自分でピラティスを指導するための教室を開きたいと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、開業の際に何をすればいいのか、理解できていないこともあるでしょう。
開業までの流れや必要なことを押さえるとともに、失敗しないためのポイントも知っておくことが大切です。この記事を最後まで読み、教室のオープンに向けて始動してみてください。
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目次
ピラティス教室を独立開業するまでの流れを紹介
早速ここから、ピラティス教室・スタジオの開業の流れを紹介します。
- 開業する場所を決めよう
- 開業資金を調達しよう
- レッスン料を設定しよう
- 備品を購入しよう
- 集客を始めよう
- 決済方法を決めよう
- 開業届を出そう
下記で順番に解説するので、開業時に失敗しないよう、しっかりポイントを押さえましょう。
1. 開業する場所を決めよう
まずはどこに開業するかを決めることが必要です。開業場所・手段には、以下のものがあります。
自宅
開業場所を自宅にする場合、新たに物件費用がかからず、マットピラティスのみであれば比較的小さいスペースでもOKな点が大きなメリットです。
ただし、場所によっては集客が大変なこと・家族や周辺住民の理解が必要なこと・大人数で行う場合は広い場所を要することに注意しましょう。
テナントを借りる
テナント物件を借りるのは、教室を開くときにもっともメジャーな手段といえるでしょう。立地や規模を考えながら開業できることが魅力です。ただ物件取得費や月々の家賃といったコストがかかります。
レッスンの度にスタジオを借りる
レッスンの際に、毎回スタジオや公民館などの施設をレンタルするという手も考えられます。場所を借りるための予約や、レッスンごとの会場の準備・片付けの手間はありますが、大きな開業費用もかからず気軽に行える点がメリットです。
オンライン配信
オンライン配信も人気のある手段です。インターネットでレッスン動画を配信する方法で、生徒の居場所を気にせず行えて、コストも抑えられます。ただし、集客が困難なことやマシンピラティスの実施がむずかしいことが注意点です。
2. 開業資金を調達しよう
開業に必要な資金を準備しなければなりません。どんなことに費用がかかるのか、以下で詳細を見てみましょう。
初期費用|イニシャルコスト
ピラティス教室開業時の初期費用(イニシャルコスト)には、物件取得費・内装工事費・設備や備品の購入費などがあります。
運営費用|ランニングコスト
教室の運営費用(ランニングコスト)とは、家賃・水道光熱費・広告費・人件費などです。開業後、当面の運転資金として、月々にかかる運営費の3ヶ月分は用意しておくことが推奨されています。
開業する場所によって調達する金額は違う
必要な金額や費目は、上記で挙げた開業方法やどんなピラティスを教えるかによって大きく異なります。
初期費用は、自宅・レンタルスタジオ・オンライン配信であれば、0から数十万円程度です。しかし、テナントを借りたりマシンを導入したりする場合は、300万~600万円程度かかる可能性も。
また、ランニングコストも同様で、自宅・レンタル・オンラインの場合は数万円程度で済みます。一方、テナントなら家賃だけでも数十万円、その他の費用も合わせると50万円前後かかることもあるでしょう。
資金調達はどこで行う?
自己資金で足りない場合は融資や補助金・助成金を利用する方法がおすすめです。一例として、日本政策金融公庫の新創業融資制度があります。新規事業に必要な開業資金や設備・運転資金を、最大3,000万円融資してもらうことが可能です。
引用元:
新創業融資制度|日本政策金融公庫
3. レッスン料を設定しよう
つづいて、レッスン料を決めましょう。
グループレッスンでは1回2,000~3,000円前後、もしくは、月謝制で月10,000円程度、1対1の個人指導の場合は1回あたり8,000~10,000円前後、または月額20,000~30,000円程度、オンライン配信の場合は月6,000円前後で動画見放題、というのがおおよその相場です。
4. 備品を購入しよう
レッスンに必要な備品を購入することも必要です。大きな鏡やマット、器具類などを買い揃えましょう。
5. 集客を始めよう
開業してからではなく、開業と同時にお客様に利用してもらえるように、開業前から集客を始めておかなければなりません。以下でおすすめの集客方法を挙げます。
ホームページを作成する
公式ホームページを開設して、教室やレッスンの内容がわかるようにしましょう。見込み客にとって、入会を判断する材料になります。
SNSアカウントを作成する
ホームページの開設と同時にSNSアカウントを作り、教室やレッスンについて発信するのもおすすめです。SNSは無料で使えるのが大きなメリットです。また、YouTubeのような動画サイトに、ストレッチやレッスンイメージなどの動画をアップするのもよいでしょう。
チラシを配る
教室の周辺にある住宅にチラシを配り、オープンや生徒募集を周知する方法もあります。近所の人たちをうまく教室に呼び込みましょう。
予約システムを導入する
レッスンの予約受付のために、ぜひ予約システムも導入しましょう。インターネットで予約の受付管理が自動で行えるため、非常に便利です。ホームページやSNSなどと連携できるシステムもあり、閲覧者をそのまま予約に誘導できるため、集客にも役立ちます。
関連記事:
サロンの集客におすすめの予約システムとは?機能性やメリット、注意点について解説 | リザービア
6. 決済方法を決めよう
レッスン料の決済方法として、現金のみの受付ではなく、キャッシュレス決済やオンライン決済があると便利です。請求・決済システムを導入すると、毎月のレッスン料金の集金も楽になるでしょう。
7. 開業届を出そう
開業にあたって、忘れずに開業届を出しましょう。管轄の税務署に持参・郵送するか、オンライン(e-Tax)で提出します。
ピラティス教室を開業するには資格が必要?
ピラティスの開業においては、必須の資格はありません。しかし、ピラティスに関する何らかの資格を取得しておくことにより、生徒に対して信頼感や安心感を与えられるというメリットがあります。正確な知識や技術を得るためにも、持っておいたほうがよいでしょう。
関連記事:
ピラティスの資格にはどんな種類があるの? おすすめ資格と取得メリットを紹介
ピラティス教室開業を失敗させない3つのポイント
ここでは、ピラティス教室の開業を成功させるためのポイントをお伝えします。
1. ターゲットを明確にしよう
どんな人を呼び込みたいのか、ターゲットを明確にすることは重要です。ターゲットの属性により、物件を借りる際の立地選びや集客のチラシ配りの場所なども変わってくるでしょう。
2. 競合店との差別化を図る
1で決めたターゲットの心に刺さるような、自分の教室にしかないコンセプト・強みを持ちましょう。競合と差別化することで、自店を選んでもらいやすくなります。
3. リピート率を向上させる仕組みを作る
安定した経営を続けるためには、新規客を増やすだけでなく、既存客にリピートしてもらうことも重要。生徒との関係を構築する一方で、リマインドメールやDMを送るなど、リピート率の向上に向けた仕組みを取り入れることも必要です。
ピラティス教室に予約システム「リザービア」がおすすめな理由とは?
前のほうで、開業にあたって予約システムを取り入れることをすすめましたが、ピラティス教室を開くなら「リザービア」という予約システムがおすすめです。リザービアにはピラティス教室の運営と集客を強力にサポートする機能が揃っているので、下記で例を紹介します。
LINE連携予約
リザービアには、LINEと連携して予約を受け付けられるオプションサービスがあります。
お客様が使っている既存アプリから予約できるため、SNS集客からの流れで予約に繋げられる・ピラティス教室のレッスン予約までのハードルを下げられるなどの点がメリットです。
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メッセージ自動配信
事前に設定したメッセージを自動で配信できる機能も備わっています。うまく活用することで、レッスンのドタキャンを防止できる・既存客の掘り起こしに利用できるなどのメリットがあります。
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顧客管理
お客様情報を管理する、顧客管理機能もあります。氏名・電話番号・予約履歴などの情報を蓄積でき、レッスンに活かせることや、クーポン付きのDMを送れるので、リピート率の向上に繋げやすいといった点がメリットです。
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リザービアは開業時からの導入がおすすめです
ピラティス教室の開業の流れや、成功に向けたポイントなどを解説してきました。インストラクターとして独立し、自分の教室を持ちたい人は、今回の内容を参考にしながら動いてみてください。
また、予約や顧客情報の管理には、リザービアの導入をご検討ください。SNSから予約に誘導できる・自動でメッセージを送れるなど、新規客・既存客ともに集客に役立てられます。興味のある人は、まずは無料の資料請求をしてみてください。