日本の美容室やエステなどを外国人が利用したいと思っても、言語の問題で予約を入れられないというケースもあります。そこで、インターネットで予約を受け付ける際に、日本語だけでなく英語や中国語などの言語にも対応していると親切です。
予約システムのなかには多言語に対応しているものもあるため、外国人客をターゲットに含めたいサロンはぜひ利用してみてはいかがでしょうか。多言語対応のメリットや活用事例もご紹介するので、自社の運営の参考にしてください。
目次
このような方におすすめ
多言語対応機能の導入はどのような方に向いているのでしょうか。おすすめしたいのは、下記のような方やサロンです。
- 海外のお客様が多い店舗
- バーバーショップ(海外の来店客が多い傾向あり)
- 海外でサロン経営をされていた方
- インバウンドに力を入れたい方
- 将来的にサロンの海外進出を目指している方
いずれか1つでも当てはまる場合、多言語対応機能を導入する価値があるといえます。
多言語対応のメリット
多言語対応のメリットとはどのような点なのでしょうか。3つご紹介します。
1. 顧客の多様化
多言語に対応することで、日本に住む海外の人々もサロンの顧客のターゲットに含めることができるようになります。その結果、顧客の幅が広がり集客強化につながります。なお、電話で対応するよりも、インターネットのほうがスムーズに対応することが可能です。
2. 店舗の多様化
多言語対応は店舗の多様化にもつなげられます。海外の顧客のみを対象とした店舗を展開したり、海外に出店したりするときにも役立ってくれるのです。
3. 時代に合った集客を見込める
実は、日本を訪れる外国人観光客による日本の美容技術に対する需要は高いといわれています。そのため、多言語に対応することで外国人客が来店するきっかけを作ることができ、インバウンド対策としても有効なのです。
リザービア導入サロンの活用事例
リザービアの多言語対応を活用しているサロンの事例を見てみましょう。
WOLFMAN BARBER SHOP -JINGUMAE 様の事例
WOLFMAN BARBER SHOP -JINGUMAE 様は、東京都の神宮前に店舗を構えるバーバーショップです。古き良き時代のバーバーを懐古し、お客様同士も交流しやすいような雰囲気作りを目指しています。
英語圏のお客様と日本のお客様が多いため、お店の予約ページを見ると、メニュー名やメニューの説明文は日本語と英語両方で表示されています。また、スタッフの名前は漢字とローマ字で表記され、肩書きも英語で表記されているのが特徴です。
スタッフの写真も掲載されていますが、表情や服装、ポージングなどにお店の雰囲気が出ており、レトロでありながらクールでスタイリッシュな印象を感じられます。
サロンで多言語対応以外にできるインバウンド対策
サロンでは、多言語対応のほかにもインバウンド対策として行えることがあります。具体的にはどのような施策ができるのか、3つの点を押さえてみましょう。
1. クレジットカードの対応種類を増やす
日本の多くのお店で対応しているクレジットカードの種類というと、VISA・JCB・MasterCard・AMEXなどが一般的です。しかし、たとえば中国人をターゲットにしたいなら、銀聯カード(UnionPay)にも対応することをおすすめします。
中国から日本を訪れる観光客は非常に多く、世界ナンバーワンの実績といわれるクレジットカード「銀聯カード」を利用したい人も多いためです。
2. 対応できるスマホ決済サービスを増やす
同じく中国の方へのインバウンド対策として、支付宝(アリペイ/Alipay)や微信支付(WeChat Pay)を導入する方法もおすすめです。キャッシュレス決済が発達している現代において、選択肢は多いほうがいいでしょう。
手軽に導入できる決済システムも増えているので、ぜひ検討してみてください。
3. 翻訳機を導入する
外国人客に予約を取ってもらっても、いざ接客するとなったときに言葉の壁が立ちはだかる可能性もあります。
そこで、ポケトークなどの翻訳機、もしくはスマホなどで使える自動翻訳アプリなどを取り入れ、来店時のコミュニケーションにも困らないようにしておくと安心です。
導入の際の注意点
予約システムや多言語対応を導入することには、メリットもありますが注意点も存在します。どんな点に気をつければいいのかを知った上で、導入を検討することが大切です。
1. 接客時の会話に困る可能性がある
予約システム内では多言語対応ができますが、実際に顧客が来店して対応・施術をする際、会話に苦労する可能性もあります。英語や中国語など日本語以外の言語をしゃべれるスタッフがいることが一番ですが、現実的には難しい面もあることでしょう。
そこで、自動翻訳機を用意する・指差しで意思を伝えられるシートを用意するなど、顧客対応に最低限必要な意思疎通ができるように環境を整えておくことが重要です。
2. コストがかかる
リザービアの導入には、初期費用や月額費用が必要です。サロンの経営状況を考慮し、自店に導入した場合の費用対効果もよく考えて検討しましょう。
なお、無料で利用できる予約システムもあります。使える機能などに違いがあるので、自店に合ったものを選ぶことが大事です。
リザービアでは店舗に合わせてプランを選べます
リザービアには、「Basic S」と「Advance」という2種類のプランがあります。どちらのプランでもGoogleビジネスプロフィールとの連携やサロンカードアプリなどが利用でき、多言語対応(日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字)・韓国語・タイ語)も可能です。
オプションでInstagramなどのSNSと連携して予約を受け付けることもできるので、写真や動画を投稿して国内だけでなく海外の顧客にも自店の魅力をアピールし、多言語対応を活用しながら予約につなげましょう。
なお、リザービアでは導入前のご相談を承っており、サロンの経営状況に合わせたご提案も行っています。美容サロンの予約管理や多言語対応に興味をお持ちの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。