美容室・サロンの外観がおしゃれかそうでないかは、入りやすさやお店自体の印象を左右します。店舗作りをする際は、外観にこだわりたいものです。
今回は、サロンの外観をおしゃれにするとなにがよいのか、また、どんな点に気をつければいいのかをくわしく説明します。さらに、具体的なデザインの事例も紹介しましょう。
目次
美容室・サロンが外観にこだわるべき理由とは?
美容室やサロンにおいて、外観は大変重要な要素です。しかし、なぜ外観が大切なのでしょうか。サロンが外観のデザインにこだわるべき理由を説明します。
なんのお店かアピールして覚えてもらう
1つめは、外観によってなんのお店かをアピールできるためです。パッと見てなに系のお店なのかがわからなければ、美容室として認識してもらえないどころか入りにくい印象を与えてしまう可能性もあります。
美容室に限らず、エステならエステ、ネイルサロンならネイルサロン、とわかるような外観にすることで、見た目から見込み客にアプローチできるでしょう。
店のコンセプトを伝える
2つめは、お店のコンセプトを外観からイメージしてもらえるためです。
美容室にはそれぞれ自店のコンセプトや強みがあるはず。そのイメージを外観に反映させることによって、「このお店にはこんなこだわりがあるんだな」「すてきだからぜひ一度利用してみたい」と感じてもらうことができるでしょう。
おしゃれな外観=素敵な髪型にしてくれる
たとえば、ダサい、汚い、古めかしいような外観の美容室からは、かっこいいヘアスタイルやおしゃれな髪型にしてもらえるイメージはわきにくいもの。
反対に、スタイリッシュ、明るい、キレイな外観の美容室なら、顧客が気に入るようなすてきなスタイリングをしてもらえることが期待できるでしょう。
このように、外観にこだわるべき3つめの理由としては、お店の施術(技術)をもイメージさせることができるからなのです。
美容室・サロンの外観を作るポイントとは?
つづいては、美容室やサロンのイメージを左右する、外観を作るときのポイントを解説していきましょう。
おしゃれさだけでなく清潔感もアピール
美容室の外観は、おしゃれなだけでなく清潔さも大切です。塗装がはがれていたり扉や窓が汚れていたり落ち葉が転がっていたりしては、清潔感を感じられず美しくないイメージにつながってしまいます。
ときにはお客様になったつもりで、サロンの外観を客観的に見直すことも大切でしょう。
ターゲットに合わせた雰囲気を意識する
美容室ではそれぞれ、若い世代や女性、高所得者層など、顧客にしたいターゲットがいることでしょう。ターゲット層が店の外観を見て自分と結びつけるためには、ターゲットに合わせた雰囲気作りも重要です。
たとえば、若い世代をターゲットにしているのに高級感を前面に押し出しては、ターゲットに合っているとはいえません。それどころか、逆に入りづらい印象を与える可能性もあります。ターゲットを意識した外装を心がけ、まずは見た目から顧客の心をつかみましょう。
外装に合わせて内装も統一感をだす
こだわるべきは外装だけではありません。内装にも、色合いや装飾など、外装との統一感を持たせることが大切です。
せっかく外観の雰囲気を見て気に入ってくれた顧客が、いざ店内に入ってきたら外から見たときのイメージとは違っていてがっかりする、という事態は避けたいもの。
さらに、外と中の雰囲気があまりにもちぐはぐでは、美容室のコンセプトからもズレてしまうことでしょう。雰囲気を合わせることで一体感も生まれ、お店そのもののイメージとして認知されやすくなります。
内装は機能性と清潔感を大切に
美容室というと、シンプルで清潔感を感じるデザインが好まれやすい傾向があります。内装には清潔感が大切であるとともに、機能性も重要です。清潔感は顧客のサロンへの印象を左右します。
また、機能面については、使い勝手が悪いとスムーズな施術がおこなえないため、防水や薬剤の落としやすさなどを考慮した素材を使用したり、施術するスタッフが動きやすい動線を作ったりすることを意識しましょう。
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店舗の外装・内装リフォームにかかる費用は?
つづいては、美容室の外装や内装の工事にかかる費用について解説します。
外装工事の費用相場は?
外装工事では、外装材を張ったり外壁を塗ったり(既存の建物のリフォームの場合は張り替えや塗り替え)といった作業がおこなわれます。
施工業者や店舗の規模、施工内容などによっても変わりますが、総額で170~300万円ほどかかると考えておくとよいでしょう。なお、この金額には、作業のための足場を組む費用(20万円前後)も含まれています。
インターネットで見積もり比較ができるサイトもあるので、できるだけ費用を抑えたい方はチェックしてみてください。
内装工事の費用相場は?
美容室の内装工事は、壁や床などの整備といった一般的な工事のほかに電気や水道などの設備・配管工事も必要になります。また、シャンプー台や椅子、鏡などもそろえなければなりません。
内装費用は、坪単価で求められることもあれば項目ごとに請求される場合もありますが、総額は150~400万円ほどを想定しておきましょう。
【雰囲気別】外観のデザインで意識するべきことは?
ここからは、サロンの外観のデザインで意識すべきことと、実際の事例を紹介しましょう。
おしゃれさをアピールする外観で意識するポイントと事例を紹介
美容室の外観でおしゃれな印象をアピールしたい場合は、看板などの書体を工夫したり、観葉植物や花を飾ったり、テーマカラーでまとめたりして、全体的に統一感を出すとよいでしょう。以下で実際の施工事例を取り上げるので、ぜひ参考にしてみてください。
アンティークな雰囲気が落ち着いた印象
東京都板橋区上板橋 cherub(シェラブ)さまの事例
すっきりとシンプルで落ち着いた色合いの外壁に、レトロな印象の照明や書体の店名ロゴが映える外観。ガラス張りのドアで店内の様子が外から見えるようになっており、閉鎖的な雰囲気を感じさせません。
内装もシャンデリア風の照明やレンガ風の仕切りなどアンティーク調にまとめ、お店全体が統一感のある空間に仕上がっています。
白を基調としたシンプルなデザイン
富山県富山市 kilto.(キルト)さまの事例
20~30代をターゲットにしているということで、白をベースにしたシンプルな外観で、観葉植物の存在がデザインを引き立てています。ガラス張りの大きなドアと窓からは中の雰囲気も見え、内装も白ですっきりと清潔感のある印象にまとまっていました。
ナチュラル系の外観で意識するポイントと事例を紹介
ナチュラルな雰囲気の外観にしたい場合、淡い色や落ち着いた色でまとめたり、木材やレンガといった自然素材を使用したり、北欧風のデザインを意識したりするとよいでしょう。実際の施工事例を2つ紹介します。
レンガとアーチ型のドアでナチュラルを演出
東京都武蔵野市吉祥寺 1001mille(ミル)さまの事例
レンガ風の壁にアーチ型の水色の扉が目を引く外観デザイン。ビルの1階にあり、通行人からの視認性もばっちりです。
内装には木材の棚や木目調の床を使用し、お客様が座る椅子の前にはキャンバスのような大きな立てかけ鏡を設置。ナチュラルながらもスタイリッシュな雰囲気を生み出しています。
赤い屋根と植栽でメルヘンチックなナチュラルさ
青森県上北郡 Hair Salon OneWorld(ヘアーサロンワンワールド)さまの事例
ナチュラルな色合いの外壁に赤い屋根が映え、周りに植えられた緑がグンと伸びて明るく親しみやすい雰囲気を醸し出しています。バルコニーを囲う外壁に店名のロゴが描かれ、お店の前には駐車場も完備されていて、視認性や入りやすさもばっちり。
内装でも木目やシンプルな色を生かした温かい雰囲気を作り、落ち着いて過ごせる店内になっています。
美容室・サロンに特化した機能が便利な予約システム「リザービア」
ここで、美容室やサロンに特化した機能が満載の総合予約システム「リザービア」について紹介しましょう。
LINEやインスタ、クーポンサイトとも連携して一元管理
リザービアはInstagramやLINEといったSNS、Google、ポータルサイトと連携でき、さらにリザービアのシステム内で一元管理ができます。つまり、他の媒体から入った予約も、いちいち入力し直さなくても自動で反映されるのです。
予約のブッキングを防ぐことができるうえ、顧客の使いやすいメディアからアクセスできるという便利さもあります。
経営者向けのセミナーや経営の相談もできて安心
リザービアは充実したサポート体制を整備。たとえば、導入している店舗さま向けに定期的な経営セミナーを開催しています。また、システムの利用方法や経営についてのご相談にもメール・電話・チャットなどで対応しているので、ぜひ気軽にお問い合わせください。
美容室・サロンの印象を決定づける外観にこだわろう
美容室やサロンは外観が店の顔になります。サロンのコンセプトやターゲットに合わせたデザインを意識するとともに、内装にも統一感を持たせましょう。
ターゲットに、自店を利用するとすてきな髪型になれそうという好印象を持ってもらうため、今回の内容を参考にしつつおしゃれな外観・内装作りを目指してみてください。
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