バーバーや理容室で営業するためには、数多くの道具を揃えなければなりません。具体的にはどのようなものが必要なのでしょうか。揃えるべき道具やおすすめのメーカー・ブランドを紹介するので、開業前のチェックリスト代わりに活用してみてください。
- 指名予約を増やしたいスタイリスト
- インスタグラムで集客したい方
- DMでのやりとりが面倒と感じている方
- 予約はリザービアで一元管理
目次
ハサミ(シザーズ)
ヘアカットに必ず必要なのがハサミ(シザーズ)。理容師のハサミの刃は、コームの長さに合わせて長めのものを選ぶのがおすすめです。また、ハンドルのタイプは、親指を入れる穴が内側にあって安定しやすい「オフセットハンドル」を選ぶ人が多い傾向があります。
バーバー、メンズ向けのシリーズも豊富|飛燕シザー
飛燕シザーは名前のとおりハサミの専門店です。オンラインショップもあり、さまざまなタイプのハサミがジャンル分けされて掲載されています。
「バーバー・メンズシザー・床屋」のジャンルには、理容師のカット技術に合わせて作られた多種多様なハサミがラインナップ。また、名前・ロゴを入れられるネーム刻印サービスや最長5年の保証もあり、安心して購入できます。
すきバサミ(セニングシザー)
髪のボリュームを調整するための、すきバサミ(セニングシザー)も必要です。すき率(カット率)は20~30%程度が標準とされています。すき率が高いほど技術が求められ、低いほうが失敗しにくいですが、切る回数は多くなることが特徴です。
上から下に向かって切る「正刃」と、反対向きに切る「逆刃」があり、刈り上げのときは逆刃のものを使います。左右対称のメガネハンドルなら、表と裏がないので正刃と逆刃のどちらでも使えて便利です。
海外でも人気のある高品質なシザーズ|JOEWELL
JOEWELLは、世界50カ国以上で販売されている高品質なハサミが特徴のブランド。酉年の1921年に理容ハサミ業界に進出したことから、ニワトリのロゴマークを使用しています。
セニングは、目的に合わせたすき率と刃の形を選ぶことができるラインナップ。5%以下という細かい調整ができる1本もあります。
コーム
コーム(櫛)にもさまざまなタイプがあります。横長で、真ん中を境に左右で目の粗さが異なる「カットコーム」は美容師もよく使うアイテム。また、理容師が刈り上げをする際には「刈り込み櫛」と呼ばれる特殊なコームも使用します。
用途に応じて大きさの違う櫛を用意するとよいでしょう。コームの素材は樹脂・ベーク・水牛の角などがあり、特徴も価格も異なるため、自分に合ったものを選んでください。
バリカン(クリッパー)
髪を刈るための業務用バリカン(クリッパー)も必要です。充電式のコードレスタイプもありますが、時間をかけてじっくりと施術するのであれば、パワーが落ちにくいコードつき(有線)でもかまいません。
自分が施術しやすいサイズで、顧客の求める髪型に合わせた長さのものを選ぶとよいでしょう。
プロ向けのクリッパーやトリマーが世界で有名|WAHL
WAHLは、1919年に電動クリッパーを発明したアメリカの老舗メーカーです。現在も世界をけん引するパイオニアとして、プロ向けのクリッパーやトリマーを数多く取り扱っています。
WAHLのバリカンは機能性が高く、用途に応じて選ぶことができ、レトロでありながらスタイリッシュさを感じられるデザインも人気です。
アイロン(コテ)
理容室では、持ちがよく、髪の短い男性にも使えるアイロンパーマを行うことがあります。
アイロンパーマとは、パーマ液を浸透させた髪にアイロンやコテで高熱を与えて作るパーマのこと。ロッドを巻くタイプのパーマとは異なり、乾いた状態のときにカールが出やすいことが特徴です。
簡単操作でさまざまなスタイルに対応できる|レンツ
バーバーのアイロンといえばレンツ、と考える人も多いブランド。元巻き用と外巻き用があり、ロッドの形状も多彩です。簡単な操作により80度~230度まで1度刻みで設定を変えられ、よく使う温度は5つまで登録できるなどの便利な機能があります。
軽量かつスリムなボディで、施術時に疲れにくいのも特徴です。
カミソリ(レザー)
顔そりなどに使われるカミソリ(レザー)も、理容師の必須アイテム。三枚刃や五枚刃のT字タイプのカミソリではなく、一枚刃のものを使うことが一般的です。
かつて理容室で使用されていた、重厚な作りで切れ味の鋭い「日本カミソリ」は需要が少なくなっており、現在では、刃が薄い折りたたみ式の「西洋カミソリ」のなかでも替え刃式のものが広く使われています。
また、髪を切るための「カットレザー」というカミソリもあり、毛量を調整しながら切ることが可能です。
幅広いニーズに答えるカミソリ|フェザー
フェザーは歴史ある日本のカミソリブランド。1932年に創業し、バーバーや美容室などの業務でも、一般消費者の間でも、多種多様なカミソリが使用されています。
安定したグリップ感・本体まるごと消毒OK・皮膚へのなめらかなタッチなど、使い勝手がよく施術する側もされる側も快適な商品をラインナップ。シェービングレザーもカットレザーも多数取り扱っています。
シェービング道具
バーバーでシェービングに使用する道具は、前章のカミソリだけではありません。シェービングソープ、ソープを泡立てるためのカップやブラシ、シェービング前後の肌を保護する化粧品(洗顔料・バームなど)といったように、多くのアイテムを用意する必要があります。
肌への当たりや使い心地なども確認して選んでください。
バーバーを開業するなら集客に必要なものも用意しよう
バーバーや理容室の開業の際には、ここまでに挙げたような道具を準備するだけでなく、集客のことも考えなければなりません。具体的にどんな媒体や方法があるのかを押さえましょう。
SNS
SNSのなかでも、とくにInstagramは、画像や動画で情報を発信できる・幅広い世代が利用しているなど、理容室やバーバーとも相性のよいSNSです。無料で利用できるので、積極的に活用しましょう。
なお、オンラインで予約を管理できるシステム「リザービア」には、オプションで使えるInstagram連携予約機能があります。ハッシュタグとメニューを紐づけたり、投稿から予約につなげたりすることができて便利です。
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ホームページやブログ
ホームページとブログも用意しましょう。ホームページがあることでより詳しく店舗の情報を発信することができたり、ブログによって理容師個人の人となりを知ってもらえたりと、それぞれにメリットがあります。
なお、クーポンサイトに掲載する方法もありますが、コストが高くなりがちです。自社のホームページやブログから予約を入れられるようにすれば、認知度が高まるにつれ、クーポンサイトに頼らない集客も実現できるでしょう。
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クーポン
クーポンは、新規顧客の来店のきっかけとしてよく使われるほか、リピート向けのクーポンを作ることでリピーター促進にも活用できます。
前述した予約システム、リザービアにはクーポン機能も備わっており、ターゲットや使える期間、曜日などを細かく設定できるので、適切に設定して顧客にアピールしましょう。
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チラシ
チラシはアナログ式の集客方法ですが、インターネットを使わない層やバーバーを検索しない人など、ホームページを見ることが少ない人にもアピールすることができる方法です。
また、SNSのアカウント情報やホームページのURL・QRコード、クーポンなども掲載できるので、「バーバー」という広い用語で検索してもらわなくても、ダイレクトに自店の情報を知ってもらうことができます。
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名刺
名刺はバーバーや自分のことを知ってもらったり、連絡先を交換したりするのに使えます。名前・電話番号・店の所在地だけでなく、チラシと同様にSNSやホームページのURLなどを載せるとよいでしょう。
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予約システム
インターネットでの予約受付や自動管理をするために、ぜひ予約システムも導入しましょう。予約の取りこぼしや予約のミスを減らすことができる・顧客情報の管理や分析ができるなどの点が大きなメリットです。
前述したように「リザービア」は、Instagramと連携させて予約を受け付けられる・クーポンの柔軟な設定ができるほか、Googleの検索結果からの予約・メッセージの自動配信など、集客に役立つ多彩な機能があります。
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機能一覧
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- 予約はリザービアで一元管理
バーバーの開業に必要な道具を揃えよう
バーバーの施術に使う道具は多種多様で、メーカーやブランドも国内外にたくさん存在します。購入時には、使う場面や使いやすさなども考えながら選ばなければなりません。また、あわせて集客に必要なものも準備しましょう。
「リザービア」は、集客に便利な機能が豊富に備わっている予約システムです。ぜひ開業準備と並行して導入し、オープン時から予約の絶えない繁盛店を目指してください。