売上台帳はサロンでも作ったほうがいい?売上台帳の作り方や注意点を紹介

売上台帳はサロンでも作ったほうがいい?売上台帳の作り方や注意点を紹介
公開日
更新日

個人でお店などを経営していくうえでも、毎日の売上を正確に記録しておかなければなりません。その際に必要となるのが売上台帳ですが、サロン経営でも必要かどうかわからない人は意外と多いのではないでしょうか

そこで今回は、サロンを経営する場合の売上台帳の必要性や作り方、作成時の注意点などをご紹介します。

美容サロンのPOSシステム
  • 紙カルテを辞めたい
  • 在庫管理を自動化したい
  • レジ締めを楽にしたい
  • リピート率を上げたい


無料
かんたん30秒で資料請求

サロンにも必要?売上台帳とは

サロンにも必要?売上台帳とは

単刀直入にいってしまうとサロンの経営においても、売上台帳の作成は不可欠です。そもそも売上台帳とは事業における取引で発生した売上を記録するための帳簿のことで、基本的に売上が発生する事業では必ず作成しなければなりません。

サロンの経営ではサービスに対する代金が売上となり、その金額を毎日売上台帳に記載していくこととなります。このことから、サロン経営をはじめる際には売上台帳の作成方法などについてもよく理解しておかなければなりません。

売上台帳はどんなときに必要?

売上台帳はどんなときに必要?

サロン経営で売上台帳を作成しなければならないのは、特定の手続きや申請などをおこなう際にその内容を確認したり、提出したりする必要があるからです。ここでは、売上台帳が必要となる場面をご紹介します。

売上を確認する

サロンに限らずお店などを経営する際には、日々の売上を確認しながら金銭面での管理をおこなわなければなりません。その際には売上データの確認も必要となり、そこで欠かせない存在となるのが売上台帳です。

毎日の売上額などを売上台帳へしっかりと記入しておくと、長期的かつ継続的な収支管理ができます。このことから、売上台帳に記載された内容はサロンの経営をおこなう事業者側にとって不可欠なデータであると認識しなければなりません。

所得税の計算をする

サロンを経営すると納税の義務が発生し、毎年所得税をはじめとする税金を納めることとなります。納めるべき所得税額は売上によって変化するため、その計算をする際には年間の売上を確認しなければなりません。

上述したように売上台帳では売上額を確認できるため、この所得税額の計算をする際にも欠かせないものとなります。また、正確な所得税額を計算するためには、毎日正確に売上額を売上台帳へ記入することが不可欠です。

確定申告をする

確定申告は、サロンなどを経営する事業者もおこなわなければなりません。事業者の確定申告では青色申告や白色申告をおこなうケースも珍しくありませんが、この際にも売上額の確認が必要となります。

そのため、売上台帳は確定申告をおこなう際にも欠かせないものとなり、正確な内容で作成することが大切です。また、確定申告で売上台帳を利用する場合、7年間分の台帳を保存し続けなければならないことも覚えておきましょう。

給付金や補助金などの申請をする

コロナ禍で広く利用された持続化給付金などの給付金や補助金には支給条件が設けられており、多くの場合、売上の減少などを証明する書類などの提出が必要となります。そして、売上台帳はこのような給付金や補助金の申請時に提出する証明書類としても有効です。

サロン経営をするうえでは、このような給付金や補助金の利用が必要となるケースも少なくありません。そのため、将来的に申請が必要となる可能性があることを考えて、正確な内容で記載しておくことが大切です。

売上台帳を作るときの注意点

売上台帳を作るときの注意点

売上台帳は税金の計算や確定申告などでも必要となることから、その使用目的をよく理解したうえで日々の売上を正確に記録してく必要があります。ここでは、売上台帳を作る際の注意点を確認しておきましょう。

定期的に記録する

サロン経営で売上台帳を作成するうえでは、売上を定期的に記録することが重要となります。売上は一日分だけでも正確な金額がわからなくなってしまうと、確定申告をする際などに問題が発生してしまうため、日付も含めて正しく記録しておかなければなりません。

また、記録漏れをなくすためには月ごとに記入した内容を確認する習慣をつけ、記載した内容の間違いなどに早い段階で気づけるようにしておくことも大切です。

売上がなかった月も記入する

サロンの経営スタイルなどによっては、一定期間に売上がまったく発生しないこともあるでしょう。このようなケースでは売上台帳になにも記入しないのではなく、売上がなかったことがわかるように記入する必要があります。

これはなにも記入していないと、あとから見直したときにそれが記入忘れなのかどうかがわからなくなるためです。また、月単位で売上の合計を別途記録する場合、特定の月の売上だけが極端に少なくなった際には、その理由を併記しておくとよいでしょう。

決められた保存期間を守る

売上台帳に関しては、保存期間が定められていることも覚えておくことが大切です。たとえば、上述したよう青色申告や白色申告をする場合、売上台帳は7年間保存しておかなければなりません。厳密にいうと売上台帳の保存期間は会社法では10年、税法では7年と定められています。

また、売上台帳は紙で保存しておく必要があるため、手書きではなくパソコンのソフトなどを利用している場合には印刷しておくことも忘れないようにしましょう。

売上台帳の作り方

売上台帳の作り方

売上台帳を作成するうえで重要なのは、記載内容が一目でわかるようにしておくことです。そのためには、売上台帳の使用用途などを考慮する必要もあります。ここでは、売上台帳の作り方を見ていきましょう。

売上台帳に決まった書式はない

売上台帳自体に決まった書式やフォーマットはなく、基本的には好きな形式で作成できます。一般的な形式としては手書きやパソコンソフトを使用したものが挙げられ、自身の使いやすいツールを使用するのもよいでしょう。

また、売上台帳は毎日正確な内容を記入していく必要があるため、個人経営のサロンなどではその作業が負担となることもあります。この負担を軽減するという意味でも、売上台帳は自分に合った書式で作成するのがおすすめです。

売上台帳に必要な項目

売上台帳には、以下の項目を基本として必要事項を記入していく必要があります。

  • 日付
  • 取引先
  • 提供したサービス
  • 売上金額
  • 売上合計

サロンの場合、サービスを提供する相手はお客様となるため、取引先の項目には「お客様」と記入するとよいでしょう。この場合、お客様の個人を特定できる情報(氏名)などを記入する必要はありません。

また、ここでは個々のお客様に提供したサービスに対する売上金額だけでなく、その合計を計算し、記録しておくことも大切です。

売上台帳はなにで作ればいい?

売上台帳はなにで作ればいい?

書式やフォーマットに決まりがない売上台帳。しかし、見やすさや記入のしやすさを重視する場合、台帳自体の作成の仕方にもこだわるのがおすすめです。ここでは、なにで売上台帳を作ればよいのかをご紹介します。

ノートなどに手書きする

売上台帳は、ノートなどに手書きする形で作成される場合が多いです。この方法はパソコンやスマートフォンの操作が苦手な人にとってメリットがあるでしょう。

また、売上台帳は最終的には紙に印刷して保存しておかなければならないため、その手間を考えると最初からノートに記入したほうが効率的といえます。そのほか、パソコンなどを使用する場合に比べてデータ消失のリスクが低い点も、この方法のメリットです。

エクセル、表計算ソフトを使う

パソコンを使用して売上台帳を作成する場合、エクセルや表計算ソフトを使うのが効率的です。これらのソフトは使いこなすのが比較的容易であるため、パソコン操作に不慣れな人でも記入方法を覚えやすいというメリットがあります。

また、最近ではGoogleスプレッドシートが活用されるケースも進んでおり、テンプレートをダウンロードすれば、毎日の記入の手間を大幅に削減できるでしょう。一方でこれらの方法はノートに記入する場合に比べてデータ消失のリスクが若干高く、保存方法にも注意が必要です。

会計ソフトを使う

パソコンで売上台帳を作成する場合、売上管理に対応した会計ソフトを使用するという手もあります。このようなタイプの会計ソフトは売上管理に特化した機能が充実したものも多く、利便性を重視する場合には有力な選択肢のひとつとなるでしょう。

また、台帳作成そのものにかかる手間を削減したい場合、記録したデータを抽出し、自動で売上台帳を作成してくれる会計ソフトを使用するのがおすすめです。ただし、このような応用方法を覚えることは、パソコン操作が苦手な人にとっては若干ハードルが高いかもしれません。

売上台帳はPOSレジアプリでも作成できる

売上台帳はPOSレジアプリでも作成できる

売上台帳の作成には多くの手間がかかることから、その削減についてよく考えることも大切です。ここ最近はPOSレジアプリでも売上台帳が作れるようになっており、こちらは売上台帳作成手順の簡素化においても大きな効果を発揮します。

リザービアPOSレジアプリには以下のような特徴があり、台帳作成業務の効率化を目的とした活用も可能です。

リザPOS

リザPOS

リザPOSは美容サロンに特化したPOSシステムです。おもな機能には、以下のようなものがあります。

・会計・精算

リザPOSでは会計・精算といった毎日のサロン経営で必要となる基本的な業務をおこなえ、レジとしての使用も可能です。

・売上のCSV出力

リザPOSでは、毎日の売上をCSVに出力することも可能。この機能は、売上台帳作成業務の簡素化においても大いに活用できます。また、同様にカルテデータのCSV出力も可能となっており、業務そのものの効率化においても活用可能です。

・予約状況や顧客情報の管理

リザPOSでは、お客様の予約状況や顧客情報の管理もおこなえます。特定のお客様を対象としたメール配信機能などもあり、プロモーションでの活用も可能です。

A’staff Cloud Smart

A’staff Cloud Smart

「A’staff Cloud Smart」も、売上台帳の作成業務で大きな効果を発揮するソフトです。こちらには、以下のような特徴があります。

・会計・予約状況・顧客情報を一元管理

A’staff Cloud Smartではサロン経営において発生する会計や予約状況、顧客情報を一括で管理することが可能です。会計では、売上台帳作成で必要となるデータを管理できる点も大きなメリットとなります。

・複数店舗の一括管理

A’staff Cloud Smartでは、複数店舗の一括管理も可能です。たとえば、会計においては店舗ごとの収入などの情報も管理でき、これらは売上台帳の作成時にも役立ちます。

そのほか、保存したデータは請求書などの各種書類の発行時にも活用でき、業務全体の簡素化も可能です。

美容サロンのPOSシステム
  • 紙カルテを辞めたい
  • 在庫管理を自動化したい
  • レジ締めを楽にしたい
  • リピート率を上げたい


無料
かんたん30秒で資料請求

売上台帳を作ってサロンの経営に役立てよう

売上台帳を作ってサロンの経営に役立てよう

売上台帳はサロンを経営していくうえでも作成する必要があり、毎日の業務で発生した売上を正確に記入していかなければなりません。これを怠ると確定申告や所得税の計算などの際に不都合が生じてしまうため、注意が必要です。

また、売上台帳の作成には多くの手間がかかってしまうケースも多く、その簡素化を図る必要もあります。その際には、リザービアのPOSレジアプリをぜひご活用ください。

Reservia資料請求フォーム

名前を決めていない場合は未定と入力してください

リピート予約を増やし、集客コストを減らす

説明を聞きたい方もこちらからご相談ください