理容技術を駆使して、お客様のプラスになるものを提供するグルーミングサロン「BARBERING METHOD PLUS(バーバリングメソッドプラス)」。
阪急百貨店のメンズ館に構える同店は、代々受け継いできた技術と複数スタッフによる同時施術で、唯一無二の価値を生み出しています。
伝統と革新を融合させたサロン作りや、単価アップの工夫、予約システムの活用方法についてお話を伺いました。
目次
伝統と最新技術が融合した男磨き空間

お店のコンセプトや特徴を教えていただけますか?
店名のバーバリングメソッドプラスは、「理容技術、ヘアカット、シェービングを駆使して、お客様のプラスになるものを提供していこう」という想いから名付けています。
元々「プラスメンズ」という店名の男性限定サロンだったのですが、ジェンダーレスの時代に合わせてリニューアルしました。 ヘアサロン大野は「VIP御用達理容室」で、大野グループの当店も高級志向な理容店です。
当店は大野グループの中で挑戦的な店舗でもあります。新しいメニューや技術・機材を試し、よかったら他店舗に導入するような「最前線に立って挑戦する」という裏テーマを持っています。
空間作りへのこだわりを教えてください
1番は音ですね。ガチャガチャしない、パタパタしない。高級一流ホテルをイメージした空間です。
光の調節もしていて、シェービングのときは少し暗く、ヘッドスパのときは真っ暗にしています。使う商材をお客様ごとにカスタマイズして五感に寄り添うことを大切にしています。
また当店はヘアカットだけでなく、ヘッドスパ、フェイシャルエステ、ネイルケア、フットマッサージも提供しています。
最大3〜4人のスタッフで1人のお客様を同時に施術します。お客様から2〜3時間を頂戴して、至れり尽くせりでゆっくりしていただいています。
スタッフ4人で同時に施術をしている様子
接客において丁寧さはどのように表現していますか?
ファーストタッチが1番大事だと思っています。
タッチが荒いとそれだけで荒さが伝わりますよね。優しく触るのと作業的にパッと触るのとでは、触られる側の感じが全然違うと思います。
目をつぶっているときにバッと触られたらびっくりしますし、手が冷たいと顔に触れたときに気持ち悪かったりします。
タッチの優しさはスタッフ全員が意識しています。
お客様とのコミュニケーションで意識していることはありますか?
当店のお客様は社長・会長クラスの方が多いので、高級ホテルのような接客が基本の振る舞いになります。
お付き合いの長さによってフレンドリーになることもありますが、基本的にはかしこまった理容室です。

他店が簡単に真似できないことは何でしょうか?
今年で創業92年になるヘアサロン大野で先代から受け継がれてきた「継承された技術」の深みだと思います。
私が入社しときは、指立て伏せをする伝統行事がありました。
理容師は繊細な仕事ですが体力も大事で、特に指先の力が必要です。座ったまま受ける「スタンドシャンプー」という技術があるのですが、これをするのにも指の力が必要なんですよね。
他にも、ネイルケアで爪を磨き上げるときに馬の尻尾の革を使ったり、甘皮を押し上げるときに機械ではなく昔ながらのウッドスティックで優しく押しあげたり。
丁寧さや繊細さがいるプロの技術で、ひと手間をかけています。
複合メニューとシステム活用で高回転率と売上アップを実現

施術椅子が2つしかないとのことですが、回転率を上げるためにどんな工夫をされていますか?
回転率に関して1番有り難いのはセットメニューの予約ですね。
カットや爪のケアなどを1時間で同時に施術を受けていただくことで、1時間数万円の単価になります。1人のお客様に複数メニューを受けていただくのが理想的です。
どうしても出てしまう隙間時間はリザービアがうまく埋めてくれています。カットできる時間はなくても「眉毛だったらいけるな」という隙間を、お客様がwebで空き状況を見て埋めてくださっています。
単価アップの工夫は何かされていますか?
定期的にキャンペーンを行い、追加の提案を常にするようにしています。
例えば「結婚式に行くならエステでピカピカにしましょう」や「人に会うなら爪をきれいにしておきましょう」というように、お客様がこれから行く先に合わせて提案しています。
あとは、新しいもの好きなお客様が多いので、リザービアに新メニューを掲載すると「とりあえずやってみよう」と予約してくださる方もいらっしゃいます。
魅力的な説明文や写真をSNSに載せておくと、私たちが提案せずとも、お客様が新メニューやオプションメニューを予約してくださるのが助かっています。
電話予約が減り施術に集中できるようになった

リザービア導入のきっかけは何でしょうか?
人手不足と電話の手間を省くことですね。
スタッフが潤沢にいるわけではないので、全員が接客していて電話に出られない状態が多々ありました。
「高級でゆっくりした時間を」と謳っているのに、お客様の施術を電話で中断して出たり入ったりするのは良くないですよね。
「できることなら全員Web予約にしたい」「電話の手間をできるだけ省きたい」というのがリザービアの導入背景です。
今はWeb予約が8割以上になりました。電話が1件もならない日もあります。
リザービアを使っていて便利に感じるところはありますか?
クーポンの設定がしやすいところや、掲載期間を設定できるところですね。 スタッフごとにできる技術できない技術の設定を細かくできるのは有り難いです。
金銭的なところで言うと、1件の予約につき何円といった手数料が発生しないのも助かっています。
予約ページへのQRコードがあるのも便利です。再来の案内をするときに、スタッフの名刺に貼って活用しています。
最後に、今後の展望を伺えますか?

グルーミングサロンとしての価値をもっと高めたいと思っています。
私にとってバーバリングメソッドプラスは、カット「も」できるサロンというイメージです。カットはあくまでオプション。
ベースはシェービングをして、お顔のケアをして、爪をピカピカにして男磨きが完成する。どうせならちょっと髪を切りましょうか、みたいな。
お客様を磨き上げるメソッドをこれからも追求していきたいと思います。
編集後記
創業92年の技術を守りつつ、お客様のニーズに合わせた新しいメニューを作りつづける。
磨いてきたノウハウに最新技術を掛け合わせることで、ここにしかないグルーミングサロンになっているのだな、とお話を聞いて思いました。