理容室にも予約制度は必要?期待されている理容室の新時代

理容室にも予約制度は必要?期待されている理容室の新時代
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赤白青3色のサインポールが目印ともなっている理容室。予約なしで入れるお店も多く、とくに男性から根強い人気があります。最近では、これまでのサービスだけでなく付加価値を提供する理容室が注目されており、予約制度を設けているお店も増えてきています。

この記事では、理容室には予約制度が必要なのか、今注目されている理容室とはどんなものなのかについて詳しく紹介します。

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なぜ予約制度のない理容室が多いのか?

なぜ予約制度のない理容室が多いのか?
美容室は予約をして決まった時間にお客様を迎えるお店が多い中、昔からある理容室では「予約不可」「来店順に対応」といった予約制度のないところが多くあります。なぜ理容室には予約制度を設けていないところが多いのでしょうか。

予約制度を設けていない理由

予約制度を設けていない理由には、美容室の施術メニューとの違いや、理容室を利用しているお客様の思考などと関係があります。元々は男性の利用が多かったという点も1つのポイントです。

美容室ほど時間がかからない

美容室のように、カット+カラー+シャンプー+トリートメントなど複数のメニューを組み合わせて施術を行なうお客様は少なく、1人あたりの施術は美容室よりも比較的短い時間で済みます。

とくに男性は、散髪と髭剃り(あるいは顔剃り)などパターンが決まっていることが多いため、回転率が高く予約を必要としないというお店も多いようです。

予約が好きではないお客様もいる

お客様の中には、前もって理容室に行く予定を立て、事前に予約をし、決まった時間にお店に行くという一連の行為が面倒という方もいます。

わざわざ予約をしないといけない億劫さや、時間通りに行かないといけない義務感などは、お客様にとって気軽に利用できない不便さにつながるため、予約制度を設けていないお店もあります。

思いついたときに切りたいというお客様もいる

お客様の中には、「今日少し時間が空いたから、髪を切ろう!」と思い立ってフラッと立ち寄れるのが便利だという考え方もあります。

当日予約できるお店もありますが、思い立ったその日、そのタイミングで足を運べることがお客様にとって便利なのであれば、予約制度は不要だと考えるお店もあります。

理容業界の動向

理容業界の動向
気軽に立ち寄れることが便利だと考えられている理容室。元々は男性が利用することが多く、美容室と違ってシェービングが行えるのも特徴的です。

そんな理容業界の近年の動向や客層について見てみましょう。

理容室は減少傾向にある

近年の理容室は減少傾向にあります。厚生労働省によると、平成28年に122,539店舗あった理容所は、令和2年には115,456店舗まで減少しています。また、理容師の数も平成28年には223,606人であったのが、令和2年には210,849 人まで減っているのが現状です。

来客数の減少による、経営が困難であるという課題はもとより、後継者不足や人材不足、利用者として若者を取り込むことも課題とされています。

利用客は40代以上の男性が多い

ある会社が行なったインターネット調査によると、利用している客層は40代以上の男性が多く、40代から70代までの男性のおよそ半数が理容室を利用しています。

一方で20〜30代の男性で理容室を利用しているのは30%程度で、半数が美容室を利用しているのが現状です。

また、同調査によると女性の利用は2%ほどで80%の女性は美容室を利用しています。元々男性客の利用が多かった理容室ですが、現在も男性客の利用がほとんどです。

期待されている「バーバー新時代」

期待されている「バーバー新時代」
理容室は減少傾向にあり理容師の数も減っている中で、「バーバー」と呼ばれる新しい理容室が注目されています。

2017年には、株式会社リクルートが”バーバー新時代”の流行予測を打ち出しました。

では一体”バーバー新時代”とはどういったものなのでしょうか?「バーバー」が期待されている背景や、特徴を見てみましょう。

付加価値を持った理容室=バーバーが期待されているその背景とは

「バーバー」とは直訳すると「床屋、理容師」を指します。近年期待されているバーバーとはこれまでの理容室のサービスに加えて、ファッションやカルチャーなどの要素を取り入れた「付加価値」を提供しているお店です。

付加価値を提供しているバーバーが期待されている背景として、美容室を利用していたお客様が、再び理容室を訪れるケースが増えていることが関係しています。なぜ、美容室を利用していたお客様が理容室を利用するようになっているのでしょうか。

美容室は「値段が高い」「オシャレすぎる」「女性客が多く居心地が悪い」と感じる人も

株式会社リクルートが、美容室から理容室に切り替えたお客様に対し行なった実態調査では、美容室の料金が高いという理由が最も多く、オシャレすぎる、気軽に入りにくい、女性が多く居心地が悪いと感じる人も多数いました。

女性の80%は美容室を利用しているということから、おもなターゲットを女性としたオシャレな外観や内装のお店も多く、入店に躊躇してしまったり落ち着かないという男性が多いようです。

シェービングに関心が高い

理容室は、美容室と違って顔そりや髭剃りといったシェービングを行なうことができます。ある会社のインターネット調査によると、理容室で利用したいメニューは、1位がカット、2位がシェービングという結果でした。

理容室でしか行なうことのできないシェービングは、お客様にとって関心が高いメニューです。

若い世代も利用したい「新しい、かっこいい」イメージに

バーバースタイルが流行し、男性のヘアスタイルとして定番化したことや、カルチャーやファッションなどの付加価値によって、若い世代も利用したいと感じる理容室が増加傾向にあります。

バーバースタイルは、オシャレな着こなしにもリクルートスタイルにもマッチすることから、若い世代に人気があり、バリカンを得意とする理容室にとっては腕の見せ所です。

また、古いイメージのあった理容室ですが、お店の雰囲気や快適さを求める20~30代にとって、付加価値が提供されたことによって「新しい、かっこいい」イメージへと刷新されつつあります。

バーバースタイルとバーバーの特徴

バーバースタイルとバーバーの特徴
若い世代に人気の「バーバースタイル」とはどういったものなのでしょうか。

バーバーとは、先に「これまでの理容室のサービスに加えて、ファッションやカルチャーなどの要素を取り入れた付加価値を提供している」と説明しましたが、具体的にはどんなものがあるのかも見てみましょう。

理容室ならではの渋さが人気!バーバースタイル

理容室ならではのカットを活かした「バーバースタイル」は、最近若者にも多く見られる人気のヘアスタイルです。サイドをバリカンで刈り上げ、トップを流したり、七三分けにしてセットすることで、渋くかっこいい雰囲気を作り上げます。

バーバースタイルのいいところは、サイドを刈り上げていることで、さっぱりとした清潔感をもたらしてくれるところと、プライベートと仕事のどちらでも違和感がないというところです。

難しいセットも不要なため、男性のヘアスタイルの定番となっています。

お店独自のさまざまなこだわり=付加価値

ファッションやカルチャーなどの付加価値は、お店独自のこだわりといえます。そのお店ならではのこだわりが、お客様にとっても価値のあるものとなり、新しい理容室「バーバー」として人気を集めています。

人気のバーバーの中には、たとえば

  • フェイシャルエステやネイルなどの美容メニューを提供している
  • 外観や内装に日本の文化や他国の文化を取り入れ、小物や設備まで徹底している
  • 半個室で施術ができる
  • バーと併設している
  • お客様同士が交流できる機会を設けている

などといった、独自のこだわりを売りとしているお店がたくさんあります。

集客のポイントはインターネットを活用した情報発信と予約制度

集客のポイントはインターネットを活用した情報発信と予約制度
さまざまな世代からの注目を浴びるにあたって、集客にはインターネットを活用した情報発信が欠かせません。

また、美容室を利用していたお客様なら「予約をしたい」と考えるのが自然です。実際に株式会社リクルートが実施した実態調査では、予約してお店を利用しているお客様は電話とインターネットを合わせて3割を占めています。

インターネットを活用した情報発信や集客については、こちらの記事を参考にしてみてください。

予約制度を設けるメリット

バーバーを含めた理容室への関心度が上がっている現在、提供するサービスが多様化することにより、利用する客層も変わっていくことが予想されます。客層が変わっていく中で、予約制度を設けることにより、5つのメリットがもたらされます。

お客様の待ち時間の削減

予約制度があれば、お客様の待ち時間を減らすことができます。

予約なくお客様が来店すると、他のお客様の施術をしていたり、お客様が順番を待っていたりする場合があり、すぐに施術をできないことも珍しくありません。その場合、待ち時間もどれくらいになるのかは定かではないですよね。

待ち時間が定かでないことから、帰ってしまうお客様もいるため、お店としてもできるだけ待ち時間は削減したいものです。

予約制度があれば、前のお客様の終了時間はおおよそ決まっていますから、お客様を待たせる時間を減らし、帰ってしまう心配もありません。

お店の空き時間の削減

予約制度を設けることで、お客様がいない時間帯に他のお客様の予約を入れたり、空いている時間をお客様にアナウンスすることができます。

お客様の来店日時やメニューによって、施術時間を調整することができるので、空き時間の削減や、効率的な時間の使い方ができるようになります。

空いている時間帯がお客様にアナウンスされることで、お客様も都合をつけやすい、他の予定などとも調整できるというメリットもあります。

前もって施術メニューや提案内容を検討できる

予約を受ける際に、希望のメニューや仕上がりイメージを聞いておくことで、お客様に合ったものを検討、提案することができます。

予約なくお客様が来店すると、希望のメニューをそこではじめてうかがうことになりますし、準備にも時間がかかってしまいます。

前もって準備をしておくことで、当日に必要な設備や道具、薬剤などをバタバタと用意する必要がなくなり、準備時間も短縮することができとても効率的です。

ひとりひとりのお客様にしっかりと向き合える

予約制度があることで、お客様の来店日時があらかじめ把握できるため、その時間帯は予約のお客様にしっかりと向き合うことができます。

急な来客の心配をしたり、次に待っているお客様に気を取られたり焦ったりすることなく、他の方に気を遣わなくてよいという点では、お客様にとってもお店にとっても安心感につながります。

ていねいな施術と接客はリピートしてくれる確率も上がるので、ひとりひとりのお客様を大切にできるに越したことはありません。

土日や時間帯による来客のムラをおさえることができる

予約制度を設けることで、同じ時間帯にお客様が集まったり、閑散とするといったムラをおさえることができます。1日ごとに来店の予測がつき、仕事が行いやすいですし、お客様が次々に来て待たせてしまうということもありません。

予約制度がない場合、同じ時間帯にお客様が集中して、ピークの時間をすぎると今度は閑散としてしまったり、土日にお客様が集中してしまうことも多く、お客様にとってもお店にとってもあわただしくなってしまいます。

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理容室の予約制度にはメリットがたくさん!予約の活用でさまざまな世代を取り込み、活気のあるお店にしよう

理容室の予約制度にはメリットがたくさん!予約の活用でさまざまな世代を取り込み、活気のあるお店にしよう
付加価値を提供することで、今後ますます若い世代もより足を運びやすい場所になる理容室。

すべてのお店に予約制度が必要ということではありませんが、若いお客様をとりこみたい、時間を有効的に使いたいというお店には予約制度を取り入れることをおすすめします。

予約制度はお店にとってもお客様にとってもメリットがたくさんあり、インターネットを活用した情報発信と合わせてうまく活用して、活気のあるお店にしましょう。

引用元:
厚生労働省「今日から実践!収益力向上に向けた取組みのヒント 生活衛生関係営業の生産性向上を図るためのマニュアル理容業編」
株式会社リクルート【美容センサス 2022 年上期】≪美容室・理容室編≫
厚生労働省「平成28年度衛生行政報告例の概況_統計表」

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