サロンや美容室などでは、完全予約制を採用している店舗も多いです。しかし、完全予約制にすると何がいいのでしょうか。メリットやどんな店に向いているのかを紹介します。あわせて、完全予約制の注意点も確認しましょう。
また、完全予約制サロンにおすすめのシステムもご提案するので、自店に合いそうだと感じたら、前向きに導入を検討してみてください。
- サロンのリピート率を増やしたい
- クーポンサイトを脱却したい
- LINEでの予約管理が大変
- 予約はリザービアで一元管理
目次
完全予約制と予約優先制の違いとは?|順番予約制のデメリットも解説
美容室やエステサロン、整骨院などでは、予約制を採用していることも多いのではないでしょうか。そのなかにも、完全予約制・予約優先制・順番予約制といった種類があります。それぞれの違いを以下で説明するので、確認していきましょう。
完全予約制とは?
完全予約制とは、予約したお客さまのみに対応する方法。メリットやデメリットは後述しますが、予約が入っていれば確実に売上に繋がることが特徴です。
何日も前に予約しなければならないとは限らず、当日でも予約が空いていれば受け付けている店が多いので、お客様に対しても思い立ったらまず連絡するように案内してみましょう。
予約優先制とは?
予約優先制とは、予約を入れている人を優先的に対応する方法。予約していなくても、空いている、もしくはお客様に待つつもりがある場合は施術できます。
もともと空席だった場合、売上は増えますが、もし無理やり飛び込み客を入れて次の予約客に迷惑をかけるようでは適切な対応とはいえません。
予約優先制の詳細は、下記ページもご覧ください。
予約優先制サロンはリピート率に直結する?|メリットから便利システムまで徹底解説!
順番予約制とは?
順番予約制とは、お客様の来店順に施術する方法。「予約」というサービスを提供しない分、低料金で回転も早いことが多いので、薄利多売といえます。しかし、お客様は待つことを前提に来るので、来たお客様の売上はほぼ確保できると考えられるでしょう。
完全予約制のメリットとは?|完全予約制でしか得られないこと4選!
前章でも触れたように、実は、「予約」自体がサービスの一環です。このことを踏まえ、完全予約制を採用するメリットを4つ紹介します。
1.お客様を待たせずに案内でき親しみを持って信頼関係を築ける
完全予約制では、お客様をお待たせすることなく施術できることが大きなメリット。安心して利用してもらえ、お客様からの信頼感にも繋がります。
逆に、予約したのに待たされるとお客様は不快に感じ、クレームに発展する恐れもあるので、サロン側もしっかり時間を守って対応しましょう。
2.スタッフもお客様も時間管理がしやすくなる
スタッフは予約時間に沿って動けばいいので、休憩時間もきちんと確保できます。予約時間が決まっていることから、待ってもらう場合のようにお客様の都合を考える必要もないため、お互いに時間管理がしやすい点もメリットといえるでしょう。
3.ひとりのお客様に対してのサービス向上に繋がる
スタッフは予約状況から1日の業務の流れを把握し、前もって行動できるので、時間に余裕が生まれます。すると、来店前・カウンセリング・施術中・会計・お見送りと、接客の一連の流れも心に余裕を持って行えるので、各お客様へのサービスの向上に繋がるでしょう。
4.リピートしやすい環境を整えられ売上向上に繋がる
予約すれば毎回スムーズに希望の施術が安定して受けられると、お客様の満足度も高まりやすいです。そのため、上記1~3までのメリットに加えて、リピート率や売上の向上にも繋がることが期待できます。
完全予約制にもデメリットはある|注意しておくべき点とは?
完全予約制には、メリットだけでなくデメリットもあることを知っておきましょう。以下で3つの点について解説します。
1.飛び込みのお客様対応ができない
完全予約制では予約をしないと施術を受けられないため、飛び込み客に対応していません。そのため、「予約をしたくない」お客様が離れる原因になることに注意が必要。お客様のなかには、予約が面倒・苦手だと考える方も一定数います。
そのようなお客さまには、当日でも空いていれば対応できる旨を伝え、予約してから来てもらうようお伝えしましょう。
2.当日キャンセルが出るとその日の売上が落ちる
予約客しか受け付けていないので、もし突然キャンセルが出た場合は暇になってしまいます。当然その分の売上も減ってしまうことは、前もって頭に入れておきましょう。
なお、無断キャンセルやドタキャン対策として、店によっては、損害を受けた補償や迷惑料という考え方から「キャンセル料」を設けている場合もあります。ただし、キャンセル料を申し受けるためには、キャンセルポリシーをしっかり明示しておかなければなりません。
関連記事:美容院のキャンセル料を決める前に知っておきたい注意点とは|キャンセルポリシーの書き方と例文を紹介
3.予約管理業務が増える
完全予約制の場合、順番予約制では必要のない予約管理の業務が発生し、手間もかかります。そこで、業務負担を抑えるには、予約管理システムを導入すると便利です。詳細は後述するので、あわせて確認してみてください。
完全予約制の導入を検討したほうがいいサロンはどんなタイプ?
完全予約制の導入が適していると考えられるのは、以下のようなサロンです。
- プライベートサロンを目指している
- 小規模経営を目指している
- 回転率よりもリピート率、お客様の満足度を重視している など
このように、自宅サロンや1人営業など、限られた環境のなかでゆったりと営業したい場合や、ひとりひとりのお客様を大切にして、気に入ってくれたお客様に長く愛されたいと考える場合は、完全予約制を検討してみてはいかがでしょうか。
完全予約制の導入を検討するにあたって便利なシステム|リザービアの紹介
完全予約制では、予約をしっかり管理することが非常に重要。そこで、予約管理に便利なシステムがあります。ここからは、予約の受付・管理から予約集計まで一貫して行える「リザービア」が提供するサービスに焦点を当て、詳しく紹介していきましょう。
予約管理システムにはどんな機能がある?メリットとは?
予約システムでは、インターネット上で24時間予約処理が行えます。システム内で自動管理されるため、手動受付よりかんたんなこともメリット。
以下ではリザービアで利用できる便利な機能の例を挙げて説明します。
1.予約台帳機能
リザービアの予約台帳機能とは、従来の紙媒体の予約簿をオンライン化したもの。パソコンやスマートフォンなどの端末の画面から、予約状況を確認できます。
お客様がネットで入れた予約は即座に自動で反映。空き具合が一目でわかるので、完全予約制でもお客様が予約を入れやすいでしょう。
関連ページ
予約台帳
2.予約の一元管理機能
リザービアには、予約の一元管理機能(※オプション)も備わっています。複数のサイトやサービスから予約を受け付けているサロンでは、それぞれバラバラに管理しているとダブルブッキングが発生する恐れも。
ダブルブッキングは完全予約制ではとくに注意したい部分ですが、一元管理すれば予防できて安心です。
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予約の一元管理
3.顧客管理機能
リザービアの顧客管理機能では、お客様の名前・電話番号・前回のメニュー・担当したスタッフなどのデータを蓄積できます。また、大事なことや気づいた点などのメモも残せるので、次回の来店時に役立てられるでしょう。
完全予約制ではお客様との信頼関係が重要。データを残すことによって、施術前にお客様の要望を再確認したり、前回の内容を会話の糸口にしたりすることができ、お客様からも「前のことを覚えていてくれた」と喜んでもらいやすいです。
関連ページ
顧客管理
4.予約集計機能
リザービアでは、店舗予約・WEB予約・アプリ予約・キャンセルの状況を集計する機能も搭載。来店日や期間などを絞って集計結果を出すことも可能です。
完全予約制のサロンでも、予約集計によってどこからの予約が多いかを分析することで、経営戦略に役立てることができます。
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予約集計
予約管理システムの注意点も頭に入れておこう
予約システムを導入するにあたっては、以下のように気をつけたい部分もあります。
- 初期費用や月額費用などコストがかかる
- ネット予約に慣れていないお客様の取りこぼしの可能性がある
- 操作方法を覚えなければならない
費用対効果を検証したり、電話予約と並行したり、操作の練習をしたりという対応が必要です。
- 無料掲載のGoogleマップで集客
- 近隣店舗より目立つ予約ボタン表示
- リザービアご契約者様なら無料で利用可能
- 予約はリザービアで一元管理
完全予約制はメリットだらけ!導入して売上向上を目指そう
完全予約制を導入すると、時間管理がしやすくお客様にも安心して来店してもらえ、お客様へのサービスの質が自然と向上するなど、メリットがたくさんあります。
とくに小規模のプライベートサロンなどでは、売上にも大きく影響するので、ぜひ完全予約制を検討してみてください。
また、完全予約制では予約管理システムの導入も非常に有効。リザービアには、予約の管理だけでなく顧客情報の管理や予約集計などの便利な機能もついています。ほかにも便利な機能が多数あるので、気になった方はお気軽にご相談ください。