メンズ専用眉毛サロン 眉ダンディズムは、大阪市内(本町/大阪天神橋六丁目)に2店舗展開する、完全予約制・個室施術の眉毛サロンです。
今回は、眉ダンディズムの西山様に、お店の特徴やこだわり、サロン運営の秘訣をうかがいました。
お客様への対応を徹底的にマニュアル化。どのスタッフからもファーストクラスの接客を受けられるように
メンズ専用眉毛サロン 眉ダンディズムはどんなサロンでしょうか?
当サロンは、店名の通りメンズ専用の眉毛サロンです。コンセプトは、店名のダンディズムが表すように、男性にダンディになっていただくことです。ダンディとは、男前やキリッとしたかっこよさを含めた、おしゃれで垢抜けた雰囲気をイメージしています。
ご来店されるのはどんな方が多いですか?
30代後半~50代の、わかりやすい言葉でいうと「おじ様」をメインターゲットにしています。ただ、実際には20代のお客様も大勢いらしており、これは嬉しい誤算でした。
中学生のお子さんと、親子で一緒の時間に予約してくださるお客様もいます。
開業前は、働き盛りの男性が多いと予想していたのですが、幅広い年齢のお客様にご来店いただいています。
どんなお悩みの方が多いですか?
多くのお客様に共通しているのが、必ずしも眉毛に具体的な悩みがあるわけではない、ということです。
たとえば、「いい感じにして欲しい」「見た目をすっきりさせたい」など、ざっくりした感覚でスタッフの判断に任せてくださる方も多いです。他にも、「キツいと言われたので優しい印象にして欲しい」や「教師をしているので保護者の方からよく見られたい」など、悩みを解消したいというより、雰囲気のイメージや要望を持っているお客様が多い印象です。
「ていねいなカウンセリングや説明」についてのクチコミが多く見られますが、接客で工夫されていることはありますか?
当サロンでは、お客様にリラックスして施術を受けていただけるよう、完全予約制にして、個室でマンツーマンの施術を行っています。また、総理大臣クラスのフライト乗務経験がある、ファーストクラスで活躍していたCAから接遇研修を受け、「ダンディなお客様」を丁重におもてなしする接客に注力しています。
接客方法は、マニュアルにしっかりと落とし込んでいます。当サロンのスタッフは女性ですが、お客様は男性です。お客様とスタッフという関係で長くお付き合いを続けるためにも、一定の距離感を保ったおもてなしをする必要があります。
すべてのスタッフが同じ対応をできるように、マニュアルを作って接客のロールプレイングをするなど、徹底的に研修を行っています。
また、接客マニュアルをはじめ、サロン内の情報はすべてNotion(ノーション)※で共有しています。情報共有が早く、スマホでアクセスすればいつでもどこでも確認できます。
「うちのサロンはITが進んでいる」「スマホで全部確認できるのはかっこいい」と、スタッフからも好評です。
※Notion(ノーション)は、メモやタスク管理、スケジュール管理ができる多機能ドキュメントツールです。
徹底的なリサーチに基づき開業し、集客はわかりやすさと親しみやすさを重視
メンズ専用眉毛サロンはあまり見かけないですが、なぜ開業しようと思ったのでしょうか?
一番大きいのは、自分がやりたいと強く思ったからです。
30代以降の男性は、あまり自分の顔を鏡でじっくり見ることがなく、ケアに無頓着な方も少なくありません。しかし、コロナ禍でオンライン会議が広まることにより、自分の顔を見る機会が増えました。
改めて自分の顔を見て、「ケアをしたいけれど何から始めればいいかわからない」と悩むお客様にとって、顔のケアで一番とっつきやすいのは何かと考えたところ、眉から入るメンズ美容サロンにたどり着きました。
「自分が一番行きやすい店を作ろう」と考え、まず市場分析からはじめました。競合他店に通い、真似したいポイントや、もっとこうした方が良い要素を抜き出し、眉ダンディズムのコンセプトを作りました。
メンズ眉毛サロンの市場規模や最新動向などをできる限り調査した結果、「いける」と踏んだので開業に踏み切りました。
新規集客はどのようにしていますか?
新規集客は、当初からGoogleビジネスプロフィールを主軸にし、クーポンサイトやSNSを活用しています。店舗ビジネスは、サービスのわかりやすさが重要です。GoogleMapでの表示では特に、わかりやすい店舗名を付けることが集客のポイントだと考えました。
当サロンの店名は、「メンズ専用眉毛サロン 眉ダンディズム 大阪本町店」です。店名を見るだけで、「眉毛サロンであること」「男性用サロンであること」「店舗が大阪本町にあること」がわかります。店名を工夫するだけで、クーポンサイトの「眉毛」検索で1位を取ることができました。
サービス内容やターゲット層を全面に押し出すことで、Googleやクーポンサイトの検索から、当サロンにたどり着き来店してくださるお客様が大勢いらっしゃいます。
リピーター獲得のために工夫していていることはありますか?
LINEを最大限活用しています。来店されたお客様のLINE登録率は、ほぼ100%(実際は、90%ぐらい)です。なぜかというと、施術のビフォーアフターの写真をお送りするために、LINEの登録をお願いしているからです。
眉毛のケアは、「何が変わったかわからない」とおっしゃるお客様も多いです。施術前後での変化を確認するためにビフォーアフターの写真が欲しい、とLINEを登録してくださいます。
LINEの送り方にもポイントがあります。当サロンでは、マニュアルを作ってスタッフ全員が同じレベルの接客ができるよう徹底しているとお話しましたが、LINEの対応も同じです。サンキューメールやフォローメールの書き方はもちろん、絵文字の使い方まで、徹底的にマニュアル化しています。
とはいえ、サロンやスタッフを身近に感じていただけるよう、ビジネスマナーに則った堅いメッセージよりも、少しフランクな雰囲気作りを心がけています。
たとえば、「今日予約したいと思ったときも、気軽にご連絡ください」とお声がけすると、実際にLINEで「今から行ける?」「近くまで来てるんだけど」などとご連絡いただけるんです。手軽に予約ができることをご好評いただいています。
LINEをコミュニケーションツールとして利用することで、連絡を取りやすいサロンだとお客様に認識いただけているようです。
予約システム選びの決め手は、クーポン機能とカルテ共有。システム導入で客単価がアップ
もともと別のシステムを利用していたとのことですが、リザービアへ変更したきっかけを教えてください
前に使っていたシステムでは、クーポンを利用できなかったんです。クーポンを活用したいと考えていたため、クーポン機能のある予約システムを探しました。探しているタイミングで、知り合いがリザービアを使っていたので、紹介していただきました。
リザービアを選んだのはデザインも大きいです。前のシステムは当サロンの雰囲気とはマッチしないデザインで、お客様からも見づらく使いづらい、というお声をいただいていたんです。
カルテ共有ができる点も魅力でした。店舗を増やす際、本町店に通っていたお客様が、別の店舗に行ったら新規のお客様扱いになってしまうのが嫌だったんです。違う店舗でも、引き続きリピーターとして通っていただくためには、カルテ共有が必須でした。
前のシステムではカルテ共有もできなかったので、そこも決め手になりました。他にも、Googleと連携できることや、メニューで予約状態が見られるのも気に入っています。
リザービアを導入してよかったことはありましたか?
具体的な数値は出していないのですが、客単価が向上したと体感しています。
セットメニューやオプションに画像を入れてわかりやすくでき、さらに、メニューを選んだあとにポップアップでオプション選択が表示されるため、お客様も選びやすくなったのではないでしょうか。
最後に、眉ダンディズム、及び、西山様の今後の展望をお聞かせください
このサロンの売上が目標値まで伸びたら、もう1店舗、本町店と同じ規模の店舗を出したいと考えています。さらに3年以内に、関西近郊で7~8店舗まで伸ばすことが目標です。
多店舗の展開が達成できたら、メンズ専用サロンのための協会のようなものを作りたいですね。メンズ専用サロンを運営されている方に対し、接客面でのアドバイスなど、協会のスケールを活かした働きかけができると面白いのではと考えています。
編集後記
今回、眉ダンディズムの西山様にお話をうかがい、徹底的にマニュアル化された接客方法や理論的なLINE活用術などを勉強させていただきました。
眉ダンディズムでは、大阪本町店・大阪天神橋六丁目店の2店舗で、一緒に働くスタッフを募集しています。
店舗や施術の詳細はメンズ専用眉毛サロン 眉ダンディズムのHP や、眉ダンスタッフちゃんねる をご確認ください。
美容師免許をお持ちの方で、少しでもご興味ありましたら、眉ダンディズムの採用サイト よりご応募ください。