シェアサロンと面貸しの違いとは? メリットと注意点を解説

Re-622シェアサロンと面貸しの違いとは? メリットと注意点を解説
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美容師の働き方は多様化しており、サロンの社員として雇用される・自分で独立開業するほかにも、シェアサロンで働く方法や面貸しを利用する方法などがあります。

しかし、シェアサロンと面貸しはどう違うのか、それぞれどんなメリットがあるのかなど、疑問を持っている方も少なくないのではないでしょうか。

そこで、シェアサロンと面貸しにおける働き方の違いやそれぞれの特徴・メリットを知り、自分に適切な方法を見つけましょう。フリーランスとして活躍したい方は、ぜひ最後までじっくりご覧ください。

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シェアサロンと面貸しの違いとは?

シェアサロンと面貸しの違いとは?
シェアサロンとは、美容のための設備が整った施術スペース・個室などを借りられるサービスのこと。一方、面貸し(ミラーレンタル)とは、サロンの空いている席を貸し出すサービスです。以下では、両者の違いを比較しながら詳しく紹介します。

シェアサロンとは?

シェアサロンは施術のための一定のスペースを借りることができ、複数人のフリーランスが共有しながら利用します。レンタル料金はサロンによって異なりますが、時間単位や月単位で決まっている、もしくは歩合で支払う形式が一般的です。

シェアサロンはどんな方におすすめ?

シェアサロンにはある程度の設備が整っているため、高額な開業資金を用意できなくても比較的かんたんに営業することができます。そのため、資金繰りに困っている・あまりお金をかけたくない方におすすめです。

働き方も自分で決められるので自由度が高く、副業でおこなうこともできます。ただし、集客は自分でしなければなりません。将来的に自分のお店を構えたいなどの目標がある方は、フルタイムでがっつり働くことも可能です。

面貸しとは?

面貸しは、サロンの空きスペースを埋めるために貸し出されるため、はじめからレンタルを目的としているシェアサロンと比べて借りられるスペースが限定されます。

また、通常営業しているサロンの一角のため、他の顧客などがいるときはプライベート感が出にくいという側面もあります。しかし、サロンに雇用されている従業員とは契約形態が異なるため、自由に働くことが可能です。

なお、契約しているサロンによっては、手が空いているときにフリー客を振ってもらえることもあるので、集客に困っている場合には助かるでしょう。

面貸しはどんな方におすすめ?

面貸しはシェアサロンと同様に、集客を自分でする必要がある一方、比較的低コストで始められて働き方も自由です。そのため、集客が得意で自分で単価を上げることができる方であれば稼ぎやすく、おすすめといえます。

シェアサロンのメリットと注意点とは?

シェアサロンのメリットと注意点とは?
シェアサロンと面貸しの違いがわかったところで、ここからは、シェアサロンを利用する際のメリットと注意点をお伝えしていきましょう。

シェアサロンのメリットとは?

シェアサロンで働くメリットにはどんな点があるのでしょうか。3つ紹介します。

1. 効率よく働ける

シェアサロンで働くときは、利用するサロンにもよりますが、こまかい時間指定ができて時間単位や月単位での契約が可能です。

自分の働きたい時間だけ効率よく働けるので、予約が入ったときだけ働いてあとは自由に過ごす、反対に手の空いた時間だけ仕事をするといったように、柔軟な働き方ができます。

予約状況の管理・確認はシェアサロン側のシステムに任せられるので、自分で詳細な予約管理をするわずらわしさもありません。

2. 収入を増やせる

シェアサロンの契約形態によって多少違いはあるものの、美容室の正社員として働くよりも、シェアサロンのほうが収入を増やせるケースが多いです。

正社員は基本給と歩合給で算出されるため、収入に限界がありますが、シェアサロンの場合は自分で料金を決められるため、レンタル料金を考慮しつつ十分な利益を出せるような金額設定にすることができます。

3. 低リスクで独立・独立準備ができる

通常、サロンを開業するときには数百万円の初期費用がかかります。シェアサロンの場合、いきなりサロンを立ち上げるよりも低料金で始められるためリスクが低いです。さらに、低資金でも経営の体験ができるので、開業のための準備をしたい方にもおすすめです。

シェアサロンの注意点とは?

一方、シェアサロンで働くときには注意点もあります。どんな点なのかを3つ挙げます。

1. 収入は集客次第

メリットの2で触れたように、収入は自分の集客力にかかっています。顧客が来なければ収入は得られず、自力で顧客を集める必要があるため、SNSで宣伝したりインターネット広告を出したりして、見込み客にしっかりアプローチしなければなりません。

2. 備品や薬剤の仕入れは自分で行う|情報収集も自力で

シェアサロンでは、施術のためのある程度の設備は整っていますが、備品や薬剤は自分で仕入れなければなりません。そのため、仕入れのための費用が必要です。

また、ひとりで働くため横のつながりが乏しく、美容業界のトレンドなどの話題もシェアされにくいので、自分で情報収集しなければならない点に注意しましょう。

3. フリーのお客様は見込めない

シェアサロンで働く場合はすべて自分で集客する必要があり、予約で成り立つので、たまたま通りがかりにふらっと足を踏み入れるような顧客には期待できません。フリー客を期待するのであれば、サロンに雇用されるほうが向いています。

面貸しのメリットと注意点とは?

面貸しのメリットと注意点とは?
前章では、シェアサロンにおけるメリットと注意点を解説しました。つづいては、面貸しを利用するメリットと注意点を見ていきましょう。

面貸しのメリットとは?

まず、面貸しを利用する場合のメリットを3つ紹介します。

1. 薬剤や備品はサロンのものを利用できる

シェアサロンでは自己負担だった薬剤や備品は、面貸しの場合サロンのものを利用できることが多いです。ただし、サロンによって規定があるので事前に確認しておきましょう。

2. 自分の状況に合わせた働き方がしやすい

面貸しでは、働き方を自分で決めることが可能です。独立の準備期間として働く方法や、サロン・他の仕事とのかけ持ちなど、自分の状況に合ったやり方で働くことができます。

また、サロンに雇用されている場合はまとまった休みを取ることが難しいですが、面貸しであれば自分で休暇を設定できるので、休みがたくさん欲しい方にもおすすめです。

3. 集客のリスクが少ない

面貸しは、既存顧客(リピーター)の施術をおこなうパターンが多いため、シェアサロンと比べると新規獲得の集客リスクは低めです。

また、シェアサロンと異なる点として、面貸しでは、席を貸してくれているサロンでさばききれないフリーのお客様を回してもらえることもあります。集客しなくても顧客を獲得するチャンスがあるのは大きなメリットです。

面貸しの注意点とは?

次に、面貸しで営業する際の注意点もチェックしましょう。

1. シェアサロンより還元率は低め

シェアサロンと比べると、面貸しの場合は還元率が低めであることが多いです。シェアサロンでは売り上げの100%を還元してもらえるところもありますが、面貸しの還元率は50~70%程度が一般的です。

そのため、シェアサロンと同じ金額に設定して同じ数の顧客を取ったとしても、シェアサロンほど稼げない可能性があります。また、メニュー料金の下限は、面を貸してくれるサロンに合わせなければなりません(高い分にはOK)。

面貸しは給与が保証されているわけではなく、還元率や利用料金は自分の収入を左右する重要な要素なので、サロンとの契約時にしっかりチェックしておきましょう。

また、確定申告も自分でおこなう必要があるので、収入や支出の記録をきちんと残しておかなければなりません。

2. 自分で予約管理する必要がある

面貸しの場合、シェアサロンのように専用システムで予約管理してもらえるわけではないため、自分で顧客の予約を管理する必要があります。把握ミスやダブルブッキングなどが起こらないよう、慎重に管理しましょう。

なお、予約状況の管理が大変、苦手と感じる方は、予約管理システムを利用する方法もあります。

選ぶシステムによって機能に違いがありますが、オンラインで24時間予約を受け付けられたり、新規予約の情報管理はもちろん、変更やキャンセルも自動でデータが更新されたりと便利に利用できるので、検討してみてはいかがでしょうか。

3. 業界の情報が入りづらい

面貸しで働く場合、シェアサロンほどではありませんが、情報が入手しづらい部分があります。

美容業界では、流行りを押さえておくことは重要。顧客の囲い込みに向けてトレンド情報を得たり技術を高めたりするためには、自分からすすんで勉強会に参加する・常にアンテナを張っておき情報交換の場に顔を出すなど、積極的に動く必要があります。

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シェアサロンは他のフリーランスと共有で施術用のサロンスペースを借りるもの、面貸しは美容サロンの空席を個人で借りて営業するもので、利用料金や売り上げの還元率などに違いがあることがわかりました。

シェアサロンを選ぶか面貸しを選ぶかは、働き方の柔軟性や収入の希望、将来的な展望など、自分の重視したい要素によって適切なものが異なります。そのため、それぞれのメリットや注意点を比較しつつ、より自分に合うタイプを選択しましょう。

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