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Instagramでフォロワー2.8万人!人気のオーナー美容師に、サロン経営とSNSの活用方法を伺いました

  • olino 岡本 裕也様
  • 大阪市阿倍野区 6人

大阪市阿倍野区、西田辺駅から徒歩1分にある『olino』は、デザインカラーやブリーチが得意な人気の美容室。

サロンオーナーの岡本 裕也様は、個人のInstagramでフォロワー2.8万人を誇り、メーカーでカラーリング講師も担当されるヘアカラーのプロフェッショナル。

今回は、『olino』のオーナー 岡本 裕也様に、ご自身の経営する美容室の経営や集客に関するお話と、予約システム『リザービア』の活用方法をお伺いしました。

ブリーチに特化し、技術で勝負。幅広い世代に人気のヘアサロン

『olino』のコンセプトを教えてください。

当サロンは「人と人を繋ぎ、人が集まる場所」をコンセプトにし、施術を通してお客様を幸せにしたい、という想いで運営しています。

日常のなかで、髪を褒められると嬉しい気持ちになりますよね。自分が幸せな気持ちになったら、それを誰かに分け与えたくなる、という考えの元、施術を通じた喜びを感じてもらえるようなサロンづくりに取り組んでいます。

周辺地域の他店と比較した際、どんな点が強みでしょうか?

商圏内にある他のサロンは、どちらかというと地域密着型で、なにかに尖らせたサロンというよりも、すべてのメニューを打ち出しているサロンが多いです。

一方で『olino』は、カラー技術の強みを打ち出し、対象をしっかり絞りこんでいるため、他店とも差別化ができていると思います。

『olino』で人気のメニューを教えてください。

当サロンで人気のメニューは、やはりブリーチです。ブリーチというとハイトーンのイメージが強く、10代後半から20代後半までが多いという印象を抱きがちかもしれませんが、さまざまな世代のお客様にご来店いただいています。

今でこそブリーチ・カラーに特化していますが、開業した当初はブリーチ・カラーに特化したわけではなかったです。しかしながら、これまでの私のお客様もブリーチをされる方が多く、次第にスタッフも自分に合わせる形でブリーチの施術が増え、今ではダメージレスブリーチを売りに、お客様にカラーを楽しんでいただけるサロンになりました。

現在では、サロンのSNSにもブリーチなしのヘアスタイルは掲載しておらず、ブリーチに特化した発信をしています。

『olino』に訪れるお客様は、どのような方が多いのでしょうか

世代を問わず、ヘアカラーを楽しみたいお客様にご来店いただいています。エリア的にも、主婦の方が多くお住まいのエリアということもありますが、幅広い年齢層のお客様がいます。

ブリーチを求めていらっしゃるお客様は、大きく分けて3パターンいらっしゃいます。

1パターン目は、最近流行のインナーカラーなど、ブリーチ未経験でも気軽に挑戦しやすいライトなスタイルでブリーチを楽しんでいただくお客様です。

2パターン目は、髪の毛全体にブリーチをされたいお客様。3パターン目は、白髪を気にしているお客様がブリーチをしてヘアカラーを楽しむパターンです。

エリアや世代、というより、こうした施術を目的にして訪れていただく方が多いです。

Instagramのフォロワーは2.8万人越え!SNS運用の秘訣を紹介

岡本様は個人のInstagramで、理美容業界関係者から多くのフォローを獲得しています。SNSでの情報発信に注力したきっかけを教えてください。

岡本様のInstagram(@yuya_okamoto_)

元々は、バレイヤージュという海外のカラーデザインに注目し、その技術動画を撮影したものを多くの方に見ていただこうと、SNSや記事、YouTubeでの発信に力を入れたのがきっかけでした。

業界関係者向けの発信をはじめた理由は、元々人に教えるのが好きで、技術に対するこだわりがあったからです。

自分のスキルで、美容師としてお客様へ喜んで貰うことに喜びを感じていたのですが、現実的に、自分が施術者として対応できるお客様の人数には限界があります。であれば、自分が学んだことをほかの美容師の方々に伝えることで、目の前の自分のお客さんだけでなく、自分が発信した内容を学んだ美容師さんのお客様も喜んでもらえると考え、力を入れることにしました。

Instagramは、普段どのような点を意識して運用していますか?

特に気を付けなければいけないのは、「自分のためだけに運用しない」ということです。「誰かのための発信」を意識した発信をしています。

私の場合ですと、私の技術に自信があるからアピールするために投稿するのではなく、自分の技術を通じて「他の美容師の方」が技術向上するためにと思い、投稿していました。

その結果、美容関係者の方にフォローしていただけるようになり、今のフォロワー数に繋がっています。私のInstagramは業界関係者向けの発信が主ですが、これは、集客を目的としてInstagramを使う場合でも同じ考え方ができると思います。

Instagramを活用したいと考えている美容師の方は多いと思います。どのような考え方で運用を進めればよいでしょうか。

どのような情報を発信するのかは、フォロワー数によって段階があると思います。

私の場合、フォロー数が少ないときは、フォロワーの方に喜んでもらえるような情報発信を心がけて投稿していました。

フォロー数が増えた今は、その頃よりも自分自身のことを知ってもらうための投稿を増やしています。ただ、これをフォロワーが少ない時期にやっても、あまり意味がないと思います。

大事なのは、Instagramを通じて自分が何をしたいかというゴールを設定することです。ゴールがなければ、継続するのは難しいと思います。

私の場合、ゴールとして、自分が学んだことや自分の技術を他の美容師の方に知ってもらうことによって、若い美容師の方々がより成長し、より多くの人を幸せにできるチャンスを作りたい、と考えています。

そのために美容師向けの技術発信を行ってきたことによって、結果的に美容業界関係者の方がフォローしてくださっている、という状況がつくれています。

Instagram経由でのお客様からのご予約は多いのでしょうか?

もちろんゼロではありませんが、実はそこまでは多くはありません。というのも、私の投稿は美容師の方向けの技術が多いため、目にする方は一般のお客様でなく美容業界の方が多いからです。

美容師の方がメンションしてくださった時など、その方のフォロワーは私の投稿を知る機会がありますが、おそらくAIが私のアカウントをリーチさせるのは、美容師の方のアカウントばかりです。お客様となりうるユーザー層には、ユーザーが探さない限り届かないようになっています。ただ、これも先にお話しした通り、ゴールは集客ではないので、想定通りです。

また、私個人は現在は新規予約枠も少なくしているので、Instagramは集客を目的としているわけではありません。

サロンのLINE公式アカウントは登録率98%!お客様に登録してもらう方法とは?

『olino』の、現在の集客のための取り組みを教えてください。

新規集客は、SNSやローカルエリアの広告打ち出しはあまりやっておらず、クーポンサイト頼みになっていて、大半の新規予約のお客様がクーポンサイト経由です。

また、世代の高い層に向けた白髪へのカラーに特化した広告LPも、一部打ち出しています。

リピート集客は、お客様の来店時にLINEへの登録をお願いしています。現状で、来訪いただいたお客様のLINE登録率は98%ほどあります。このLINE活用により、こちらからLINE経由でお客様に情報発信をいつでもできるようにしています。

現在は、新規予約とリピート予約は2:8ほどの割合です。現状でも理想的な割合と言えますが、やはりリピーターのお客様をもっと増やしていきたいとも考えています。

LINEの登録率が非常に高いですが、どのような取り組みをしていますか?

当サロンに限らず、美容室はショップカードやポイントカードを採用しているお店が多いと思います。私たちは、その代わりにLINEのショップカード機能を利用しています。

店頭のQRポップを提示して、「こちらを読み込んで頂くと当店のポイントカードになりますので宜しくお願い致します」とお伝えすると、ご来店時に読み込んでくださるようになります。

読み込んでいただいたお客様には、LINEのアプリにショップカードが入っていること、メッセージから予約が取れること、LINEからお問い合わせいただけることなどをお伝えします。こういった流れでLINEの利用をお願いすると、「登録してください」という言葉を出さなくても、自然とLINE登録をしていただけます。

予約システムの導入で一人当たりの予約手数料を削減!リザービア活用の方法とは?

予約システムを導入しようと決めた背景をお聞かせください。

『olino』の予約ページ(reservia)

元々は、予約経路を増やす目的でMEO対策をはじめようと思ったことがきっかけです。

集客を行う上で、クーポンサイトをメインにはしていますが、そこからの予約を減らすと同時に、経路を増やし予約を増やしたいと考えていました。

大手クーポンサイトの費用の面がネックになっていた部分もありますが、特にクーポンサイトで気になっていた点は、インターフェースに特化性がないところです。クーポンサイト上の画一的なデザインの中では、ユーザーの判断基準が写真のクオリティや文言、値段といった情報だけになってしまい、サロンを選んでいただく上での決め手としては欠けると考えていました。

私は、お客様がサロンをGoogleで調べるときは、どこのサロンに行こうかを決めかねている時と考えています。

決めかねているお客様に、決めてもらえるための要素をGoogle ビジネスプロフィールに打ち出すことで、検索からサロンを知ってもらい、そこからサロンのホームページへの流入と、予約を獲得するため、連携できる予約システムの導入を決めました。

リザービアを活用して便利になった点や、メリットに感じている点を教えてください。

導入当初は、クーポンサイト経由の予約手数料が減ることを期待していました。現在では、当時と比較すると顧客数も倍増したので、手数料はそのままですが、一人当たりの予約手数料はコストダウンに成功しています。

また、LINEを使って予約を取りたいのであれば、リザービアをおすすめしたいです。LINEと連携してアプリを使える点は、非常に便利に感じます。クーポンサイトを毎日見る、という人は少ないと思いますが、LINEは毎日見る方が多いと思います。

『olino』では特に、LINE予約をご活用いただいております。活用方法について教えてください。

LINEのリッチメニューで予約経路を作れるのはとても便利です。こちらから情報発信すれば、LINE上のトーク画面で上位に表示されるので、高確率でお客様の目に入ります。それだけでもLINEで発信できる強みを感じます。

細かい部分ですが、それ以外の活用法として、リザービアの予約枠数とクーポンサイトの予約枠数を変えられる点も便利に感じています。

クーポンサイトからの予約枠は2枠、リザービアで管理しているLINEやサロンホームページからの予約は4枠のように、予約可能な枠数を変えることで、新規の方よりもリピートのお客様の予約数を増やすなど、サロン側で予約数の管理がしやすい点を気に入っています。

事業を通して、周りの人を幸せにできる人材育成をしたい

今後の岡本様と、ヘアサロン『olino』の展望をお聞かせください。

私自身、事業を通じて、「誰かのために何かをできる」人を育成していきたいと考えています。

人間、自己犠牲ばかりではダメですが、周りの人を幸せにするチャンスを生み出せる人を作っていきたいとは常に考えています。そのための人材育成が、今一番注力しているポイントです。

従業員ひとりひとりにとって、大切な誰かを将来幸せにできるように、成長をしてもらうための箱として、サロンがあると考えています。美容師が好きで、現場でやり続けたいスタッフにとっては、技術を学び続けられる環境ですし、独立したい、経営を学びたいなら、学べるような環境づくりに取り組んでいます。

編集後記

今回、岡本様のお話を伺い、美容師という仕事を通じた情報発信と人材育成によって、より多くの方々を幸せにしたい、という熱い想いを伺うことができました。

岡本様が経営する美容室『olino』のメニュー詳細や店舗情報は、『olino』のホームページまたはInstagramのアカウントをご覧ください!

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