キャッシュレス決済端末の導入にあたっては、いろいろなサービスを比較して自店に合うものを選ぶのがおすすめです。そこで、比較するときにチェックしたい点や、キャッシュレス決済端末の導入メリット、おすすめサービスなどをお伝えします。
- 紙カルテを辞めたい
- 在庫管理を自動化したい
- レジ締めを楽にしたい
- リピート率を上げたい
目次
キャッシュレス決済端末はどう選ぶ? 比較ポイントを紹介
はじめに、キャッシュレス決済端末を比較するときのポイント(選び方)を押さえていきましょう。
1. 決済端末の種類で選ぶ
まず、キャッシュレス決済端末の種類で選ぶ方法です。以下で種類と特徴をお伝えします。
据え置き型|スーパー・大手アパレルなど
据え置き型は、レジの機械とコードで繋いで設置するタイプ。持ち運びはできませんが、機能性が高く、スーパーや大手アパレル店など比較的大規模な店舗に向いているでしょう。
ポータブル型|イベント会場など
ポータブル型は、ネット回線に接続して使用するタイプ。Wi-Fiや4G回線などがあれば持ち運びできるため、店内はもちろん移動販売時やイベント会場などでも使いやすいです。
スマホ・タブレット型|小規模店舗
スマホ・タブレット型は、スマートフォンやタブレットを使用するタイプ。別途カードリーダーなどの端末と接続することもあります。小規模店舗でも手軽に導入しやすいでしょう。
2. 対応している決済サービスで選ぶ
次に、対応している決済サービスで選ぶ方法。店舗(お客様)が利用したい決済方法に対応しているかどうかチェックしましょう。以下で主な決済サービスの特徴を紹介します。
クレジットカード決済|海外客の取り込みにも
クレジットカード決済は、カード利用によるポイントを貯めているお客様や海外からのお客様などに喜ばれる方法です。お客様の手持ちの現金が少なくても、クレジットカードを使えれば単価アップしてもらえる可能性もあります。
QRコード決済|導入費用が抑えられる
QRコード決済は、QRコードを読み取ることによって行う決済。導入費用が比較的安く、さまざまなサービスを利用できる点が魅力です。
電子マネー決済|会計時間を大幅に短縮
電子マネー決済とは、交通系や流通系などのカードを利用して決済する方法。専用端末にかざすだけで、かんたんに支払いを済ませられるため便利です。
3. 付随機能で選ぶ|POSレジなど
付随機能もチェックしましょう。決済機能のほかにメニュー管理やPOSレジ機能などを搭載しているものもあります。
4. 決済手数料で選ぶ
お客様がキャッシュレス決済を利用するたびに、店舗側に手数料がかかります。決済手数料は決済会社によって違うので、あわせてチェックすることが大事です。
キャッシュレス決済を導入するメリットと注意点とは?
ここからは、キャッシュレス決済を導入するメリットと注意点をそれぞれ見ていきましょう。
キャッシュレス決済を導入するメリットとは?
まずはキャッシュレス決済を導入するメリットです。
レジ業務の効率化を図れる
金銭授受のないスムーズな会計で、レジ業務の効率がUP。お釣りを間違えるなどのミスが起きにくくなり、スタッフの負担も減ります。
集客にも役立つ
現金は衛生面が気になる、または現金を持ち歩きたくないというお客様も多いです。キャッシュレス決済では、そのような、現金を介さず会計したいお客様を集客できます。
売上管理の負担を減らせる
データで売上を管理でき、収支を自動で記録してくれるため、現金で会計を行うときよりも売上管理の手間を減らせます。
キャッシュレス決済を導入する際の注意点とは?
次に、キャッシュレス決済を導入する際の注意点を押さえましょう。
スタッフの練習が必要
キャッシュレス決済端末を使いこなせるようになるまで、スタッフが練習する必要があります。
管理の手間が増える|現金・キャッシュレス
現金によるやりとりがなくなるわけではないので、現金とキャッシュレス両方の管理をしなければならなくなります。手間が増える可能性もあることに注意が必要です。
コストがかかる
キャッシュレス決済では、前述した決済手数料以外にも、月額費用などが必要になる場合があります。現金だけのときよりコストがかかると考えましょう。
キャッシュレス決済を導入するなら! おすすめ6社を紹介
ここからは、キャッシュレス決済を導入するのにおすすめの6社のサービスを紹介します。
1. stera pack
SMBCが提供しているstera pack。JCBやUnionPayなどのクレジットカード・nanacoやSUGOCAなどの電子マネー・au PAYやAliPayなどのコード決済と、国内外の30種類以上の決済サービスを利用できます。
導入・利用にかかる費用
「お試しプラン」なら、初期費用や13カ月目までの月額費用は無料で、手軽にはじめられます。決済手数料は3.24%です。
2. PAYGATE
POSレジサービス「スマレジ」が提供する「PAYGATE」は、カードやコードの読み取り・レシート印刷など、ひとつの端末でマルチに利用できる便利な決済サービスです。スマレジとの連携でさらに会計管理がラクになります。
導入・利用にかかる費用
初期費用は0円、端末料金は通常30,800円(税込)ですが、キャンペーン中は無料です。
ランニングコストとして、月額料金が3,300円(税込)と決済手数料が3.24%~かかりますが、手数料もキャンペーンで安くなっているのでぜひ問い合わせてみてください。(※2023年5月現在)
3. Airペイ
リクルートが提供しているAirペイ。56種類もの決済方法に対応しており、他社では取り扱いの少ない、coin+やApple Pay、Smart Codeなども利用できます。
また、Airシリーズでは、予約システムやPOSレジなどのサービスも提供されていて連携可能です。
導入・利用にかかる費用
iPhoneやiPad(Androidは不可)があれば、無料で導入可能。専用カードリーダー(無料)をiOSに接続して使用します。月額固定費も不要、決済手数料は3.24%です。
4. STORES決済
STORES決済は、ネットショップ事業などを手掛けるSTORESが提供しています。VISAやDISCOVERなどのクレジットカード、交通系電子マネー、WeChat Payが利用可能。予約システムやPOSレジとも連携できます。
導入・利用にかかる費用
導入費用や月額使用料は無料です。決済端末は19,800円(税込)ですが、180日以内に10万円以上の決済があれば0円になります。決済手数料は電子マネーが1.98%と他社に比べて安く、その他の決済は3.24%です。
5. 楽天ペイ
楽天ペイは、自社の楽天ペイ・楽天カード・楽天Edyのほか、他社の電子マネー、クレジットカードなども利用できる決済サービス。売上の受け取りを楽天銀行口座にすれば、決済日の翌日に毎回無料で自動入金されることが大きなメリットです。
導入・利用にかかる費用
カードリーダーは19,800円(税込)で受け取れます。カードリーダーが0円になるキャンペーンがあれば利用するとよいでしょう。初期費用や月額費用は無料、決済手数料は一律3.24%です。
6. PayPay
キャッシュレス決済業界の中では、名前を知らない人はいないであろうPayPay。スマホ利用者の2人に1人が登録しているといわれる、大手決済サービスです。専用端末不要で、QRコードを設置するだけという手軽さも大きな魅力でしょう。
関連記事:
導入・利用にかかる費用
PayPayの導入にかかる費用は、「PayPayマイストア ライトプラン」の場合、通常1,980円です。しかし、トライアルキャンペーンを利用すると0円に。
なお、ランニングコストとして決済手数料1.6%がかかることと、3カ月目からは月額使用料1,980円が必要です。(すべて税別)
関連記事:
- 紙カルテを辞めたい
- 在庫管理を自動化したい
- レジ締めを楽にしたい
- リピート率を上げたい
メリットと注意点を押さえてお店に合った決済端末を導入しよう
キャッシュレス決済端末を選ぶときは、よく比較して検討しましょう。業務効率や集客の面でメリットがあるので、導入することがおすすめです。
キャッシュレス決済を利用できるサービスもピックアップしてお伝えしたので、特徴や費用をもとに自店に合った方法を取り入れてみてください。
また、キャッシュレス決済端末とあわせて予約管理システムを導入してみてはいかがでしょうか。「リザービア」は、美容系サロンに特化しており、さらなる集客力UPや業務効率化に活用できる機能を豊富に備えています。