サロン予約システム「リザービア」の予約データを集計したところ、ネット予約のうち前日・当日が占める割合は12か月を通じて40〜43%で、ほとんど動きませんでした。唯一の例外が12月(36.4%)で、年末だけは早めに枠を押さえる動きに変わります。「4割は直前に入る」のが平常時の予約動向と考えて、受け皿を用意しておくのが現実的です。
この記事でわかること
- ネット予約のうち前日・当日予約が占める割合は、12か月を通じて約4割で高いまま変わらない
- 12月だけ直前予約の割合が36%まで下がり、年末は早めに予約する動きに変わる
- 当日の空き枠をネットに出しておくこと、LINEでの予約導線が、通年の直前需要の受け皿になる
直前予約の通年水準
40〜43%
12か月ほぼ横ばい
12月の直前予約率
36.4%
1年で唯一の例外・早期予約に変わる
対象期間
12か月
2025年7月〜2026年6月
直前予約は約4割で高止まりしている
年間を通じて数値が安定していることは、直前予約が利用習慣として定着している表れです
直前の空き枠を埋める行動は日常的な予約習慣となっており、通年の標準業務として枠管理の体制を整えることが実務的です。
ネット予約のうち前日・当日予約が占める割合は、12か月を通じて40〜43%で推移していました(2025年7月は41.1%、2026年6月は42.6%)。急に増えたり減ったりする動きはなく、「4割は直前に入る」のが平常時の予約動向と言えそうです。

この水準が1年間ほぼ動かないことは、直前予約がお客様の予約習慣として確実に定着していることを示しています。
12月だけ「早期予約」に変わる

年末は「予約が取りにくい」と知られているぶん、お客様が先回りして枠を確保します。11月中の告知が効きます。
唯一の例外が12月です。直前予約の割合は36.4%まで下がり、1年のうちで最も「早めに枠を押さえる」月になります。年末は予定が埋まりやすく「予約が取りにくい」時期として知られているため、お客様が先回りして枠を確保していると考えられます。
裏を返せば、12月は早い段階で枠が埋まり始めるため、11月中に予約受付を始めたり、LINEで早めに告知したりすると効果が期待できます。
サロン経営への示唆
当日枠の開放を「通年の標準運用」にする
直前予約が4割を占めるのが平常時の予約動向である以上、当日の空き枠をリアルタイムでネット上に公開しておくことは、機会損失を防ぐための恒常的な基本運用として定着させることが推奨されます。枠を閉じている時間は、そのまま機会損失になります。
12月は早期受付、それ以外は直前導線
年末だけは早期予約に変わるため、施策の軸も変えるとよいでしょう。11月から早期受付を告知して年末枠を先に固め、通常月は当日・前日の受け皿(LINE・空き枠表示)を整えるという使い分けです。
季節で使い分けられているか
- 当日の空き枠を、通年でネットに開放できているか
- 11月のうちに年末枠の早期受付を告知できているか
- 通常月はLINE・空き枠表示など直前の受け皿を整えているか
通年は直前、12月だけ早期
ステップ1:当日枠の開放を標準にする
直前予約が4割を占めるのが平常時の予約動向です。枠を閉じている時間が、そのまま機会損失になります。
ステップ2:11月から年末枠を告知する
12月は早い段階で埋まり始めます。11月中に受付を始め、LINEで早めに知らせます。
ステップ3:通常月は直前導線に戻す
12月以外は当日・前日の受け皿づくりが軸です。施策の重心を月で切り替えます。
まとめ
直前予約の割合は約4割で1年間高いまま推移し、唯一12月だけ早期予約に変わっていました。「直前に予約を入れたい」というニーズは通年で一定してあるため、当日枠のネット開放とLINE導線という受け皿を整えつつ、12月だけは早期受付に切り替える。この季節ごとの使い分けが、データから見えた運営のコツです。
調査概要
リザービアに登録された予約データをもとに集計しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査主体 | リザービア(自社データ) |
| 対象期間 | 2025年7月〜2026年6月(12か月) |
| 対象 | 現行システムを利用する全国のサロンの予約(美容室・理容室・ネイル・アイ・エステ・リラクゼーション等) |
| 集計方法 | 予約管理システムに登録された予約データを集計(キャンセルされた予約を除く) |
※直前予約率とは、ネット予約(店舗スタッフの手動入力を除く)のうち、来店の前日または当日に入った予約の割合です。
本調査データの利用について
本調査のデータは「リザービア調べ」として引用いただけます。引用の際は、出典と本記事URLの明記をお願いいたします。
【出典記載例】
出典:リザービア調べ「ネット予約の4割は前日・当日に入る」
https://rsvia.co.jp/report/salon_lastminute_trend_2026/
