福島県いわき市、常磐線泉駅から徒歩5分の場所にある『Salon Puna(プナ)』は完全予約制・女性専用のリラクゼーションサロンです。
『Salon Puna』では、開業当初からリザービアをお使いいただいています。今回は、オーナー/セラピストの越村 悦子様に、サロンの特徴や、開業したきっかけなどのお話をうかがいました。
お客様の生活を想像して、ニーズに合わせたサービスを提供
『Salon Puna』はどんなサロンですか? 特徴やコンセプトを教えてください
当サロンは、子育て中のママを主なターゲットとした、女性専用のリラクゼーションサロンです。「結婚や出産・育児など、環境の変化によって、女性は自分のことを後回しにしてしまうことが多いのではないか」と考えています。
私自身が出産・育児で仕事を離れ、現在、小学生の息子を子育て中のため、より強く感じていることです。
子育てをする中でたくさんの人に出会い、息子にも助けてもらいながら日々を過ごすことに、大きな感謝の気持ちを抱いています。「今度は、私がすこしでも誰かの役に立ちたい」という想いで開業したのが、このサロンです。
年齢や環境などに関係なく、家族のことを忘れて「自分のため」に時間を使い、仕事・育児・介護など日々の疲れをリセットして、家族と笑顔で過ごせる時間を増やしていただきたいと思っています。
『Salon Puna』というサロン名にはどんな想いが込められているのでしょうか?
「プナ」はハワイ語で泉、という意味です。「湧き出る泉のように元気になって輝いてほしい」という想いを込めて名付けました。
また、当サロンは福島県いわき市の「泉町」にあります。地域への愛着も込めた、ダブルミーニングになっています。
メインターゲットはママさんとのことですが、訪れるお客様はどのような方が多いですか?
最も多いのは、中学生・高校生くらいのお子さんをお持ちのママさんです。もうすぐ産休が明けるママさんも、「今のうちにちょっと贅沢をしたい」とおっしゃってご来店してくださいます。
「ママさんをメイン」としているものの、どの年代の方にもご来店いただきたいので、特にターゲットを絞ることはしていません。
このエリアには元気な高齢の女性が多く、60~70代のお客様もいらっしゃいます。「年齢的に恥ずかしいけど大丈夫ですか?」というお問い合わせもいただくのですが、「いくつになっても女性らしくイキイキしてほしい」という想いがあるので、大歓迎しています。
同業他店と比べると、どんな点が強みだと感じていますか?
当サロンでは、お客様の生活を想像して、ニーズに合わせたサービスを提供しています。
たとえば、当サロンの開店時間は朝9時にしています。これは、お子さんをお持ちのママさんに合わせた営業時間です。朝お子さんを送り出してから、来店しやすい時間を想像して設定しました。
ママや主婦として一仕事を終えてからご来店し、ほっと一息を付けるよう、来店時のドリンク提供もしています。リラックス目的にカモミールティーを出したり、風邪が流行っている時期だったらミントを入れたドリンクを出したり、寒い時期は温かいおしぼりを出すなど、季節に合わせて提供サービスを変えています。
当サロンは周辺サロンと比べて安価な料金ですが、これはお客様が通いやすいように設定しています。物価上昇など景気についてママ友と話すことが多く、その煽りを受けている人も多いと感じたため、家計の負担にならない金額のラインを、ママ友やお客様など多くの女性にヒアリングをして値付けしました。
私自身が子育て中のママであることもあり、ママならではの視点からお客様のニーズに合わせていることが、当サロンの強みではないでしょうか。
エステティシャンの世界に飛び込み、母との別れをきっかけにサロンを開業
美容業界へ入った理由や、独立・開業をしたきっかけを教えてください
元々ある運動をずっとしていたのですが、引退したとき、人生の目的に迷走した時期がありました。さらに、引退して運動量が減ったことで太ったこともコンプレックスでした。
その頃エステに行ったのですが、エステを通して痩せることができ、「エステティシャンってすごい!」という気持ちが大きくなりました。
とはいえ自分に自信がなく、コンプレックスの塊だったので、「キレイな人が多く、お客様の美をサポートするエステティシャンという仕事は自分には無理だ」とずっと思っていました。
そんなとき、経営の本を読んでいたら、キレイだけど年齢が高く親しみやすい方も、エステの経営者として成功していることに気づいたんです。
「自分が前向きに取り組んでいれば、周りの見方も変わるかもしれない」と思い、なんでもやってみようと考えたのがエステティシャンになったきっかけです。
「いつか自分のお店を開業したい」と考え、8年間エステサロンで勤務し、フェイシャル・痩身・脱毛などの施術を経験しました。開業自体は「いつやろう」と考えていたんです。
出産と育児で仕事を離れたとき、母の具合が悪くなってしまいました。だんだん外に出られなくなったり、やりたいことができなくなったりする姿を見て、「元気でいられることはすごく恵まれていて幸せなのでは」と感じました。
母の一周忌が終わったときに、思い立ってサロンを開業しました。同時期に姉も託児所を開業したのですが、きっかけは母とのお別れです。姉妹で「考えるくらいならまずは行動しよう!」と、開業に踏み切りました。
どうのような方法で集客をしていますか?
最初はチラシのポスティングと、いわき市内の情報誌や、駅前で配布する情報誌など、アナログな方法で集客していました。しかし、ローカルな情報誌だけでは限界があったのか、なかなかサロンの認知が広まらず効果が実感できませんでした。
そこで、認知度を上げるためにクーポンサイトの利用をはじめたところ、少しずつ新規予約が増えました。ただクーポンサイトの性質上、クーポンありきの予約になってしまうのがネックに感じています。
経費を削減したく、また、同業者の方とお話をした結果、Instagramをメインにした集客への転換を考えています。いずれはクーポンサイト脱却を目指しているものの、今は辞めたくてもなかなか辞められないのが現状です。
リサービアの導入でリピーターの囲い込みに成功。高齢のお客様からも喜びの声が
クーポンサイトを利用する中で、予約システムを導入したきっかけを教えてください
大型店舗のエステサロンに勤務していたときも、クーポンサイトを利用していたものの、費用が高いなと感じていました。大型店舗ですら高コストに感じてしまうので、当サロンのようなプライベートサロンではより顕著です。
そこで、「もう少し安価な予約システムはないか」と探していたときに見つけたのが、リザービアです。
リザービアの第一印象は、「使いやすそうだな」です。リピーターの囲い込みができる、予約アプリ「サロンカード」も強みに感じました。
たとえば、クーポンサイトは確かに知名度も高くお客様の利便性は高いですが、ポータルサイトなので当サロンへたどり着くには検索してもらわなければならず、リピーターの利用には少し手間だと思いました。
その点、リザービアはサロンカードをダウンロードしていただければ、迷わずに予約していただけます。
また、いくつかのクーポンサイトでは、ユーザーにギフト券やサービス券が自動的に届くことがあります。実際にギフト券を利用されたお客様もいらっしゃいますが、「なぜこのギフト券が自分に届いたのかがわからない」と疑問をお持ちのようでした。
リザービアではクーポンを店舗側で管理できるため、「お客様視点でのわかりにくさの解消に繋がる」と思い、導入しました。
リザービアを利用して良かったことはありますか?
サロン側からもお客様側からも、わかりやすいのが一番良かったです。
たとえば、名刺の裏に、サロンカードにつながるQRコードを掲載すれば、お客様に読み込んでいただくだけでインストールができ、予約していただけます。60代以上の方など、高齢のお客様の中には、デジタルが得意でないお客様もいらっしゃいますが、「読み込むだけならできる」「これなら予約できた」と、うれしいお声をいただいています。
また、サロンカードを集客にも活用できています。5月にリザービアを通じて母の日のギフト券を配布したところ、予約数の増加につながりました。他にも、サロンカードを登録していただくことで10分の延長サービスなど、何かしらの理由を付けては10分延長サービスを提供することでお得さを感じていただき、お友だちの紹介やリピーターの獲得につながっていると実感しています。
最後に、『Salon Puna』の今後の展望をお聞かせください
『Salon Puna』は1周年(2024年6月時点)を迎え、来月で2年目に入ります。地元のイベント「ビューティーフェスティバル」にも参加して、もっと地域密着型のサロンを目指していきます。
それぞれの地域で「リラクゼーションサロンといえばここ」というイメージがあると思うのですが、「いわき市といえば『Salon Puna』だよね」と思っていただけるよう、お客様にもっと寄り添っていきたいと考えています。
編集後記
今回は、『Salon Puna』の越村様にお話をうかがいました。ママさんならではの視点でユーザーのニーズに合わせたサービス、安価なメニューとお値段以上のサービス提供に加え、越村様の会話の広げ方や、もっと話していたくなるようなお声など、あたたかな人柄も集客につながっているのではと感じました。
『Salon Puna』では、お好みの香りをお選びいただけるアロマメニューや、お悩みに合わせた漢方メニューなど、癒やしのサービスを提供しています。詳しくは、『Salon Puna』のInstagram、または、予約ページをご覧ください。