サロンのホームページ、作ったきりでそのままになっていませんか?
あるいはブログをはじめようとはしたものの、「テーマが見つからない」とか「途中で面倒になった」とか「きちんと効果が実感できない」ということで、ほったらかしになってしまっていることはないでしょうか?
しかしブログは、集客や予約獲得にとても効果があります。
今回はまずブログのメリットをご紹介し、それから上手にブログを運営しているサロンの実例と、ブログ投稿の方法についてご紹介していきます。
ブログを運用していくメリット
集客に効果的なブログが書けるようになるためにも、またしっかりと継続できるようになるためにも、まずはしっかりとブログのメリット、「なぜブログを運用するべきなのか」を確認しておきましょう。
ブログのメリットは3点です。
1、自然な流れでお店を紹介できる
美容は多くの人達が悩みを持つ分野です。だから美容サロンの専門的な情報やノウハウは、とてもニーズがあります。
集客しようと思っても、ただ「お店に来てください」と言うだけでは、なかなか興味を持ってもらえないもの。
そこでブログを活用すれば、有益な美容情報とセットでお店を紹介でき、お客様に「営業をかけられた」という印象をあたえずにお店のサービスやメニューを自然に紹介できます。
2、様々な世代や性別の人と繋がれる
ブログを使えば、普通に店舗を構えているだけではなかなか繋がれない層にも接触できます。例えば男性ユーザーがなかなか来にくいお店、40代や50代の人達と接触が少ないお店などでも、ブログ記事を通じて新しいターゲット層を開拓できるのです。
3、記事が半永久的に宣伝し続けてくれる
ブログは確かにテレビCMほどの瞬間的な効果はありませんが、逆に、長く影響を与える続けることができるという強みがあります。
なにせ24時間、年中無休で情報を発信し続けてくれるのがブログ。Googleの検索エンジンで上位表示しやすくなるように工夫すれば、月間100~1000人、あるいは10000人といった規模の人数にあなたのサロンの存在やサービスを訴えることができます。さらにその数は、投稿した記事の分だけ、かけ算されていきます。
上手なブログ運営をしている美容室3店舗!
続いて具体的に、上手にブログを運営しているサロンを3つご紹介しましょう。
「kauti(カウチ)」
トップにスタッフの写真を載せ、毎日の施術情報などを発信しているブログです。スタッフの生の意見や施術写真を紹介することによって、お客様はお店やスタッフに親近感が湧きます。
サロン選びをする時は「どんな人が対応してくれるのかな」という心配が付きもの。スタッフをきちんと紹介しておくことでそういった心配を取り除けるので、お店に足を運んでもらいやすくなります。
「ENORE(エノア)」
ブログというとただ日記を書くだけというイメージがあるかもしれませんが、積極的に美容情報を発信していくのもブログの一つの形です。
雑記であればスタッフの親近感を持ってもらえるという利点がありますが、お役立ち情報ならばそのサロンのことをぜんぜん知らない人とブログ記事を通じてつながれる利点があります。特に美容の現場で働いているプロの情報は多くの人達にとって興味がある話題です。検索されやすいキーワードから、おすすめ情報を紹介していくことで集客アップが見込めます。
集客のできるブログを投稿するポイント
最後に集客ができるブログを投稿するポイントをご紹介していきましょう。
1、更新できる「仕組み」を作る
ブログ運営で一番難しく、一番大切なのは「継続」。
「絶対に毎日更新する!」という難しい目標を立てると失敗してしまいます。例えばお客さんが少ない曜日に更新するなど、通常の業務に影響がないような仕組みを作ると続けやすくなります。
ブログをはじめた時は効果ばかりを気にするよりも、淡々と記事を増やしていくことに集中しましょう。
3、美容のプロとしての情報を盛り込む
Googleの検索でも専門家の意見は上位表示されやすい傾向があります。
あなたにとっては当たり前に思える情報でも、知らない人にとってはとてもありがたい情報です。単純に毎日の日記を書くのではなくて、少しでも美容師、ネイリストとしてのプロの視点を入れることを心がけましょう。
3、お客さんの質問を参考にする
ブログに何を書けば良いかわからない時は、接客中の会話が役に立ちます。
一人のお客様が疑問に思っていることは、多くの人も同じように疑問を持っていることがよくあるからです。あるいはお客さんが喜んでくれた情報があったらこまめにメモしておき、ブログのネタに使いましょう。
まとめ
今回はマーケティングにおいてとても大切なブログの書き方をご紹介しました。
普通のブログは100記事書いて、ようやく少しずつ効果が出はじめると言われます。美容サロンのブログの場合は、「プロの情報」として発信できる分、それよりも少なくても大丈夫でしょう。それでもやっぱり30記事~50記事を見据えて気長に取り組む姿勢が必要です。
すぐに効果は出ませんが、一度効果が出はじめれば、あとは自然とたくさんのお客さんを集めてくれます。
肝心のサロンの運営に影響しない範囲内で執筆を習慣化し、淡々と、しかし確実に続けていくことが一番のポイントです。