なぜか「お店全体としてはバラバラで団結力がかけるなぁ」と思ったことはありませんか?
そのためには、お店に合ったマニュアルを作ることが大切です。
ぜひ最後まで読んであなたのお店に合ったマニュアルを作ってみてください。
マニュアルはどうして必要なのか
マニュアルが必要な理由として
- 誰でもできる雑用などはマニュアル化
しておくとよけいな仕事がなくなり自分の技術をあげることに専念ができる - スタッフ1人だけに任せていた仕事でもマニュアルがあればそのスタッフがいなくても困ることはない
- オーナーの経営方針をスタッフ全員で共有できるのでお店としての基準ができチームワークが生まれる
ということが挙げられます。
スタッフ一人一人の技術はとても重要ですが、オーナーとして
「こういう風にお客様に対応してほしい」
と思ったときにマニュアルがあればお店のスタッフもそのマニュアルを見て行動できるのでトラブルを事前に防ぐことができます。
というように、オーナーの思い描いているお店作りにはマニュアルはなくてはならないものなのです。
では、マニュアルを作るとどんなメリットがあるのでしょうか?
マニュアル作成の3つのメリット
マニュアル作成のメリットとして
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スタッフの技術や対応を一定の水準にそろえることができる
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新しいスタッフが入ってきたとしても何をしたらいいのか迷ったり悩んだりしない
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クレームなどの対応をしなければならないときにあせらず冷静に対応ができる
今回はこの3つのメリットをふまえたマニュアルを考えていきたいと思います。
1.スタッフの技術向上のためのマニュアル
技術面でのマニュアルであったほうがいいものとして
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シャンプーやヘッドスパの手順のマニュアル
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縮毛矯正やパーマ、カラーリングの薬剤の使い方のマニュアル
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カット技術のマニュアル
これらの技術的なマニュアルがあると、アシスタントが何がどのようにできるようになればその仕事を任せてもらえるかがわかるので、モチベーションアップにもつながります。
それに、薬剤の使い方のマニュアルがあれば新しく入ってきたスタイリストも迷うことなく薬剤を使いこなすことができます。
さらに、カット技術のマニュアルがあれば、スタイリストがアシスタントにカットを教えるときに教えやすいですし、お店全体の技術が均等になるので、お客様がどのスタイリストにカットされても満足できるようになります。
2.新しく入ってきたスタッフのためのマニュアル
新しいスタッフが入ってくるとまずしなければならないのは、お店の説明やどこに何が置いてあるか、一日のお店のタイムスケジュールなどを説明しなければなりません。
そんな時に役立つのが
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お店の説明のマニュアル
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お店の一日の動きを記したタイムスケジュール
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お店のスタッフの紹介
などがあると、事前にお店のことがわかるので仕事初日でもスムーズに仕事に取り掛かることができます。それに、このマニュアルを事前に見ることにより新しい職場での不安な気持ちを和らげることができるでしょう。
3.クレームの対応や接客マニュアル
しかし、適切に対応すれば今よりも良い関係を築くことも可能です。
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接客マニュアル
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クレーム対応マニュアル
この2つはとても重要なので、ぜひとも作ってほしいマニュアルです。
例えば、接客マニュアルは電話対応の方法・お客様をお席に案内する方法・カウンセリングの仕方など細かく分ければいろいろなマニュアルが作れます。接客の仕方でお店の雰囲気も変わりますので、オーナー自身がどんなお店にしたいかをよく考えて接客マニュアルを作るのをおすすめします。
いろいろなマニュアルがありますが、いったいどうやって作ればよいのでしょうか?
マニュアルは5W1Hを使って考える
この5W1Hを考えることにより、スタッフに何を伝えたいのかが明確になり、伝わりやすくなります。
例えば、トイレ掃除のマニュアルを作るとします。そうすると
という風になります。そこから、自分のお店に合うようにカスタマイズしていったり、より細かくマニュアル化したりするとわかりやすくて、伝え漏れなく作ることができます。
マニュアルができたら、しっかりできているかがわかるようにチェックシートを用いるのも効果的です。最初のうちはマニュアルがあっても、ついつい自分のやり方でやってしまいがちです。
それを防ぐためにもマニュアルとチェックシートを併用することをおすすめします。
スタッフ育成にはマニュアルを用いるのが効果的
お店の経営基準をスタッフにわかってもらうには、マニュアルを作ることが大切です。美容室で使うマニュアルは決して1つではありません。
スタッフ全員の技術の向上のためのマニュアルやお客様に対する接客の仕方のマニュアル
そのほかにも、クレーム対応のマニュアルや、雑用のマニュアルまでいろいろなマニュアルがあります。
あなたの経営する美容室に合わせてマニュアルを作ってみるのはいかがですか?ぜひ、5W1Hを活用して作ってみてください。