アイリストになりたい、アイリストの仕事に興味があるという方にとって、アイリストに資格が必要かは気になるところでしょう。
そこで、アイリストになるために必要な資格やおすすめの民間資格、それぞれの資格の取得方法、アイリストの概要や働き方について紹介していきます。
今やすっかり定着した「アイリスト」という職業ですが、実はアイリストは商標登録された名称なので、承諾を得ずに使用することはできません。一方で、一般的に広く使われている呼称でもあるため、本記事ではアイリストの呼び名で進めていきます。
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目次
まつエクの施術には資格が必要?
まつエクの施術をするには、美容師の国家資格が必要です。美容師免許がない人がまつエクの施術を行うことは、美容師法違反となります。
まつエクの施術に美容師免許が必要となった経緯やその他の資格について見ていきましょう。
まつエクとは
まつエクの正式名称は「まつ毛エクステンション」です。まつ毛に直接人工毛を接着剤でつけ、まつ毛のボリュームアップや長さを出して目元を華やかにすることができます。
人工毛のカールの強さや長さ、太さを選んでナチュラルにもゴージャスにも彩ることができるもの。すでに完成されたまつ毛の束をまぶたに貼り付けるつけまつ毛と違い、毛の一本一本に装着するため自然な印象で、3~4週間ほどもつのが特徴です。
2004年ごろから日本に広まったまつエクですが、当初特に資格は必要ありませんでした。ところが、施術の際に正しい処置をせず、目やまぶたが腫れたり角膜に傷が入ったりといった被害が相次いだため、2008年に正式に美容師免許が必須の施術として定められたという経緯があります。
引用元
まつ毛エクステンションの危害|厚生労働省
まつ毛エクステンションの危害 |独立行政法人国民生活センター
民間資格をもっていると安心
まつエクの施術に必須の資格は美容師免許だけですが、目元という非常に繊細な部位への施術なので、専門的な知識も必要です。美容師免許の取得に必要な知識や技術は美容学校で学びますが、まつエクに関する知識を必ずしも得られるわけではありません。
そこで、まつエクの民間資格をとるのがおすすめ。まつエクに必要な用具の安全な使用方法や正確な装着の技術などを身につけることができます。また、近年美容師国家試験にまつエクの実技が導入されることも検討されており、まつエクを学べる美容学校もあるので、同時に習得することも可能です。
美容師免許を取得する方法は?
まず、必須の資格である美容師免許を取得するためには、厚生労働大臣指定の美容学校など、養成施設で昼間課程または夜間課程で2年以上、通信課程で3年以上、必要なカリキュラムをこなさなければなりません。
そこで受験資格を得たのち、美容師国家試験を受験し合格する必要があります。試験は筆記と実技があり、筆記では美容師の関係法規や衛生管理、香粧品化学などの専門知識、実技ではカッティングに加え、ワインディングかオールウェーブセッティングのどちらかの課題をクリアしなければなりません。
まつエクの資格取得を目指す方におすすめの民間資格
冒頭でもお伝えしたとおり、「アイリスト」という名称は有限会社ローヤル化研が商標登録しているため、勝手に名乗ることはできません。まつエクやまつ毛パーマの認定資格はいくつかありますが、それぞれの資格認定を行う団体によって呼び名は変わります。
呼び名は違ってもまつエクやまつ毛パーマの正しい知識や技術を認定する資格であることに変わりはありませんので、内容を知り、自身の求める認定資格を取得するのがおすすめです。
日本まつ毛エクステンション認定機構|JECA
まずは、もっとも歴史が古く、知名度が高い日本まつ毛エクステンション認定機構の資格を紹介しましょう。
用具の安全性やまつ毛装着の正確性、上位資格ではサロンワークに必要な技能や知識を認定します。資格は以下の5段階で、最下位資格が安全技術師、最上位資格は認定講師です。
- 認定講師
- まつ毛エクステンション1級
- まつ毛エクステンション2級
- まつ毛エクステンション3級
- 安全技術師
引用元
一般社団法人 日本まつ毛エクステンション認定機構|JECA
日本アイリスト協会|JEA
日本アイリスト協会はまつエクの施術が美容師法に定められた2008年に、まつエクの安全な技術基準の統一を目指して設立されました。資格は以下の3段階で、認定講師が最上位資格です。
- 認定講師
- 1級 JEAプロフェッショナルライセンス
- 2級 JEAスタンダードライセンス
- 3級 JEAベーシックライセンス
3級は美容師免許がない方でも受験することができ、まつエクの概要や基本的な知識を認定されますが、技術の提供は行わないことが前提となります。1級はトップレベルの知識と技術が問われるため、難易度は高めです。
日本ラッシュアーティスト協会|JLA
まつエクの理論や衛生管理の知識をもったプロフェッショナルの育成を目的とした認定試験。資格は以下の5つのレベルに分けられ、最上資格のマスターでは、実務経験5年以上の巧みな知識と技術が問われます。
- Lv.5 マスター
- Lv.4 エキスパート
- Lv.3 アドバンス
- Lv.2 インターミディエイト
- Lv.1 エッセンス
Lv.1のエッセンスは美容師免許なしで受験でき、eラーニングによるweb試験です。Lv.2以上は美容師免許が必須で、Lv.3以上はそれぞれ規定の実務経験が必要となります。
まつエクの資格取得を目指す方法は4種類
まつエクの民間資格の取得を目指すには、これから紹介する4つの方法があります。美容師免許取得の勉強と同時に学ぶか、美容師免許を取得したあとに学ぶかのどちらかになるでしょう。
1.美容学校で学ぶ
美容師免許を取得するための美容学校で、まつエクの内容も同時に学ぶ方法です。すべての美容学校にまつエクのコースがあるとは限りませんが、アイリストを目指すなら、最初からまつエクコースのある学校を選ぶといいでしょう。
2.スクールで学ぶ
まつエクの技術習得を専門としたスクールもあります。アイラッシュサロンを運営している企業主体のスクールや働きながら学べる1Dayレッスンを取り入れたスクールなど、それぞれに特色があるため、自分の求める内容や通いやすさを重視して選ぶのがおすすめです。
スクールの中には、美容学校と提携して通信で美容師免許取得を目指しながら学べるスクールもあります。
3.通信講座で学ぶ
美容師免許をすでに取得している場合は、通信講座で学ぶことも可能です。オンラインで講義を受けたり、DVDを見ながら技術を学習したりとそれぞれに特色があります。講師と1対1で講義を受けられるものやキット一式が付属している講座などもあるため、ライフスタイルや望むレベルに合わせて選ぶことができるでしょう。
4.独学で学ぶ
資格認定を行う団体が発行している公式のテキストを用いて、独学で学ぶこともできます。独学の場合、モチベーションの維持が難しかったり、わからないときに人に聞けないなどのデメリットがあることに注意が必要です。
すでにアイリストとして活躍している方が、さらに知識を深めたり新しい技術を学んだりするのにおすすめの方法といえます。
アイリストに向いているのはどんな人?
まつエクは、デリケートな部位に細い人工毛を接着するという、とても繊細な作業です。一方で、お客様の要望をとらえ、的確に形にするというコミュニケーション能力も問われます。
そんなアイリストに向いているのはどんな人なのか、ひとつずつ見ていきましょう。
細かい作業が得意
目元への施術は、過去の被害事例からもわかるとおり、とても神経を使う作業。決して大きくはないパーツのさらにまつ毛という細い部分に一本ずつ接着するのは、手先の器用さと集中力が必要です。
そのため、手先が器用で細かい作業をするのが好きだという方に向いています。
メイクが好き
まつエクは顔に施し美しく彩るという意味では、メイクの一種だといえるでしょう。そのためメイクが好き・興味がある、流行に敏感な方に向いています。
メイクが好きな人であれば、時代に合わせたメイクの傾向や新しい手法なども積極的に取り入れ、施術に活かすことができるため、お客様の満足度を高めることができるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
アイリストは、ただまつエクを行うだけでなく、お客様の要望を聞き出すためのカウンセリングや居心地をよくするための会話など、接客も大切な仕事の一つです。
お客様の言葉からニーズを読み取る力やお客様を楽しませる話術など、人と接するのが好き・接客が得意だという方に向いています。
アイリストの仕事内容や働く場所、働き方を紹介
ここからは、アイリストの施術以外の仕事内容や就職先、働き方について紹介していきます。アイリストを目指している方や興味がある方は、是非チェックしてください。
業務内容
まずは施術です。まつエク以外にまつ毛パーマやアイブロウなども行います。また、サロン業務として受け付けやカウンセリング、店舗の清掃や道具の洗浄・準備、予約管理や集客の施策も大切な仕事です。
アイリストとして接客を行うだけでなく、店舗運営に関わるさまざまな業務をこなさなければなりません。
就職先
アイリストの就職先として、アイラッシュサロンがまず思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。実はまつエクを行うサロンはアイラッシュサロンだけではありません。まつエクを取り扱う美容室やネイルサロン、トータルビューティサロンなどでも需要があります。
トータルビューティサロンや美容室では、美容師の資格を活かしてヘアカットやメイクなどもできるのがメリットです。
働き方
アイラッシュサロンや美容室に就職する以外に、フリーランスとして活躍することもできます。業務委託契約をしたり、面貸しやシェアサロンで自由に働いたりすることも可能。
自宅や賃貸物件で独立開業をすることもできます。ゆくゆくはアイラッシュサロン経営のオーナーになることも夢ではありません。
まつエクサロンで独立・開業するなら予約システムの導入がおすすめ
まつエクサロンを開業する、フリーランスとして独立する場合、最初はすべての業務を一人でこなさなければなりません。業務効率化は必須といえるでしょう。
サロン業務のなかでも大きな負担となるのは、予約管理と集客です。予約システムを活用して、上手に業務効率化をするのがおすすめ。そこで、まつエクサロンにおすすめの予約システム「リザービア」を紹介します。
アイリストとして独立・開業を目指す方は、以下のページでまつエクサロン開業のお役立ち情報や成功事例もチェックしてみましょう。
アイリスト・まつエクサロンオーナー様向けお役立ちコラム・成功事例
まつエクサロンの集客に活用できるInstagram連携機能
まつエクサロンの宣伝には、アイラッシュデザイン例やお店の雰囲気を伝えるのにピッタリのInstagramを使うのがおすすめです。すでに活用されている方も多いのではないでしょうか。
リザービアでは、Instagramと連携して投稿やハッシュタグから予約画面に遷移させる機能が、オプションで利用できます。遷移した予約ページで口コミもチェックできるので、最後の一押しに役立つでしょう。
美容に興味がある方が広く利用しているInstagramを集客ツールとして、最大限活用することができます。
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ポータルサイト・Google・SNSからの予約を一元管理
リザービアはポータルサイトやGoogleなどとも連携でき、すべての予約を一元管理することが可能です。ポータルサイトやSNS、ホームページやGoogleビジネスプロフィールなど、予約窓口が増えればその分予約管理は煩雑になり、ミスも増えてしまうことが考えられます。
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まつエクの施術に必須の美容師免許とあわせて民間資格も取得しよう
まつエクの施術を行うには美容師免許が必須です。さらにデリケートな場所への繊細な施術なので、民間資格も取得するのがおすすめ。資格取得には、美容学校やスクール、通信講座などがあり、自分に合った方法を選ぶことができます。
アイラッシュサロンの開業やフリーランスとして独立を考えている方には、業務効率化に役立つ予約システムのリザービアがおすすめです。
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