美容室やネイルサロン、エステサロンやまつエクサロン。美容系サロンは多岐に渡りますが、どのサロンにおいても共通する大事な要素に「内装」があります。
ホームページで店内を確認して内装の雰囲気で行くサロンを決めるお客様も少なくありません。初めて行くサロンであればなおさらです。
そこで今回は、サロンの内装についてこだわるべき理由や内装デザインのポイント、内装工事費など、美容系サロンの内装について解説していきます。
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目次
なぜ重要?サロンの内装にこだわるべき理由
はじめに、「なぜサロンの内装が重要なのか」サロンの内装にこだわるべき理由について見ていきましょう。
美容系サロンを訪れるお客様は、より美しくなることやリラックスすることを目的としており、「日常から離れた特別な時間を過ごしたい」という気持ちを持っています。サロンが普通の家のリビングのような生活感があふれる内装だと、がっかりしてしまうと思いませんか?
お客様に日常から離れた特別な時間を過ごしていただくためには、内装にもこだわって特別感を演出しなければなりません。
また、経営コンセプトやターゲットとなる客層のイメージと合わせた内装にすることにより、サロンホームページやクーポンサイトに店内の写真を掲載することで、集客のアプローチをしやすくなります。
内装で選んで来店されたお客様にとっては、イメージ通りの空間で過ごせたことは充実した経験となり、リピーターの獲得にもつながるでしょう。
サロンの内装デザインのポイント
ここからは、サロンの内装デザインを決めるときのポイントを見ていきましょう。
なお、ここで解説するのは美容系サロン全般についてであり、特化させたサロンではありません。別記事では、エステサロンの内装について詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
1.サロンのコンセプトや方向性、ターゲットを明確にする
はじめに、サロンのコンセプトや方向性、主にターゲットにしたい客層を明確にしましょう。どういったサロンにするのかということを把握できていなければ、効果的な内装デザインを決めることはできません。
また、こういった方向性などがあやふやなまま内装を決めてしまうと、デザインに統一性がなくなってしまいます。まずはサロンのコンセプトを明確にすることで、おのずとデザインの方向性も決まるでしょう。
2.重要なのは清潔感
サロンにとって一番重要なのは、清潔感です。美容室であれネイルサロンであれ、どんなサロンであっても施術の際にはお客様に直接触れることになります。内装に清潔感がないと、「スタッフや道具なども不衛生な管理で汚いのではないか」と悪い印象を与えかねません。
3.色彩の効果を考慮する
色彩にはさまざまな効果があるため、色の持つイメージも利用しましょう。たとえばリラクゼーションをメインにするなら、リラックスできる茶色や緑など、落ち着いていてナチュラルな印象を与える色をメインに使用しましょう。
黒や紫にゴールドを合わせると豪奢な印象になり、高級感を出したいサロンにおすすめです。白とベージュの色の組み合わせは、シンプルながら柔らかで落ち着きのある印象を与えてくれます。
ポップでビビッドな色使いは派手な印象を与える一方で、若々しさも感じられます。10~20代の学生などをターゲットにした美容室では、使われることもあるでしょう。
このように、それぞれの色が持つ印象を活かし、コンセプトに合わせて内装に取り入れましょう。
4.「非日常」を意識する
特にエステやリラクゼーションサロンの場合、日常の生活のなかでは味わえないような体験をさせてくれる、と期待させられるような空間づくりをすることが重要です。
たとえば、タイ式マッサージなどを扱うサロンなら、家具や照明、音楽、香りなどでエキゾチックな空間を演出するとよいでしょう。
5.居心地の良さも大切
清潔感が重要と前述しましたが、それと同じくらい重要なのは、お客様が居心地の良さを感じてくれるかどうかです。基本的に、どんなサロンであれ、美容系サロンは施術の時間が長くなります。長時間滞在するため、居心地の良さは非常に大切だと言えるでしょう。
6.プライバシーや動線にも注意する
いくらおしゃれで居心地のよい空間になっていても、プライバシーや動線が配慮されていないと台無しになってしまうこともあります。
準備や施術しているところなどが他のお客様から丸見えになっていないか、設備や備品の配置がスタッフが動きやすいようなっているかなどにも気をかけましょう。
7.ときには他店の内装も参考にする
同業他店のなかで、「素敵だ」「おしゃれだ」と思った内装を参考にするのもよいでしょう。ただし、デザインをそのまま使っては、盗用になってしまいます。
どんな点が素敵だと思ったのかなどを分析し、ポイントとして取り入れたり、雰囲気を参考にしたりする程度にとどめましょう。
サロンの内装工事費の相場はどれくらい?
サロンの内装について一番気になるのは、「工事費がどれくらいかかるのか」ではないでしょうか。内装工事費は、居抜き物件かスケルトン物件かによって大きく異なります。
居抜き物件とは、以前テナントを借りていた店舗の設備や備品が残っている物件のことです。対してスケルトン物件とは、柱や壁、床、天井など、建物を構造する骨組みだけの物件のことです。
ここからは、居抜き物件とスケルトン物件の工事費用の相場の目安と、それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
居抜き物件の費用相場とメリット・デメリット
居抜き物件の場合は、坪単価20~40万円ほどが相場とされています。自分の前に使用していた店舗が同業の場合、配管などがサロン仕様のままになっているため、構造に大きく手を入れなくてもそのまま利用できます。
スケルトン物件と比較すると工事に必要な費用が安く、工期が短く済むことがメリットと言えるでしょう。一方で、デザインの自由度が狭いというデメリットがあります。
スケルトン物件の費用相場とメリット・デメリット
スケルトン物件の場合は、坪単価40万~60万円ほどが相場とされています。柱や壁、天井といった構造物だけの建物に工事を施すため、居抜き物件と比較するとデザインやレイアウトの自由度が高く、自分の理想の内装にすることができる点がメリットと言えるでしょう。
デメリットは、工期が長くなってしまい、費用も高くなることです。
なお、それぞれの坪単価はあくまで目安で、立地や工事内容についても異なることがありますので注意してください。
サロンの内装工事費を抑える5つのコツ
サロンの内装工事費は必要な経費とはいえ、できるだけ安く抑えたいと考えますよね。サロンの内装工事費を抑えるコツを5つ紹介します。
1.居抜き物件を利用する
前述したように、居抜き物件とスケルトン物件では、前の設備や内装が残っている居抜き物件のほうが工事が少なく、費用も安く抑えられます。内装によほど強いこだわりがない限り、居抜き物件を利用することをおすすめします。
2.設計やデザインの情報を集めてイメージを固める
設計やデザインに関して、情報を集めて知識を蓄えておきましょう。情報を集めることで妥協する箇所・できない箇所を正しく把握できます。
どんな建材にするかや、建材の価格などは、情報を集めなければ知ることができず、業者から提案されるがままに選ばなければなりません。情報を集めておくことでイメージを固めやすくなるだけでなく、業者との意思疎通もスムーズになります。
3.相見積もりを取る
内装工事をするときは、あらかじめ見積もりを取って予算に検討をつけてから工事をしますよね。そのとき、一社の内装業者だけでなく、複数の業者から見積もりを取りましょう。
相見積もりを取って比較することで、価格を抑えられる箇所がわかることもあります。
4.建材のグレードを落とす
耐久性や安全性に問題がないのなら、建材のグレードを落とすのも一つの手です。たとえばお客様の目に入らないスタッフ用のスペースなどは、安全性に問題がなくそこまでデザインにこだわる必要がないのであれば、思い切って建材のグレードを落としてしまいましょう。
5.できるところはDIYをする
できるところは自分でDIYをしてしまいましょう。たとえば照明や壁紙の交換などは、業者に任せないで自分ですると、その分の工事費がかからなくなります。
サロンを開業するなら予約システム「リザービア」がおすすめ!
サロンの経営には、内装以外にもさまざまな点に気を配らなければなりません。お客様への施術はもちろん、集客や予約管理、顧客情報の管理など、業務は多岐に渡ります。
そこでおすすめしたいのが、予約システムの導入。予約システムを導入すると、ネットから予約を受け付け、自動で管理するため業務効率を改善できます。
リザービアは、大手サロンから個人サロンまで5,000店以上の導入実績がある美容業界に特化した予約システムです。予約管理の自動化はもちろん、顧客情報管理、GoogleやLINEと連携できるなど、美容系サロンの経営と集客をサポートしてくれます。
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サロンの運営は内装が重要です!
美容系サロンの運営の重要な要素のひとつに、内装があります。お客様は日常を忘れた特別な時間を過ごすためにサロンを訪れるので、内装も非日常を演出した空間づくりを意識しなければなりません。
また、サロンのコンセプトや経営方針に合わせた内装にすることで、主なターゲットとなる客層を取り込みやすくなる、という効果も期待できます。
内装にこだわったサロンを開業したあとは、運営に役立つ予約システム「リザービア」の導入も検討してみてはいかがでしょうか。