企業や店舗で運用できる、LINE公式アカウント。美容室やネイルサロンなどでLINE公式アカウントを利用している、という方も多いでしょう。
そんなLINE公式アカウントで、ショップカードという機能が利用できることはご存知でしょうか?このショップカードは、上手に活用することでさまざまなメリットを得ることが期待できる機能です。
そこで今回は、LINE公式アカウントのショップカード機能について、ショップカードでできることや利用するメリット、効果的な使い方などを解説します。LINE公式アカウントを利用している方はもちろん、これから利用を考えている方も、ぜひ参考にしてください。
まずは資料をご覧ください
目次
LINE公式アカウントのショップカードとは?
LINE公式アカウントのショップカードの機能や使い方を紹介する前に、まずはショップカードはどういうものなのか、概要を見ていきましょう。
ショップカードはいわゆるポイントカード
LINE公式アカウントのショップカードは、いわゆるポイントカードやメンバーズカードのようなものです。すでにカードを発行してお客様にお渡しし、利用金額や回数によってスタンプを押している、というサロンも多いのではないでしょうか。
つまり、従来では紙のカードにスタンプを押すなどして管理していたポイントカードを、LINEアプリ上で発行・管理できる機能が、LINE公式アカウントのショップカードです。
無料で利用できる
すでにLINE公式アカウントを利用している方はご存知でしょうが、LINE公式アカウントには無料プランと2つの有料プランがあります。ショップカードはすべてのプランで利用することができるため、無料で利用することができます。
そのため、LINE公式アカウントでショップカードを利用したいけれどコストが気になる、という方も、安心してくださいね。
なお、LINE公式アカウントの無料プランと有料プランの違いについては、公式サイトをご覧ください。
LINE公式アカウント 料金プラン
LINEのショップカードでできること
LINE公式アカウントのショップカードがどういうものなのかについて、おわかりいただけたのではないでしょうか。ここからは、ショップカードではどんなことができるのかを見ていきましょう。
1.ポイント付与
最初に説明したように、ショップカードではポイントの付与をすることができます。紙のカードではスタンプを押して付与しますが、ショップカードではスタンプを押すことができません。
代わりに、お客様にQRコードを読み取ってもらうことで、ポイントの付与が完了します。このとき、QRコードの読み取りは、レジ前で行わなければならないということはありません。施術用の席の近くにQRコードを印刷したPOPなどを設置しておけば、その場で読み取ってもらうことも可能です。
何度もQRコードを読み取ったらポイントを不正取得されてしまうかもしれない、という不安もあるかもしれませんが、心配はいりません。たとえば、ポイントの取得は1日に1回までや、一定時間内にはポイントが再取得できない、といった設定で防止することができます。
2.ポイントごとの特典設定
ポイントカードを採用している店舗では、付与されたポイント数に応じて何らかの特典を用意しますよね。ショップカードでも、特典チケットの発行・配信という形で得点を用意することができます。
特典の内容はもちろん、一度の来店での付与ポイント数や特典チケットが発行されるポイント数など、設定できる項目はさまざま。来店一度につき何ポイント付与するのか、何ポイントで特典を提供するか、どのような特典を提供するかなど、自由に設定が可能です。
3.カードランクの設定
ショップカードでは、カードランクの設定をすることも可能です。たとえば、1枚目のカードでポイントがいっぱいになったら、次に発行するカードはもう少し特典が豪華になるなど、ランクアップするようなイメージです。
ポイントカードがいっぱいになるほど利用してくれたお客様には、もう少し豪華な特典を提供したい、と考える方にはぴったりの機能です。こういったサービスを提供することで、お客様も店舗に好感を抱き、今後も長く通おうと思ってくださることが期待できるため、リピーターの獲得にもつながります。
4.リッチメニューへの表示
ショップカードを作成すると、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示されるリッチメニューに掲載することができるようになります。リッチメニューはトーク画面に常に表示されるため視覚的な効果が高く、お客様がショップカードの存在を思い出すきっかけになります。
また、ショップカード機能へのアクセス動線となるため、使いやすさも向上します。
5.ショップカード利用データの分析
ショップカードでは、利用データの集積と分析も可能です。発行した有効カード数とその使用率、付与ポイントの合計、発行した特典チケットと使用済み特典チケットなど、ショップカードに関するさまざまデータが分析できます。
LINEのショップカードを利用するメリット
さまざまな機能があるショップカードですが、利用するとどんなメリットが得られるのでしょうか?ショップカードを利用するべき理由について見ていきましょう。
1.アプリを使い慣れている人が多い
LINEは2023年9月末時点で月間ユーザー数9,600万人を誇り、国内シェア数が非常に高いメッセージアプリです。既に利用しているというお客様も多いため、「使い方がわからないから」「新しいアプリを入れたくないから」といった理由で断られることは少ないと言えるでしょう。
引用元
LINEヤフー for business:【公式】LINE広告-9,600万人に届く
2.コストが削減できる
前述したように、ショップカードはLINE公式アカウントのすべてのプランで利用できるため、無料プランでは新たなコストがかからないというメリットがあります。また、有料プランでも、紙のカードを発行するよりもコストが削減ができるでしょう。
3.LINE公式アカウントの友だち数が増やせる
ショップカードを利用するには、店舗で運営するLINE公式アカウントを友だち登録してもらう必要があります。理由もなく友だち登録をお願いすると、「お店の宣伝をしたいだけでは?」「定期的にDMが来るのは嫌だ」とマイナス感情を持ってしまうお客様もいるかもしれません。
しかし、ショップカードの利用のためと説明すれば、自然な流れで友だち登録をお願いできます。
4.利用状況の分析ができる
カードの発行枚数や付与ポイント数、特典チケットの利用率など、ショップカードの利用状況を分析できるため、データから集客や販促の課題を把握することができます。分析したデータは今後の経営に役立てることができるため、長期的な経営改善や売上アップにつながるでしょう。
LINEのショップカードの効果的な使い方
ショップカードのメリットについておわかりいただけたところで、効果的に使うにはどうすればよいのかを解説します。
1.店頭にQRコードを設置しよう
ショップカードの存在をお客様に認知してもらえなければ、利用してもらうこともできません。ショップカードを周知するためには、店頭など目の付きやすい場所に、QRコードを設置しておきましょう。
QRコードはスマホをかざすだけで手間をかけずにその場で読み込んでもらえるため、認知を広げるのに効果的です。店頭に限らず、お席の周りに設置しておいてもよいでしょう。
2.カード作成特典を設定しよう
カードの作成を促すために、作成時の特典を設定しましょう。たとえば、作成時は2倍のポイントが付与されるなど、初回特典を付けてお得感を与えることで、カードの作成率が上がる効果が見込めます。
3.カードのゴールまでのポイント数は少なめにしよう
カード1枚がいっぱいになるまでの必要なポイントは、少なめに設定するようにしましょう。必要ポイントがあまりにも多いと、ポイントがいっぱいになるまでに時間がかかりすぎてしまうため、途中で離脱し、来店頻度が下がってしまう可能性があります。
4.ゴールまでに中間ポイントを作ろう
ポイントによる特典は、満了になったときだけでなく、中間ポイントを作って段階的に設定しておきましょう。短いスパンで特典がもらえると、再来店の頻度が高くなる可能性が高まります。
5.リッチメニューを利用して視覚的に目立たせよう
ショップカードを作成したら、トーク画面に表示されるリッチメニューに表示させましょう。ショップカードの機能で紹介したように、リッチメニューは常に表示させることができるため、視覚的に目立たせることができます。
お客様の目に入り意識されやすくなることで、「あと1回で特典がもらえるなら行こうかな」など、来店の促進に役立つ効果が期待できます。
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LINE公式アカウントを集客に活用するには、LINEと連携できる予約システムの導入がおすすめ。そこで紹介したいのが、予約システム「リザービア」です。
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集客にはLINEのショップカードを活用しよう
LINE公式アカウントのショップカードは、いわゆるポイントカードのことです。LINE上でポイントカードを作成できるため、ポイント付与の手間や紙のカードを作成するコストを抑えることができます。
LINEは国内シェア率が高く、お客様のほとんどが利用していると言っても過言ではないため、ショップカードを作成すれば利用していただける確率も高いです。魅力的な特典を用意すれば、継続来店率が上がったり、来店頻度が高まったりする効果も期待できます。
LINEと予約システムを連携して、ショップカードと併用すれば、相乗効果でより効率的な集客につながるでしょう。LINEと連携できる予約システム、リザービアの導入を検討してみてください。