脱毛サロンで施術を行う場合、必ず所持していなければならない資格はあるのでしょうか。また、脱毛の資格にはどんなものがあるのかも気になるところです。脱毛サービスを提供したい方はぜひチェックしてみてください。
まずは資料をご覧ください
目次
脱毛サロンで働くためには資格が必要なの?
脱毛サロンで働くためには何らかの資格が必要なのでしょうか。以下で詳しく解説します。
美容脱毛なら資格は不要だが、あるとよい民間資格はある
サロンで脱毛サービス(美容脱毛)を提供する場合、基本的に必須の資格はありません。一方、サロンではなくクリニックで医療脱毛の施術をする場合には、医師や看護師の国家資格が必要です。
サロンの場合は資格不要とはいえ、取っておくとよい民間資格はあります。資格には下記のようなメリットがあるので、ぜひ取得を検討してみてください。
1. 就職・転職に有利|開業にも役立つ
脱毛関連の資格があると、専門の勉強をして基礎が身についているのがわかることから、就職や転職時に有利です。スキルの証明になるため、開業する際にも役立つでしょう。
2. 給与UPにつながる
資格を持っていると、基本給が上がったり資格手当がついたりするサロンもあります。そのため、給与UPを狙えるでしょう。
3. 信頼度が上がる
脱毛サロンで施術を受けるお客様の立場からすると、無資格のスタッフよりも資格を持っているスタッフから施術を受けるほうが安心です。資格があれば、指名やインセンティブにも期待できます。さらに、職場の他のスタッフからの信頼度も上がると考えられます。
4. 正しい知識と技術が身につく
資格取得の過程で脱毛への正しい知識や技術を習得できるので、自信を持って施術に臨めます。また、お客様や周りのスタッフなどから質問や相談を受けた際も、学んだことを生かして答えることができるでしょう。
脱毛のプロを目指そう! おすすめの資格7選を紹介
脱毛サロンのスタッフとして働く際に資格は必須ではないながらも、取得するメリットがあることがわかりました。では、具体的にはどんな資格を取ればいいのか、脱毛関連のおすすめの資格を紹介しましょう。(※価格はすべて税込み、2023年9月時点)
日本脱毛安全普及協会|脱毛士
日本脱毛安全普及協会(JESA)は、エステサロンでの脱毛機の安全な使用や美容の発展をサポートするために設立された団体です。エステティシャンの技術力向上支援の一環として、「脱毛士検定」を実施しています。
引用元
一般社団法人 日本脱毛安全普及協会
協会概要 | 日本脱毛安全普及協会
脱毛士検定 | 日本脱毛安全普及協会
3級脱毛士
3級脱毛士は、もっともハードルが低い資格です。協会の認定講師による講習、もしくは3級脱毛士取得講座を受講することによって取得できます。
取得講座は、2023年は1・3・6・9・11月の5回行われる予定になっており、検定対策テキストと筆記用具を準備してZoomで視聴します。講座の費用は6,200円、テキストを同時購入する場合は10,000円(送料込み)です。
2級認定脱毛士
2級認定脱毛士は、3級に比べてレベルが上がり、美容関連の6カ月以上の実務経験も必要です。取得するためには、検定対策テキストを購入し、検定対策講座を受講する、もしくは独学で勉強したのち、筆記テストを受けて合格しなければなりません。
2023年の講座は1・6・10月の3回。受講方法や費用は3級と同じです。
引用元
2級認定脱毛士検定対策講座 | 日本脱毛安全普及協会
2級認定脱毛士検定 | 日本脱毛安全普及協会
上級脱毛士
上級脱毛士は2級認定脱毛士検定の合格者のみが受験できる上位資格。実務経験24カ月以上が必須です。
取得するまでの流れは2級と同じですが、筆記テストのほかに面接試験も行われます。テキストの内容の理解だけでなく、お客様に適切な対応ができているかどうかという接客スキルもチェックされるので、実務でしっかり身につけておきましょう。
引用元
上級脱毛士検定対策講座 | 日本脱毛安全普及協会
上級脱毛士検定 | 日本脱毛安全普及協会
日本スキン・エステティック協会|認定電気脱毛士(Certified Professional Electrologist)
日本スキン・エステティック協会(JSA)は、美容脱毛の正しい知識について教育や研究などを行い、健康的な美を作り出すことに寄与する団体です。
「認定電気脱毛士(CPE)」は、世界的に有名なアメリカの電気脱毛士団体「米国電気脱毛協会(AEA)」が推奨する資格。1993年にJSAで認定試験を実施し始めました。
引用元
日本スキン・エステティック協会
一般社団法人日本スキン・エステティック協会とは|日本スキン・エステティック協会
エステティシャンの方へ CPEとは|日本スキン・エステティック協会
資格取得までの流れ
前提としてCPEには受験資格があり、はじめて受験する場合、下記のいずれかの条件を満たさなければなりません。
- 電気脱毛の実務経験1年以上、かつ実務時間600時間以上があり、CPEの予備実務試験に合格している
- アメリカの電気脱毛ライセンス(州の免許)を取得したのち、1年以上の実務経験がある
予備試験の受験料は33,000円で、100点満点中75点以上で合格です。CPEの認定試験は筆記のみで、隔年で行われます。受験料は44,000円で、100問が出題され、試験時間は2時間30分です。
引用元
CPEになるために|日本スキン・エステティック協会
CPE GUIDE|日本スキン・エステティック協会
日本エステティック評議会|認定脱毛セラピスト
日本エステティック評議会(JAC)とは、エステサロン従事者の知識や技術の向上に寄与する団体です。JACが認定する資格のひとつに、「認定脱毛セラピスト」があります。
認定脱毛セラピストは、「お客様の肌質や毛質に合った施術やアドバイスを提供できるプロである」ということを認める資格。取得により、脱毛に関する深い知識や技術が身につき、安心安全なサービスを実施することができます。
引用元
一般社団法人 日本エステティック評議会
JAC認定資格について|日本エステティック評議会
資格取得までの流れ
YouTubeで検定対策講座を受講し、対策テキストで勉強したのち、筆記試験に合格すれば取得できます。受験料はJAC会員は無料、非会員は30,000円で、3択問題100問中80点以上で合格です。
日本エステティック振興協議会|認定美容ライト脱毛エステティシャン
日本エステティック振興協議会(JEPA)は、業界の3つの関連団体によって構成され、エステティックの健全な発展を目指す団体です。エステティシャンの技術を向上させるのはもちろん、あくまで「美容」の範囲内で安全に脱毛施術を提供することを掲げています。
JEPAが実施する講習会で学ぶことにより、「認定美容ライト脱毛エステティシャン」の資格取得を目指すことが可能です。
引用元
一般社団法人日本エステティック振興協議会
美容ライト脱毛 | 日本エステティック振興協議会
認定美容ライト脱毛技術者講習会 | 日本エステティック振興協議会
資格取得までの流れ
認定美容ライト脱毛エステティシャンになるには、「美容ライト脱毛安全講習会」および「認定美容ライト脱毛技術者講習会」を受講し、両方の講習で試験に合格することが必要です。
さらに、JEPAが定める、AJESTHE・AEA・CIDESCOなどのエステティック資格を所持していることも求められます。
日本脱毛技術研究学会|認定登録脱毛師
日本脱毛技術研究学会(JES)は、美容脱毛の健全な発展を目指して1981年に設立されました。前述したJSAなどの関連団体とも連携して活動を続けています。学会が実施する試験に合格すると、認定登録脱毛師(CRE)の資格を取得することが可能です。
引用元
日本脱毛技術研究学会
学会活動について|日本脱毛技術研究学会
CRE資格取得要項|日本脱毛技術研究学会
資格取得までの流れ
試験は筆記と実技があり、受ける順番は不問。ただし、実技試験を受けるには1年以上の実務経験が必要です。
夢はサロン開業! 押さえておきたい開業の流れを紹介
ここからは、脱毛サロン開業を目指す方に向け、開業までの流れを解説します。
関連記事
1. 事業計画を作成する|開業資金の準備
まず、事業計画書を作成して、サロンのコンセプトや収支計画などを考えます。どんなお客様に利用してほしいのかというターゲット層の選定も行いましょう。
さらに、開業資金の準備も必要です。物件取得・内装工事・設備・機械などがかかるため、開業費用は200~400万円程度が目安と考えておいてください。
2. 物件探し&契約
1に基づき、計画に合う物件を探して契約します。内装工事が必要な場合は、業者と話し合い、施工してもらいましょう。
3. 機材や備品の準備|予約システムの導入
機材や備品を購入して、内部の準備も整えなければなりません。
また、脱毛サロンの開業時には、自動でネット予約の受付管理ができる予約システムもぜひ導入しましょう。お客様にとっての利便性が上がり、スタッフが予約管理する手間も省けるなどのメリットがあります。
関連記事
4. 広告・宣伝活動を開始
開業が近づいてきたら、広告宣伝活動も始めましょう。HPやSNSなど、ターゲット層に合った集客を行い、開業時からお客様を呼び込めるような環境を作ることが大切です。
リザービアなら予約管理だけでなく集客もサポート!
予約システム「リザービア」は、前述した予約管理だけでなく集客も強力にサポートします。
たとえば、LINE・Instagramと連携して予約できるオプション機能があります。脱毛サロンのターゲット層とLINEやInstagramのユーザー層はマッチしており、普段よく使われるアプリで集客・予約ができるため、お客様から喜ばれやすくおすすめです。
関連ページ
まずは資料をご覧ください
開業時からのリザービア導入でサロン運営がスムーズに!
脱毛サロンには必須の資格はありませんが、脱毛に関する専門の知識や技術を身につけるためには取得したほうがよいでしょう。
また、開業にあたって導入をすすめたい「リザービア」は、予約の自動管理や顧客情報の管理、SNSからの予約受付など、脱毛サロンに便利な機能が豊富にあります。気になった方は資料請求してみてはいかがでしょうか。