり、あらゆる作業の効率が下がってしまうのがデメリットでしょう。
3.新たに予約システムを導入する必要がある
ホットペッパービューティーの掲載を辞めてしまうと、サロンボードを使えなくなるので、作業効率化のために新たに予約システムを導入する必要があります。
予約システムは種類が多く、検討に時間がかかる上、追加で費用がかかってしまいます。
ホットペッパービューティーが予約システムを兼ねているので、掲載を辞めてそれを失った際に、代わりの予約システムを探す手間がかかってしまう点がデメリットです。
ホットペッパービューティーで集客を改善させる方法
ホットペッパービューティーを契約しながら、集客を改善するためには、掲載プランのアップデートを検討したり、ユーザーが検索するキーワードを使用することが大切です。
この章では、ホットペッパービューティーで集客を改善する方法を見ていきましょう。
1.掲載プランのアップグレードを検討する
ホットペッパービューティーで集客力を上げるためには、掲載プランをより上位のものにランクアップするのが手です。特集や検索結果で上位表示されてユーザーの目に留まる確率を上げることで、自分の店舗への集客につなげられる可能性があります。
費用対効果を考えながら、掲載プランのランクアップも検討してみましょう。
2.ユーザーに検索されやすいキーワードを使用する
ユーザーが検索するようなキーワードを選出して、それに沿った内容の店舗ページを作ることで、自然と検索順位がアップし、集客に結びつく可能性が高いです。
また、自分のサロンのアピールポイントを強調したり、季節のワードやお得なキャンペーン情報を盛り込んだりすることも、集客数・予約数の向上につながるでしょう。
3.リピーターを生み出す仕組みを考える
「自分の店舗に通いたい」と思わせられるような高品質なサービスや丁寧な接客、ポイントカードの作成やDM配信など、リピーターを生み出す仕組みを考えることが大切です。
ホットペッパービューティーの集客力を活用して、実際に店舗に来てもらい、その後も継続的にリピートされるような、店舗づくりや仕組みづくりを目指しましょう。
ホットペッパーと組み合わせて集客力アップ!便利な予約システムを紹介!
ホットペッパービューティーの利便性と集客力を有効活用するなら、予約システムの「リザービア」を組み合わせるのがおすすめです。
この章では、美容サロン向けの予約システムリザービアの特徴を見ていきましょう。
予約台帳機能で予約を一元管理
リザービアには、便利な予約台帳機能があります。ネット経由で予約を営業時間外にも受けつけてくれる点が大きなメリットです。店舗としても業務効率化につながりますし、お客様からしても予約の利便性が高まり、予約数が増えるでしょう。
顧客情報の管理・分析にも活かせるので、店舗の経営戦略を考える上でも有益です。
また、BMSオプションを利用することでホットペッパービューティーも含めた複数のクーポンサイトと連携ができるので、クーポンサイトと併用して予約の効率をアップしたい店舗におすすめです。
便利な予約アプリ「サロンカード」
リザービアには、予約アプリの「
」があります。専用のアプリで手軽に予約できるだけでなく、ペーパーレスのポイントカードを発行したり、限定クーポンを発券したりもできます。口コミ投稿も手軽に投稿できるので、口コミ評価を集客に活かしたい方に便利な機能です。LINEやGoogleなど外部サービスとの連携も
リザービアは、Google検索結果の画面からそのまま予約できるので、お客様の予約の利便性を格段に高めることができます。また、追加オプションに加入することで、LINEと連携して予約を受け付けることができるようになります。
このように、お客様が普段から利用するサービスも活用できることで、集客数・予約数の向上を目指せる点がメリットです。
ほかのプランとサービスを比較して、ホットペッパービューティーのプランを変更するかどうか検討しよう!
ホットペッパービューティーには合計で5つの掲載プランのカテゴリがあり、掲載できる情報や露出しやすさなどの点で、プラン内容が決められています。
プラチナ・バリューなどの上位プランの集客力は高いですが、その分、利用料金も高く、費用対効果で考えると、シンプルプランがおすすめです。また、小規模からスタートしたい場合は、一番安いEPRPプランからはじめるのがいいでしょう。
また、利便性と集客力を重視するなら美容サロン向けの予約システム「リザービア」を利用してみるのもおすすめです。
料金体系は、店舗のあるエリアや業種によって大きく変わるので、運営に問い合わせて自分に合ったプランとその料金体系について検討してみましょう。