美容室・エステ・ネイルなどの分野で、自分のサロンを開業したいと考える人も多いことでしょう。開業では多くの準備が必要で、漏れのないようにひとつずつ着実にこなしていくことが大切です。
そこで、サロン開業の手順や流れを知るとともに、経営を成功させるコツも押さえておくとよいでしょう。これからサロンの開業を目指す人は、ぜひチェックしてみてください。
- 指名予約を増やしたいスタイリスト
- インスタグラムで集客したい方
- DMでのやりとりが面倒と感じている方
- 予約はリザービアで一元管理
目次
サロンを開業するまでの流れとは?
新しくサロンをオープンさせるとなると、やるべきことがたくさんあります。では、実際にどういう順序で何をすればいいのか、サロンを開業するまでの流れを見ていきましょう。
1. 構想を練る
まず、どんなサロンにしたいのかというコンセプトや、どんな客層を狙いたいのかというターゲットなど、サロンの構想を練りましょう。
何の特徴もなく競合との共通点が多いサロンでは、誰にも利用してもらえません。オーナーのこだわりや、自店ならではの強みなどをしっかりと打ち出すことが大切です。
2. 事業計画書の作成
つづいて前項に基づき、サロンの運営の指針になる「事業計画書」を作成します。公的機関や金融機関で補助金や助成金、融資を受ける際にも必要なので、現実的かつ綿密な計画を立てましょう。前項の内容だけでなく、資金や収支の具体的な計画なども必要です。
3. 物件探し・契約
上述した1と2の項目に基づき、適した物件を探して契約します。サロンの立地は集客に大きく影響することもあるので、慎重に決めなければなりません。開業予定のエリアの環境や地域性、アクセスのよさ、競合の有無などをきちんとリサーチしましょう。
自宅の一部を利用して営業する「自宅サロン」では、マンションや賃貸物件の場合、物件の持ち主に、開業ができるかなどの確認を忘れず行いましょう。また、開業後はさまざまなお客様が出入りすることになるため、家族などの同居人や近隣住民からの理解も必要です。
4. 資金調達
ここまでの内容に基づき、資金集めをしましょう。自己資金でまかなえれば不要なステップですが、まとまった費用が必要で、自分では用意できない場合は、以下のような調達手段があります。
- 親族などから援助してもらう
- 日本政策金融公庫の融資を受ける
- 補助金・助成金の制度を活用する
- リースやローンを利用する
なお、サロンの開業に必要な費用については、次章で詳しく紹介します。
5. 必要な申請を行い許可を得る
フェイシャルエステやまつエクなど、サロンで提供するメニューの種類によっては美容師や理容師の免許が必要な場合があり、保健所への申請(美容所登録)が必要です。開業までに手続きを済ませ、許可をもらっておきましょう。
6. 工事開始|内装・外装
業者に依頼し、サロンの内装や設備、外装の工事をしてもらいます。サロンの動線も考慮して整備してもらいましょう。また、電気・水道・ガスといったインフラの用意や、電話の契約・工事、インターネット配線工事も忘れずに行ってください。
7. 備品の購入
施術に使用するベッド・美容機器・タオル・オイルといった備品のほか、備品の保管や店舗の装飾に使うインテリアなど、営業に必要な物品も揃えなければなりません。工事の際に設置が必要な備品や設備に関しては、早めに注文しておくことも大切です。
8. 営業準備・集客開始
開業に向けて「枠」が整ってきたら、集客を含めた「営業準備」を行っていきましょう。予約システムの導入やカルテの準備をするほか、サロンのホームページを作成したり、SNSで宣伝したりすることも必要です。
また、オンラインの整備のみではなく、チラシを配布したり看板を設置したりしてオフラインでも人々にアプローチし、サロンの認知度を高めましょう。
7. 開業届提出|開業したら
開業したら、事業を開始したことを申請するために、税務署に開業届を提出しましょう。屋号で金融機関の口座を作ったり、クレジット決済を導入したりする際にも必要です。
サロン開業にかかる費用とは?
前章で資金調達の話をしましたが、ここからは、サロンの開業費用について解説していきます。
物件に関する費用|敷金礼金・家賃など
家賃や敷金礼金などの初期費用を含めた物件取得費用は、おおむね家賃4ヶ月分から、場合によっては12ヶ月分ほどかかる可能性があります。自宅サロンの場合は不要です。
工事費|内装・外装
オープンにあたって内装や外装工事をした場合の費用は、物件の規模やどの程度工事するかによって違います。安ければ30万円以内、高ければ300万円ほどかかる場合があるでしょう。
備品・機器の購入費
什器などの備品や、施術に利用する機器の購入にあてる費用です。備品は40万円以内に収まる程度ですが、機器はものによっては500万円など高額になることもあります。
広告・宣伝費
自社ホームページの作成やSNSでの有料広告など、広告宣伝に必要な費用もあります。数万~30万円程度を見ておきましょう。
運転資金
開業後しばらくの運転資金も準備しておかなければなりません。月々、家賃や水光熱費といった固定費にプラスして、消耗品費として5万円ほどかかるのが目安です。3ヶ月~6ヶ月分あると安心でしょう。
人気サロンを目指すポイントとは?
次に、人気サロンになるため、サロン開業を成功させるポイントを押さえていきましょう。
1. 自サロンにしかない強みを打ち出す
自サロンにしかない強み・セールスポイントを前面に打ち出すことは、サロンの経営において非常に重要。既存の競合店にはない魅力を武器にして、他店との差別化を図りましょう。
2. 宣伝は早めに行う
オープン当初からお客様を呼び込めるように、宣伝は開業準備中の早い段階で始めることも大切です。宣伝効果が出るまでに時間がかかることもあるので、少なくとも開業の半年前から、コツコツと集客を行いましょう。
3. 集客の仕組みを作る
集客はさまざまな手段を利用しましょう。新規客の呼び込みはもちろん、リピーターを定着させるための戦略を立てることも大切。
顧客とSNSやメルマガなどでつながる・リピートするメリットを感じてもらう工夫をするなど、リピート率を高めるための仕組み作りを行ってみてください。
4. 事業計画書は堅実に作る
サロンの開業では、計画がカギを握ります。無理なく計画通りこなせるように、事業計画書は堅実に作りましょう。
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- DMでのやりとりが面倒と感じている方
- 予約はリザービアで一元管理
リザービアで予約と集客を簡単に!
「リザービア」は、美容サロンの予約管理に特化したシステムです。以下で、サロンの運営に役立つリザービアの機能の例を紹介します。
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機能一覧
1. 予約管理機能|予約台帳
予約台帳とは、自動で予約の受付・管理を行ったり、予約のスケジュールが表示されたりする機能です。スケジュールの空き状況も、ひと目でパッと把握できます。手動で予約管理を行う場合に比べてスタッフの労力が減らせる上、ミスも少なくなるでしょう。
また、店頭や電話で受けた予約も、わずか4秒程度で反映させられます。
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予約の一元管理もできる!
リザービアには、「BMS」というオプション機能もあります。自社サイト・クーポンサイト・SNSなど、いろいろな予約方法からの予約を一元管理できるため、手間を減らせます。ダブルブッキングの予防にも役立つでしょう。
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美容サロン向け予約ダブルブッキング防止ができる予約システム
2. 顧客管理機能
顧客の情報を管理できる機能もそなわっています。氏名・電話番号・前回の利用メニューやクーポンといったデータが蓄積される機能です。対象者を検索してクーポン付きDMの配信やスタンプの付与などが行えるため、リピート率の向上や顧客との関係強化に活用できます。
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メッセージ自動配信機能を使えばリピート率向上も!
お客様の来店日から最大60日後まで自由に設定できる、メッセージ自動配信機能もあります。サンキューメール・フォローメール・再来店促進メールなどに利用して、リピートにつなげましょう。
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3. 予約連携機能
LINEやInstagramと連携して予約管理ができる、オプション機能もおすすめです。アプリ自体のユーザー数が多いため、顧客から受け入れられやすいのはもちろんのこと、ターゲット層に合ったSNS集客からスムーズな予約へとつなげやすくなるでしょう。
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Instagram連携予約
開業時からのリザービア導入をおすすめします!
サロンを開業するまでには、計画・物件決め・工事・物品購入・集客など、多くのことを順序よくこなしていかなければなりません。
また、開業時からリザービアのような予約システムを導入しておけば、オンラインで集客から予約まで行えて便利です。リザービアには、今回紹介したほかにもサロン運営や集客に役立つ機能があるので、まずはお気軽にお問い合わせください。
リザービアを導入したサロンの成功事例は、下記からご確認いただけます。
成功事例