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美容師歴30年以上のオーナーが地元で開業した、髪質改善が評判の美容室。予約システムを導入した背景とは?

  • 美容室アシック/有賀 聡様
  • 群馬県伊勢崎市/1名
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群馬県伊勢崎市の国道2号線沿いにある『美容室アシック』は、1995年にオープンした美容サロン。

オーナーの有賀様は美容師歴30年を越えるキャリアをお持ちで、特に女性のヘアケアやスタイリングを得意としています。

『美容室アシック』では、予約システム「リザービア」を長年お使いいただいており、2023年12月には新たにBMS(予約の一元管理を出来るサービス)もご導入していただきました。

今回は、こだわりのサロン『美容室アシック』の店舗のご紹介と、予約システムの活用方法について、オーナー・美容師の有賀 聡(ありが さとし) 様にお話をうかがいました。

パーマやカラーでも髪を傷めない施術で、特に女性からの人気が高い美容室

『美容室アシック』の、特徴や魅力を教えて下さい。

 

当サロンは、1日5名限定のマンツーマン対応のサロンで、開業当初の1995年から「髪を傷めないパーマ・カラーリング」を売りにしています。

今でこそ「髪質改善」というワードが浸透していますが、私たちは20年以上前のそういったワードがなかった開業当初から、ヘアケアにこだわったサービスを展開しています。

最近では、「髪質改善」の需要が高まってきたので、お客様に検索いただいて当サロンに足を運んでいただくケースも少なくありません。当店でも、「髪質改善」というワードを使ってはおりますが、広義の「ヘアケア」に注力したサービスを展開するプライベートサロンとなっています。

エリアには複数のサロンがある中で、貴店はどのような点を強みとして売り出したりしていますか。

同業の他店舗との差別化や強みの売り出しといったことは、あまり意識していません。強いて言えば、開業当初からお客様自身にもヘアケアを徹底していただく重要性をしっかりお伝えして、施術日以降のホームケアもお願いし続けていることでしょうか。

例えば、サロンに行って髪が綺麗になるのは当たり前ですよね。その場だけ綺麗にできても、1年後2年後はどうなっているかはわかりません。そのため、お客様には「ホームケアが重要」と何度も説明させて頂いています。そのため、ヘアケア用品の店販やECでも取り扱う商品を充実させて、お客様自身によるヘアケアのお手伝いをさせていただけるようなサロンづくりを心がけています。

ホームケアをきちんとされるお客様は、髪の毛もやはり綺麗になってきますよね。そういう説明を、ひたすらずっと地道にやり続けた結果、自然と他店との違いの部分に繋がっているのではないでしょうか。

お客様の属性や、人気のメニューを教えて下さい。

当サロンの立地は、車移動が多いエリアです。そのため、近所の方は頻繁に来ることはあまりなく、車で30分圏内の方が多いです。

最近では市外の方も多く、ホームページをご覧になってご来店くださるケースも多くあります。

お客様の割合としては、90%以上が女性で、ボリューム層は40~50代です。

私自身、例えば、5年~10年前くらいだったら、もっと流行のスタイルを追って、若い世代をターゲットにしていたかもしれません。しかし、サロン業界も変化していますし、私自身施術する側としても、昔はカラーやブリーチをするのが楽しかったんですが、今は白髪染めやダメージが気になる40~50代へのヘアケアに関心が高く、よりそちらにフォーカスしました。

施術する側としても、当サロンでは全てのメニューにトリートメントを含んでいるため、トリートメント比率が高いです。最近では、トリートメントの需要が高く、若い世代の方もいらっしゃいます。

人気メニューはやはり、ヘアケア系、髪質改善といったメニューです。

接客の際には、どのような点を意識していますか。

当サロンは、お客様にとっての癒やし空間でありたいと考えています。美容室にいらっしゃる以上、どんなお客様でも、髪の毛が綺麗になると気分が良くなりますよね。そのため、綺麗に仕上げるのはやはりとても重要で、綺麗な髪の毛で気分よくお帰りいただきたいです。

美容室が終わった後に、まっすぐ帰るのはもったいないな、という気持ちになっていただけると嬉しいですね。例えば「スーパーに行こうかな」でも良いので、せっかく髪の毛が綺麗になったからちょっとした寄り道をしよう、と思っていただきたいです。

当サロンは、安売りをしているわけではないので、人によっては料金が高いと考えるかもしれません。しかし、そう考える人は、残念ながら当サロンのターゲットとは外れているのだと思います。実際に通っていただける顧客の皆様の満足を一番に、質の高いサービスを提供することで、サロンへ通うことがお客様ご自身へのご褒美として感じてもらえるような空間でありたいと考えています。

トリートメントやカラー・パーマなどに、こだわりの商材を使用していますが、商材選びのポイントは何ですか。

商材を選ぶ上で、最も重視しているのは、その時お客様が抱えていらっしゃる悩みや課題をどう解決するか、が選定基準です。

ただ、気に入って使っていた商材でも、長年使用しているとだんだんと悩みがでてくることがあります。そういった新しい商材を検討するタイミングで、たまたまご縁があった方のつながりで導入を決めた商材もあります。

私はご縁を重視している部分があるので、ほかの方の意見も参考にしながら、課題に向き合い商材を選んでいます。

東京で美容師の経験を積み、地元・伊勢崎に戻り個人サロンを開業。予約システムを導入した背景とは?

美容師として働きはじめてから、地元に戻るまでのエピソードをお聞かせください。

 

高校3年生の入院時に、隣の患者さんの奥様が美容師でした。毎日楽しそうに美容室での出来事を話していただき、「なんて楽しそうな職業なんだろう」と感じ、美容師になることを決めました。

都内の美容学校へ進学し、卒業後は東京都・広尾の美容室に入社しました。そこはとても厳しいお店で、同僚は次々と辞めていき、私も何度も辞めようと考えました。しかし、お客様にあたたかく見守っていただき、3年目でスタイリストデビューすることができました。

最初に入社した美容室が大きなサロンだったので、個人店でも働いてみたくなり、地元の伊勢崎に戻って1995年、27歳で独立をしました。

しかし、はじめはお客様に全然いらしてもらえず、暇な時間が多かったです。そのおかげではないですが、「パーマやカラーでなるべく傷めずに施術するにはどうすればいいのか」と考え、薬品の勉強をすることができ、髪の健康を第一に考えたメニューを揃えることができました。

他の美容室にはないようなオリジナルメニューを増やし、2007年に店舗拡張をしよう、と思った矢先にスタッフの退職が続いて、私1人となってしまいました。ただ、元来ポジティブなため、これも「完全予約制の1日限定5名の少人数しか入れない、マンツーマンのお店を作ろう」と前向きに捉え、今のサロンの形にしました。

予約システムを導入した背景をお聞かせください。

ガラケー時代から、ネット予約が今後来るだろうと予測はしていたので、最初はメールやブログのメールフォーム、X(旧Twitter)やFacebookのDMから予約を受け付けていました。ただ、個別のやり取りが必要で、こちらから送信しても返信のないお客様も多く、少し不便さを感じていました。

そこで、いろいろな予約導線を作りたかったのと、機会損失をしたくなかったこと、スマホが当たり前になりネット予約が主流になることが明確になったことなど、さまざまな要因から本格的にシステムを利用したネット予約を考えました。

当時はシステムの選択肢が少ない中、候補を挙げて他社の検討もしましたが、担当の営業職が強く、また操作性もいまいちだと感じてしまいました。サロン側が使いづらいのなら、お客様はもっと使いづらく感じてしまうだろう、と思ったからです。

リザービアの機能面で気に入ってる点や、導入したメリットなどを教えてください。

まず、機会損失の防止ができる点です。ネット予約を導入することで、24時間365日、夜中でも予約を受け付けることができるようになりました。

お客様の目線で、電話予約はハードルが高いとも感じていました。例えば、夜中に「明日サロンに電話しよう」と思っても、忘れてしまったり、忙しかったりして電話ができないと、来店周期が延びてしまいますよね。その1回の周期が延びてしまうことで、年6回いらっしゃるお客様が年5回になってしまうと、当サロンのような少人数のサロンでは、大きな機会損失になってしまいます。

お客様は、24時間サロン予約のことを考えていないので、思い出していただいた時に予約ができないと、それだけ来店周期が延びてしまいます。ネット予約を導入することで、好きなタイミングで予約できるのは、サロン側だけでなく、顧客目線でも便利だと感じました。

それから、LINE連携機能も気に入っています。スマホが普及した今、パソコンからスマホへ送信するメールは、拒否されてしまっていて届かないということや、迷惑メールに振り分けられてしまうこともあります。

また、メールだとすぐに見ない、ということも考えられます。その点LINEなら、利用しているお客様はほとんど毎日確認しますし、見逃されてしまうということは少ないです。予約完了時と、前日のリマインド通知をLINEで送信できる点はメリットです。

さらに、ネット予約のキャンセル期日を直前だけでなく1日前に等、柔軟に設定できる点も気に入っています。

例えば、大手クーポンサイトではキャンセル期日が前日の23時59分までなので、営業時間外に予約をキャンセルされてしまうことがあります。特に午前中の枠を前日ギリギリにキャンセルされると、絶対にその予約枠は埋まりません。当サロンは1日の施術数が少なく一人あたりの施術時間も長い傾向にあるため、直前のキャンセルで大きな枠が空いてしまうのは困ってしまいます。

そのため、キャンセル期日のタイミングを自分で調整できるのは、非常に助かっています。

最後に、『美容室アシック』様および有賀様の、今後の展望をお聞かせください。

同じ場所で28年やっていますので、あと4~5年続けたら、店舗を買うか、何か新たなチャレンジをしようと思っています。

具体的には、土地を購入して建物を建てるか、自宅と兼用のサロンを建てる、または移転するなど、新しい環境で業務に取り組んでいきたいです。

編集後記

今回、有賀様にお話をうかがい、サロン目線での予約システムの活用術と着目点を学ばせていただきました。

髪を傷めずにカラーやパーマができる有賀様の施術は、「自分へのご褒美」にもぴったり。高い美容の技術だけでなく、科学的にも裏打ちされたオリジナルメニューを体験してみてはいかがでしょうか?

ぜひ一度、『美容室アシック』様のホームページをご覧ください!

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