マツエク施術者として独立したくても、開業資金がなくて実現できない方におすすめなのがマツエクのシェアサロンで独立するという働き方です。
今回は、マツエクのシェアサロンで営業するメリットとデメリット、おすすめのマツエクシェアサロン、シェアサロンを選ぶときのポイントなどをくわしく解説します。
- サロンのリピート率を増やしたい
- クーポンサイトを脱却したい
- LINEでの予約管理が大変
- 予約はリザービアで一元管理
目次
マツエクのシェアサロンとは?
シェアサロンとは、施術をするスペースと施術に必要な設備や機材、道具などを有料で提供してくれるサロンのことです。マツエク施術者以外にも、美容師やネイリストなどのさまざまな業種の施術者が利用できます。
シェアサロンには、すでに施術に必要な設備が整っていることがほとんどのため、利用者側としては必要最低限の道具を持っていくだけで営業することが可能です。
マツエクサロンをシェアサロンで営業するメリットとデメリット
マツエク施術者の働き方としては、「正社員になる」「独立開業する」「シェアサロンで働く」などがあります。
このなかからどの道を進むか選ぶ際には、それぞれのメリットとデメリットを理解して自分に合った働き方を選ぶことが重要です。ここでは、マツエクサロンをシェアサロンで営業するメリットとデメリットをご紹介します。
マツエクシェアサロンのメリット
マツエクシェアサロンで営業するメリットには、一体どのようなものがあるのでしょうか。まずはメリットをご紹介します。
働く時間や曜日などに自由がきく
マツエクサロンの正社員として働く場合、営業時間とシフトが決まっているので、勤務時間、休日などは、自分の希望に合わせて決めてもらうことはむずかしいです。
しかし、マツエクシェアサロンであれば、週3日、午前中だけなど自分のライフスタイルに合わせて勤務時間を設定できます。長期休暇も取りやすいので、仕事とプライベートを両立がしやすく、子育てや介護をしながらでも無理なく働くことが可能です。
施術の料金も自由に設定でき、プランによっては売上が全部マツエク施術者に還元されるので、シェアサロンは正社員として働くよりも自由度が高いという特徴があります。
物件取得費などがかからないため低コスト
独立開業でネックとなるのが開業資金でしょう。とくに高額になるのが、サロンを開業するための物件取得費です。
具体的には、賃貸契約をする際に支払う敷金礼金、自宅や賃貸物件の内装工事費などですが、シェアサロンを利用すれば準備資金が不要になるので、開業にかかる費用を安く抑えられます。
「とにかくやってみる」独立開業を低リスクで経験できる
美容業界の廃業率は高く、オープンから10年以内では95%が廃業するといわれています。技術には自信があっても、なかなか独立開業に踏み出せない方も多いでしょう。
シェアサロンなら少ない資金でリスクを冒さずに、独立開業の経験することが可能です。実際に経験してみると、未熟な部分や学んでおくべきことを具体的に把握できます。時間をかけて事前準備ができるので、失敗するリスクも軽減できるでしょう。
マツエクシェアサロンのデメリット
マツエクシェアサロンで営業するメリットがわかったところで、次はデメリットも確認しておきましょう。ここでは、マツエクシェアサロンで営業するデメリットをご紹介します。
営業したい立地でシェアサロンがあるかは運
すでに固定客がいる場合は、顧客が通えるエリア内で営業することになるでしょう。しかし、シェアサロンはまだ歴史が浅いので、地域によってはシェアサロンが見つからないことも多いです。
エリア内で見つかっても、駅からの距離、日当たり、周辺環境など、シェアサロンの立地条件が希望にそぐわない可能性もあります。
コンセプトに合わせたインテリアなどの特色が出せない
マツエクサロンを成功させるには、サロンの営業コンセプトを決めてターゲットを絞り、インテリアや内装にもこだわることも大切です。シェアサロンはスペースや設備を自由に使えますが、個別の希望を聞いて用意してくれるわけではないので、必ずしも好みにあった内装とは限りません。
ただし、シェアサロンによってはインテリアの持ち込みが可能なところもあります。多少なりとも特色を出したい場合は、インテリアの持ち込みが可能かチェックしておくとよいでしょう。
集客を自分だけでしなければならない
有名サロンであれば、自分に実績がなくてもサロンのネームバリューを使って新規顧客開拓ができます。これはシェアサロンに限ったことではありませんが、独立して営業をはじめたら頼れるのは自分の実力だけだからです。
成功すれば仕事の成果が収入にそのまま反映されますが、集客すらできずに失敗に終わるケースもあることを理解しておくようにしましょう。
こんな人におすすめ!シェアサロンでマツエクサロンをするのに向いているのは?
いろんなメリットとデメリットのあるシェアサロンですが、シェアサロンを利用するのに向いている人はいるのでしょうか。ここでは、シェアサロンでマツエクサロンを営業するのが向いている人の特徴をご紹介します。
開業資金が十分でないが今すぐ独立したい
開業資金が比較的少なくて済むといわれている自宅サロンでも、「内装」「設備費」「消耗品費」「宣伝広告費」などが必要で、70万円から110万円はかかるといわれています。たとえば、毎月10万円貯金しても独立するのは半年以上先となってしまうでしょう。
しかし、シェアサロンであれば、シェアサロンを利用した分だけ料金を支払えばいいので、開業資金がなくても問題ありません。そのため、すぐにマツエクの施術者として独立開業したい人におすすめです。
将来の独立開業を見越して経験を積みたい
マツエクサロンで働く場合は与えられた仕事のみをこなせばよいですが、独立開業したらサロンを経営するわけですから、売上や顧客管理、資金繰りなどもこなさなくてはいけません。
経験が浅いマツエク施術者がいきなり独立してしまうと、失敗に終わる可能性が高いです。そのため、将来的に独立開業する予定があり、手軽に独立の経験をしたい人が利用するのに向いています。
空き時間に特技を活かして稼ぎたい
シェアサロンは1時間単位で利用できるので、空いた時間を使って副業をするなどして収入を得ることも可能です。
最近は副業を認める企業も増えてきたので、空いた時間に特技を活かして働きたい方にもシェアサロンは向いています。
シェアサロン営業が向いていない人とは?
シェアサロンを利用するのが向いている人はわかりましたが、反対に向いていない人はどのような人なのでしょうか。ここでは、マツエク施術者としてシェアサロンを利用するのが向いていない人の特徴をご紹介します。
アクティブに集客したくない
集客は売上に直結するので、売上を延ばすためには集客が必要不可欠です。最近はSNSやYouTubeなどを使って、お金をかけずに宣伝活動ができますが、ライバルが多いので覚悟を決めておこなわないと、発信した情報はすぐに埋もれてしまいます。
人見知りする方や集客すること自体が苦手な方は、シェアサロンで営業するよりも店舗で正社員として働くほうが向いているでしょう。
顧客管理や経理が苦手
趣味で仕事をする程度であればよいですが、シェアサロンで生計を立てるのであれば、個人事業主となるため、売上管理と顧客管理が必要です。たとえ趣味や副業としてシェアサロンで働いても、ある一定以上の収入を得たら、確定申告をしなくてはいけません。
このことから、数字や計算、データ管理が苦手な方は、気軽にはじめられるシェアサロンであっても続けるのはむずかしいでしょう。
安定して仕事や収入がほしい
正社員は頑張っても給料にすぐには反映されない反面、売上が多少減っても毎月同じ額の給料が得られるのが特徴です。しかし、シェアサロンで営業するとなると、予約が入らなければ最悪収入がゼロになることもあります。
住宅ローンがある、子育てをしているなど、毎月決まった支払いがある方は、安定した収入が得られる正社員のほうが安心して働けるでしょう。
マツエクサロンとして営業できるシェアサロンを紹介|おすすめマツエクシェアサロン5選
最近は、マツエクサロンとして営業できるシェアサロンも増えてきました。ここでは、数多くあるシェアサロンのなかから、とくにおすすめのシェアサロンをご紹介します。
1. サロンヴィレッジ
銀座、神宮前など都内一等地にサロンがあるので、高所得者をターゲットにしているマツエク施術者におすすめのシェアサロンです。半個室なのでお客様にリラックスできる環境を提供でき、施術に集中できるのも魅力。
占有個室を予約すればカスタマイズもできるので、少ない予算で理想に近いマツエクサロンを営業できます。集客のサポートがあるので、はじめての方も安心です。
2. GO TO DAY
原宿、渋谷、表参道、青山に複数の店舗を展開していて、すべての店舗が駅から近いので、新規顧客開拓もしやすいシェアサロンです。シンプルで高級感のある内装は、幅広い年齢層の人が快適に過ごせる空間となっています。
プランが豊富なので、スキマ時間に働きたい方から本格的に独立したい方まで、働き方に合わせた利用が可能。また、無料で使える機材や消耗品も充実しています。
3. プレフェレ
料金システムがわかりやすく、「表示されているプラン料金」「レンタル料金」「使用薬剤料金」の3つのみで、薬剤を卸値で仕入れられるメリットがあるシェアサロンです。
最低契約期間というような縛りがなく、月ごとにプランを変えたり、シェアサロン以外に面貸し、業務委託のサービスを利用したりすることも可能。
自由度が高いので、プライベートを優先したい方や副業として働きたい方が利用しやすいシェアサロンです。
4. マルベリー
このシェアサロンにはプランが2種類用意されており、「時間貸し(半個室ブース)」と「月極(個室ルーム)」のどちらかから選べます。「月極(個室ルーム)」はほかのマツエク施術者とシェアできるので、予算が少ない方もマルベリーであれば個室での営業が可能です。
また、希望者には顧客を紹介するサービスもあるので、集客が苦手な方も独立しやすいという特徴もあります。
5. ROOM MATE
シンプルな内装で清潔感があるシェアサロンです。美容師とマツエク施術者のプランが別で、マツエク施術者のほうが利用料金は安くなっています。料金は「月額+歩合」なので、ほかのシェアサロンと比較すると料金は高め。
その反面、サービスは充実していて、機能性が高い設備が利用でき、席固定プランを選べば追加料金なしで、「ホットペッパー」「Instagram」「minimo」などで広告の掲載もできます。
シェアサロン選びで気をつけたいポイントとは
シェアサロンの店舗が増え、シェアサロンで働くマツエク施術者も増加傾向にありますが、実際に利用してみて失敗したと感じる方もいるようです。
シェアサロンでの営業を成功させるためには、シェアサロン選びがとても重要となります。ここでは、シェアサロンを選ぶ際に気をつけたいポイントを確認しておきましょう。
マツエクサロン営業が可能か?
シェアサロンが増えているといっても、マツエクサロンが営業できるシェアサロンはまだそれほど多くないのが現状です。
シェアサロンの多くは美容室のシェアサロンで、美容室のシェアサロンの間取りはマツエクの施術には向いていません。シェアサロンを選ぶときは、必ずマツエクサロンの営業ができるかを確認しましょう。
プランの選択肢に柔軟性がある
シェアサロンにはマツエクの施術に必要な設備が完備されているといっても、設備のグレードはシェアサロンによって異なります。できるだけスムーズに施術をおこなえるように、自分が求めるクオリティの設備があり、どのようなサービスが受けられるか必ずチェックしましょう。
シェアサロンは自由度が高いのが特徴ですが、シェアサロンによってはプラン変更ができないこともあるので、プランの選択肢に柔軟性があるか確認しておくことも大切です。
- 指名予約を増やしたいスタイリスト
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- DMでのやりとりが面倒と感じている方
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マツエクの技術を活かしてシェアサロンで独立!低リスクで開業しよう
シェアサロンをうまく活用すれば、マツエク施術者としての能力を活かして、スキマ時間に収入を得たり、独立開業して実力で勝負したり、自分に合った働き方を選べます。
シェアサロンは自分でマツエクサロンをオープンするよりも、初期費用が安く失敗するリスクも低いです。マツエク施術者として独立開業する夢がある方は、まずはシェアサロンで経験を積んでみてはいかがでしょうか。